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くるりん星人

くるりん星人

2006.12.21
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カテゴリ: ◆懐かしい人々
ある日、中国の北の方住んでいた老人の馬が逃がしてしまいます。その馬はとても良い馬だったので近所の人はとても気の毒がって老人をなぐさめに来ました。


『このことで幸福にならないとも限らないよ・・・』

と残念がっている様子はありません。

そしてある日その馬はたくさんの馬を連れて戻ってきました。

近所の人がお祝いに行くと、老人は喜びもせず

『このことで災いにならないとは限らないよ・・・』

と言いました。

そしてまたある日、この老人の息子がその馬から落ちて足を骨折してしまいました。



『このことで幸福にならないとも限らないよ・・・』と言いました。

そして一年も経った頃、戦いで村の男達はみんな死んでしまいましたが、長男は怪我のため戦地には行かず助かりました。


という【人間万事塞翁が馬】という中国の古い言い伝えがありますが、

この『人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)』は青島幸雄さんの小説です。

自分の母親は60年に一度の丙午の生まれ年・・・・

ちょっとはしゃいでいると『ああ丙午だから・・・・』と言われ、
ちょっと沈んでいると『ああ丙午だから・・・・』と言われ続けたそうです。


なにをやってもそういわれるのなら開き直って生きよう・・・と人生を生きたそうです。

そんな母親の事を書いたこの小説は直木賞を受賞しています。




青島幸男さんか昨日お亡くなりになりました。

若い人にはドラマ『踊る大捜査線』では主人公の青島俊作が「都知事と同じ青島です」と自己紹介していた・・ことでもおなじみですね・・・・・






そして『あしたがあるさ!』『スーダラ節』を作詞したのも青島幸男さんです。。


私たちにとってはもう語っても語りきれない昭和の人だと思います。

ご冥福をお祈りします。







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最終更新日  2006.12.21 08:56:14
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