濫読屋雑記

濫読屋雑記

2011年03月29日
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はい、久々の更新となります。 震災直後のショックから一時的に酷くなっていた欝も、最近、ようやく小康状態となりました 。ヤレヤレです。しかし、 被災地で避難されている方々や第一線で活動している自衛隊や警察、消防、海上保安庁をはじめとする関係諸機関の方々のご苦労を思えば大したことありませんね。あと、福島第一原発で決死の思いで活動されている方々のことを考えれば…

さて現在、 私の勤めている高校の学校図書館では、春休みを利用して蔵書点検の真っ最中です 。何せ、本校には3万冊の蔵書があるのですから、これを図書主任や係り教員に手伝ってもらっても、実際システムを動かせるのは私だけなのですから、実質私一人で、3万冊の本の蔵書点検を行っている状況です。 なんとか、今週中に終わらせて、来週は生徒のカード情報の年次更新と、新入生の新規登録作業に入りたいものです

と言った次第で、欝から立ち直ってからの第一弾目ということで、今日は、私の大好きな鉄砲のお話を本と絡めて進めて行きたいと思います。

まず、最初にですが、 私は昨今の新型銃は好きではありません 。どうも機能性や人間工学、機械工学を取り入れて、どれもこれも同じ形の鉄砲になっています。そういったものにも勿論、機能美やらがありますが、どうも、私にはしっくりこないのですよね。ですので、私が集めるモデルガンやらガス銃は、第2次世界大戦以前のものがほとんどです。 だって、そのくらいの時代までの銃の方が、個性があって良いじゃありませんか 。ピストルひとつとって見ても、シルエットを見るだけで、これはドイツのワルサーP‐38、これはイギリスのエンフィールドMk.2、イタリアのベレッタ、ソ連のトカレフ、日本の南部十四年式、アメリカのガヴァメントなどなど。 個性豊かで、その国の用兵思想や設計者のアイディア、個性が浮き出ていて楽しいじゃないですか

とまぁ、書いてみましたが、 今私の中での鉄砲のマイブームは黒色火薬の硝煙香る、フリントロック式やマッチロック式(火縄式)などのヨーロッパ中世の鉄砲です 。この時代、ちょうど鉄砲、火縄銃が戦場での地位を確立した時代を簡単に紹介しているわかりやすい本として、 滝沢聖峰 さんの『 【送料無料】Tale of Rose Knight(v.1) 』(大日本絵画、2008年1月)のシリーズがあります。最新3巻は今月出版されました。

この漫画の内容は、戦記コミックの第一人者である 滝沢 さんが描く 歴史アクション・ファンタジーです 。16世紀イタリアの戦乱を横糸に主人公のイタリア人傭兵と二人の「ばら」の名前を持つ女傑との絆を縦糸に織り成される重厚な物語が描かれたこの作品。16世紀のヨーロッパの戦場での戦術、方陣、長槍による歩兵、従兵、砲兵、騎兵が理によって整然と戦う姿が描かれています。 また肥沃なイタリア北部地方を狙うフランス王国と防戦するイタリア諸都市の連合の間の諸勢力内部のいさかいや、ランツェクネヒトと呼ばれたドイツ傭兵を扱う難しさなど、どこか牧歌的であるが非常に生臭い駆け引きが見所です。16世紀のイタリアにおける戦争とはこのようなものだったのかと読者を瞠目させる1冊です。興味のある方は是非、ご一読のほどを。

というわけで、まずは1冊さらりと紹介しましたが、続いて今、というか欝でウジウジしていた時に気分転換がわりに見ていたのが、ナポレオン戦争時代を描いた戦争ドラマです。これが、 黒色火薬の硝煙香る陸戦がお好きな方にお勧めの 炎の英雄 シャープ DVD-BOX 1 』と、『 炎の英雄 シャープ DVD BOX 2 』、『 炎の英雄 シャープ ?新たなる挑戦? マハラジャの城砦 』です。これは、最初、楽天レンタルで見つけて、全巻借りて見た後、勤勉手当で大人買いしたシリーズです。こんなことしているから貯金が貯まらないのですがね。

内容は、ナポレオン戦争時のヨーロッパを舞台に、孤児院の出身からイギリス陸軍の英雄へと駆け上がった将校 リチャード・シャープ の活躍を描く歴史アクションドラマです。19世紀初頭、イギリス軍はスペインらと同盟を組み、ポルトガルを拠点としてナポレオン率いるフランス軍と交戦していました。俗に言うところの「半島戦争」です。 第95ライフル連隊 の軍曹 リチャード・シャープ は将軍 ウェルズリー 、後の ウェリントン公爵 の命をフランス兵から救ったことにより中尉に昇格、精鋭ライフル部隊"選ばれし者"の指揮を任されることになります。当時の将校は貴族出身であることが当然であり、一兵卒出身のシャープは周囲から様々な差別や妨害を受けます。しかし シャープ は"選ばれし者"とともに数々の困難を克服しながら次々と任務を遂行し、その階級を着実に上げていく、といった物語です。

この作品も当然、原作本があります。 バーナード・コーンウェル 著、 原佳代子 訳『 【送料無料】イーグルを奪え 』(光人社、2004年6月)がシリーズ第1巻目になります。この原作本を知ったのが、最近注目している漫画家の 速水螺旋人 さんのポケット画集『 【送料無料】螺旋人リアリズム 』(イカロス出版、2010年8月)の「 螺旋人リアリズムの本棚 」というコラムに紹介されいていたからです。ここから私の共感する一節を取り上げてみますと「 (前略)また僕は、フリントロック式の古式銃が大好きというマイナーな趣味の持ち主で、「ページの合間から硝煙がたちのぼる」と称されるバーナード・コーンウェルの小説はこの嗜好を満たしてくれる数少ない作品の一つだ。剣と銃がある程度対等だった最後の時代、殺すべき敵と顔を突き合わせていた最後の時代、戦いが冒険でもあった最後の時代。いや、当人からすると冒険どころではないだろうけれど。(後略) 」といった次第です。私もこのシリーズは読んだのですが、残念なことに光人社さんは2004年から出している新装版は2巻目で途切れていて、その前の古い版は相互貸借できないといわれて全12巻を読破してないのですよね。 ドラマは全部見たのに、原作は未消化というこの欲求不満な状態。何とかしてほしいです

こんな感じで、鉄砲に関する所感を書き綴ってみましたが、意外と多くの本やDVDが紹介できたのでびっくりです。また、『 シャープ 』シリーズで登場していた 第95ライフル連隊 に関しては、 これに関する本を今ちょっと集めているので、これに関してもブログで書く機会があるかもしれません 。この戦闘部隊、非常に興味深いのですよ。詳しくは紹介する機会に譲りますがね。最後に、最近手に入れたフリントロック式ピストルを模したエアガンを紹介して終わりにします。それでは。

KTW 18才以上用 エアガン フリントロックピストル






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最終更新日  2011年03月29日 23時30分07秒
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