今日、何読んだ?

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2024.10.22
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カテゴリ: 科学

コロナ後の世界を生きる 私たちの提言【電子書籍】[ 村上陽一郎 ]


 そもそも本書はコロナ騒動の最初に書かれた本だ。
 2020年ですからな、4年前。
 もうそんなときにコロナ後の世界を書いているんだから大したもんだ。
 複数の識者がそれぞれの立場から書いたもので、書きっぷりは実にしっかりしている。
 ただ、今の世のコロナの状態までは読み切れていなかったようにも思う。
 今は亡き安倍晋三氏がエビデンスのない、休校、そしてアベノマスクを配布した点を批判しているのは、全くその通りだ。
 安倍さんは結局超長期政権についていただけだったという評価しか出ないんじゃないか。
 裏金問題についてもこのコロナ禍の問題にしても結局うやむやなまま暗殺されてしまったという感じだ。
 さてその本書の結論であるが、

 高山義浩
 今回の新型コロナウイルス感染症は私たちの社会が過密になっており、感染症に脆弱であることを教えてくれた。
 私たちはワクチンや治療薬を心待ちにするばかりでなく、持ち込まれた感染症が自然に消えゆく社会を目指していく必要がある。
 発熱などの症状があるときは外出自粛をこころがけ、学校や会社を休むのがあたり前の社会。
 混雑を生じないように時間的、空間的に分散しており、自転車での移動が標準となるような都市設計。
 在宅でできる仕事は、できるだけ在宅でやれるような業務管理。
 出張を減らしてオンライン会議を定着させること。
 咳エチケット、特に手のひらに向かって咳やくしゃみをしない心がけ。
 外出した後と食事の前には手を洗う衛生習慣。
 病院や高齢者施設に行くときは体の弱い人が集まっていることを認識し、とりわけ周囲への感染予防を心掛けること。
 こうした暮らし方を身に着ける事が出来れば、ウイルスは持ち込まれにくくなり、持ち込まれても流行できずに消えていくはずだ。
 これこそが、「新型コロナウイルスのある世界」で暮らすうえで求められていることであり、感染法に強い社会へと成長するために学び取るべきことだろう。

ということ。
     既に2020年すなわちコロナ初年の段階でこのような結論を出されていたとは、敬福に値する。
     次、これもコロナ騒動初期の段階で
 出口治明
 全世界が直面している課題は共通して以下の3つだと思います
 1つはウイルスは人を乗り物にしているわけですから感染を避けるためにステイ・ホームを要請するというのはまっとうな政策だということです。
 人との接触がなければウイルスは移動できなくなります。
 ワクチンや治療薬が見つかるまではステイ・ホーム以外の方策はありません。
 二番目としてそのステイ・ホームが可能になるのはエッセンシャルワーカーと言われる人たちが働いていてくれるからです。
 医療従事者を筆頭にスーパーで働く皆さんや流通にかかわる皆さん、食料品を生産している皆さん、あるいは交通・運輸を担当している皆さんなどそういう人たちはステイ・ホームが出来ないわけです。
 だからそういう人たちにどのようにモチベーション高く働いてもらうか。
 感謝と支援をどのように行うかが要請されます。
(中略)
 3番目の問題はステイ・ホームはほとんどの人にとっては収入減になってしまうということです。
 そういう中で誰が一番ダメージを受けるかと言えば、パートやアルバイトなどの社会的弱者であることは明らかです。
 その弱者に対して所得の再分配政策をどのように短期間で設計、実施できるかということを今各国が競っているのです。

とまで分析していたことは素晴らしい。
     新型コロナが収束した今も十分に通用する。
     恐れ入る。(8/17記)





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最終更新日  2024.10.22 06:01:16
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