*たからものさがし*



てらてら坊主




~たからものさがし~


息子と一緒に過ごす中で、強く感じて来たこと。
それは、『生活の中で見通しを立てる。』
といった事でした。
時間の流れるままに過ごすと、決まって・・・
収集が着かない修羅場となるので・・・
それは、お互いにとてもつらいことでした。

前もって、「今から○○に行くよ。」「○○してから○○だからね。」
ひととおり、言葉で理解できてきた時期でも、あったので、
(具体的に、端的に、はっきりと言うと伝わりやすかった・・・)
(ホントは、目で見て分かるカードの方がよかったかも)
絶えずそういって聞かせながら、順序だてて過ごせるようにしました。
お出かけ大好きな息子なので
私が、そういって自分から、洋服を着替えると
「あっ・・外行くんだ。」というのが、わかって
自分で、出かける用意を喜んでしていました。
(待ってられなかったり、しましたが・・・・笑)

1日のスケジュールも、行くところがあると
時間の節目の見通しがつき易く・・・
規則正しい生活リズムがなんとか
できてきました。少しずつ多動も幾分・・・
マシになっていくように感じました。

いつも行く児童館・ちょっと遠い児童館・同じ区の中にある児童館
公園めぐり・バスに乗って京都御所・植物園・・・・。

毎日、毎日積極的に出かけました。
遠い場所には、出来るだけ公共のバスや電車を利用しました。
(変化へのパニックが、なかったからできたのでしょうね・・・・)

この頃、もうひとつ外に出て行く理由が
私の中にはありました。

信号の待ちかた。

道端に咲いている、草や花。

風が吹くということ。

空は、広いという事。

雨の日は、川の流れが急なこと。

いつも食べている大根は、畑にあるということ。
水をあげて大きくなること。

ボタンを押す事に、息子は必死になりましたが・・・
バスの中では、降りる時に1回だけ押す事。
順番があること。
いつでも座れるわけではない事。

そとにでれば・・・話かける話題が、たくさんあったことでした。

そして・・・心の中に、たくさんの実感や経験を分けてあげたかったのです。

そして・・・言葉はほっといても、自然に育つ子。

というよりは、実感を与えなければ吸収しにくい・・・・
お湯と、水の違いも触らせて、ことばを添える。
毎日が、サリバン先生状態でした。(笑)

”目に見えないものが分かりにくい?”
(名詞は増えても、形容詞・感嘆詞は全く発しませんでしたから。)

日々・・そう感じていた私から・・・息子への・・・ 

心の土壌作りが始まったのです。


それと、目から入る情報を取り入れすぎる?
ものの見え方が、整理しにくい為に
家の中で落ち着かないのかと、
カーテンも白にし、色が氾濫しないようにしました。

ここは、遊ぶ場所。ここはおもちゃを置く部屋。・・・というように
わかりやすい空間作り・・・
生活の中で、構造化を実践してみました。



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