趣味の店・薬局

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2001・汗


 今年も夏がやって来ました。ここ数年夏といえば猛暑という形容をされていましたが、気温が35℃を超えると酷暑というそうです。
 前回の「暑い夏の知識と知恵」では汗腺の数、熱中症について、お話しましたが、今回は汗にスポットをあててみたいと思います。
 汗の成分は、99,5%が水分であとの0,5%の中に塩化ナトリウム、アンモニア、尿素、乳酸、糖などが入っています。汗自体の成分は以上ですが、
汗は皮膚の上にかくものですので、皮膚の皮脂、角質(いわゆるアカ)も忘れてはなりません。汗腺には、アポクリン腺(臭腺)とエクリン腺(汗腺)とがあり、人間ではエクリン腺がほとんどで、日本人の平均は230万個といわれていて、
汗の分泌料は一日約3リットルです。汗は2種類あります。精神性発汗:精神の興奮や痛覚刺激によって、手のひら、足の裏、わきの下、顔面のみに発汗する。と温熱性発汗:蒸発熱(気化熱)によって体温調節をする。です。
①では、あせもはどうしてできるのでしょうか?汗疹性湿疹というのが正しい
あせもの病名で、定義は汗の刺激による湿疹様変化だそうです。つまり、汗口や
汗腺が角質などでふさがれ汗が皮膚内にたまり、紅色の小水疱ができるのです。
ちなみに、あせものよりとはあせもの化膿したもので、膿疱性汗疹といいます。
あせもは特に顎の下と首に出来やすく、裸(皮膚を露出)だとかえって汗の蒸発が速やかでなくなるので、木綿肌着の着用をお勧めします。
②あせもに対する工夫と処置は?まず、汗をかいたらお湯でシャワーかお湯で
拭いて下さい。皮脂は油ですから、お湯の方がきれいに落ちます。そして、最後に水で汗腺を引き締めてください。(皮膚を清潔にし、適度な新陳代謝を促進します。)石鹸は、一日に1回に!あまり使いすぎると皮膚の常在菌が死んでしまい、かえって刺激から皮膚を守れなくなります。また、痒いからとこするのはよくありません。シャワーで流して、タオルで余分な水分を取る。入浴時は石鹸の泡で汚れを落とすだけで十分です。くれぐれもゴシゴシはしないで下さい。入浴、シャワー後のベビーパウダー等の使いすぎは汗腺をふさいでしまいますので要注意です。(あせもは汗腺がふさがって出る症状です。)
③あせもの予防、治療には桃の葉のローションをお勧めしています。あせもの
チクチクがおさまります。冷蔵庫に入れておいてお風呂上りにピタピタすると
とても気持ちいいです。また、外出時にはチャック付きの子袋に化粧綿に湿らせたローションを持って行き、内ひじ、首等を拭いて下さい。あせもは痒いので、ついつい掻いてしまってとびひ(伝染性膿化痂疹)にしないように注意しましょう。(ひどくなってしまったら、皮膚科を受診しましょう。)
⑤最後に、汗をかいたら速やかに着変え、風邪をひかないようにして下さい。

上記の「桃の葉のローション」について、ドラック・ストア等で安い物を購入した所、全然効かなかったと何人かの人からご指摘を受けました。薬局で相談の上、ご購入ください。安くても効かない物を購入するくらい無駄な事はありませんので。趣味の店・薬局では、売ってますよ。(宣伝)


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