今日、何読んだ?

今日、何読んだ?

全て | カテゴリ未分類 | 日記 | ニュース | スポーツ | 内政 | 映画 | 教育 | 自己啓発 | 健康 | ノンフィクション | 読書論(術) | ビジネス | 勉強法 | 仏教 | 生活 | 野球 | 人生論 | 安全 | 外交 | 趣味 | 音楽 | 科学 | | 手帳 | 文章術 | 脳,睡眠 | 歴史 | 小ネタ | 絵画 | ダイエット | 法律 | 小説 | グルメ | 俳句 | 旅行 | 従軍慰安婦 | 歯の健康 | スピリチュアル | 文学 | 報道 | 冤罪 | サイバー | 芸能 | 靖国 | 神道 | 貯金 | キリスト教 | 料理 | エッセイ | 江戸川乱歩 | 横溝正史 | 松本清張 | 今野敏 | 森村誠一 | 中山七里 | 東野圭吾 | 芦辺拓 | 貴志祐介 | 有栖川有栖 | 二宮敦人 | 我孫子武丸 | 道尾秀介 | 法月綸太郎 | 薬丸岳 | 深木章子 | 桜井美奈 | 知念実希人 | 澤村御影 | 中村颯希 | TERU | 飛野猶 | 内藤了 | 下村敦史 | 秋吉理香子 | 村田沙耶香 | 丸山正樹 | 横山秀夫 | 松葉紳一郎 | 真言宗(密教) | 日蓮宗 法華宗 | 仏教総論(概論) | 禅宗 | 浄土教系 | 佐竹一彦 | 般若心経 | 高柳芳夫 | 伴野朗 | 阿井渉介 | 姉小路祐 | 日下圭介 | 山邑圭 | 鳴神響一 | 葉真中顕 | 近藤史恵 | 翔田寛 | 黒川博行 | 大門剛明 | 染井為人 | 福澤徹三 | 阿津川辰海 | 二階堂黎人 | 廣嶋玲子 | 斜線堂有紀 | 貫井徳郎 | 望月麻衣 | 塔山郁 | 久坂部羊 | 海堂尊 | 月村了衛 | 安達瑶
2021.04.16
XML
カテゴリ: ビジネス

左遷社員池田リーダーになる 昨日の会社、今日の仕事、明日の自分 [ 鈴木孝博 ]

 さて池田は決して左遷社員ではなかった。
 最終的にフリージアの副社長にまで上り詰めるのだが、会社の広報誌を作る部署に配置転換になってからの彼の活躍が、このフリージアという会社を救ったという物語である。
 しかしそれにしてもコンさんと言う元副社長の会社に対する並々ならぬ情熱は会社の DNA となってその後、後輩たちに脈々と引き継がれていったのだ。
 そもそもコンさんは創業者の一人であった。
 それゆえ彼は会社の掃除夫に身をやつし、会社内で池田の前に出没してノートを渡し続ける。
 それは池田がリーダーに上り詰めるための細かい指示書だった。
 それはともかくこの創業者の周りにはその後創業者たちが育成してきた橘のような子会社に出向させられた者もいて、静かにその時を待つ

 そのことを機敏に察知する能力を持っていたのはコンさんだ。
 ようするに池田その他の社員はフリージアの危機に気づかなかったのだ。
 そのままだとフリージアは吉田というものに食い物にされたのではなかったろうか。
 そうだとすれば美味しいソースやドレッシングはできなかったことになる。
 つまり市民のためにならなかったということである。
 ところで本書では経営について大事なことが示唆されていた。
 会社の経営は市民のためにある、市民の喜びのためにある、市民の幸せのためにあるということだ。
 つまり理念ですね。
 それに対し白川・吉田路線は会社の経営は資本の形成だと言っている。
 この二つの、つまり市民のための仕事かそれとも自分たちの資産形成のための仕事なのかの経営の理念のせめぎ合いが本書の髄であった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.04.16 05:00:07
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: