(詩)天国の特別な子供



天国の特別な子供       作 エドナ マシミラ


会議が開かれました。

地球から遥か遠くで 「また次の赤ちゃん誕生の時間です。」

天の神様に向かって天使達は言いました。

「この子は特別の赤ちゃんで、沢山の愛情が必要でしょう。

この子の成長は、とてもゆっくりにみえるかもしれません。

もしかして 一人前になれないかもしれません。

だからこの子は、下界で出会う人々に 

特に気を付けてもらわなければならないのです。

もしかしてこの子の思うことは、上手く解ってもらえないかもしれません。

何をやっても上手くいかないかもしれません。

ですから私たちは、この子がどこに生まれるか 

注意深く選ばなければならないのです。

この子の生涯が、幸せなものとなるように 

どうぞ神様この子の為に素晴らしい両親を探してあげて下さい。

神様の素晴らしい任務を引き受けて下さる様な両親を。

そのふたりは、すぐに気がつかないかもしれません。

彼らふたりが、自分たちに求められている特別な役割を。

けれども、天から授かったこの子によって生きることの意味と、

豊かな愛を知ることになるでしょう。

やがてふたりは、 自分たちに与えられた特別な

神の思し召しを、さとるようになるでしょう。

神から与えられたこの子を育てることによって」

柔和で穏やかな、この尊い授かりものこそ

天から授かった、特別な子供なのです。






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