これから注目される夢の新素材といえばセルロースナノファイバー(CNF)だろう。
重さは鉄の5分の1だが、強度は鉄の5倍。CNFの材料は樹木。
日本は国土面積の7割が森林という森林大国なので、材料はいくらでもある。
ビジネス上のフロンティアはまだまだ存在する。
それはアフリカだ。
アフリカといえば、貧困、飢餓、エイズなどの疾病、内戦などを思い浮かべるだろう。
しかし、アフリカは天然資源に恵まれているし、若くて巨大な人口がある。
アフリカは大きく成長する可能性を秘めた地域なのだ。
2010年にアフリカの人口は10億人を突破し、2015年に12億人となった。
2020年には13・4億人、2030年には16・8億人に達してインドや中国を上回り、2050年には24・8億人まで増加する(国連予想)。
関西ペイントの全売上高のうち9%はアフリカ向けだ。
同社のアフリカ進出はその技術力・製品力に支えられている。
まず、注目の製品は「アレスシックイ」。
日本の伝統的な建築素材「漆喰」と同様に消石灰を主成分とした塗料だ。
アレスシックイには抗ウィルス効果がある。
長崎大学熱帯医学研究所が7ヵ月にわたる検証実験により、ノロウィルス、エイズウィルス、エボラウィルス、天然痘ウィルス、インフルエンザウィルスA香港型などに対する抗ウィルス効果を実証した。
日本の国土面積は世界61位の広さ。
ところが、排他的経済水域(EEZ)の面積は447万と、国土面積38万の約12倍もあり、世界6位だ。
実は日本は広大な国といえなくもない。
もし、この広大な排他的経済水域の海底に資源が埋まっているとしたらどうだろう。
日本は資源大国ということになる。
日本といえば資源を輸入する国というイメージが強いが、「日本発」の資源を輸出する国に変わるかもしれない。
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