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俺とユーロとC.D.と・・・(何
第6話『2人の別れ』
先生が、記念写真を撮影する。
近づいてきた卒業式は、ついに現実のモノとなっていた。
それが嫌なのか良かったのかは、私にも分からない。
ただ、「恋」の本当の意味を知った私が、今になって心菜に
「諦めろ」だなんて言うのにはあまりにも無茶があった。
でも、私はどうしていいのか、自分自身でも決められなくなっていた。
抜け出せない迷宮に、再び私が入ろうとしているから・・・
今まで通っていたこの中学校とも、今まで同じ三年間を
共に過ごしてきたみんなともお別れ。
涙ぐむのは当然であり、流石に先程までああ考えていた私でも、
涙を流さずにはいられなかった。
そしてみんなは、夢を目指しこの地を旅立っていき、文化と情報の
集合体である日本の「社会」へと羽を広げて飛んで行くのかなぁ・・・
なんて考えたりもした。
本当に私は、この終わり方で良かったのかと、改めて自分に疑問を抱いてもみた。
・・・そう、心菜とも別れてしまうんだ・・・
『今まで、楽しかったね。』
そんな心菜の一言が、私の近くから聞こえた。
誰が聞いても分かるであろう、親友と言えるべき心菜の声だ。
満面の笑顔と、ちょっぴり流れている涙は、私の心に強い何かを訴えかけて
きている気がした。
悲しみと嬉しさの二つが重なった、中学校生活の象徴とも言うべき心菜。
別の学校に行ってしまう事自体が、私にとって信じられないと何度も
思ってしまう時があったが、真実を受け入れる事を決めた私の心に
迷いはなく、『心菜は別の学校に行ってしまう』という事実は
私の内に確かに受け止められた。
『・・・うん。』
でも、つい暗い顔をして言ってしまう私に変わりはなかった。
今まであんなに楽しい生活を、私に与えてくれた心菜が別の高校へと
進学していってしまうという事・・・。
メールや電話と連絡手段は確かに多種多様ではあるが、
それだけでは伝えられない、近くにいないと分からない「何か」があると私は確かに感じていた。
そして私は、今その言葉を改めて認識した。久しぶりの響きだった。
『温もり』
私から抜けていくものは、ちっぽけな一つの「暖かさ」。
でもそれが私をどれ程冷めた人間にしていくか、信じるモノを失った私は
生きていて信じられるモノが無い「寂しさ」を、今初めて
知る事となった。冷たく悲しい風が、私にただ吹き付けるばかりであった。
心は再びその窓を閉め、光の差さない空間が、私の中に表れた。
『大丈夫だよ、元気だしなって!』
心菜はそう言って、私の肩をポンと叩いてくれた。
そうだ。確かに心菜は近くにいなくても、生きているという事は分かっている。
いくら違う学校で合う回数が減るとは言え、同じ時間に同じ呼吸を、
私達は同じ世界で生きているんだ、という事を実感した。
それであれば、決して私の前からいなくなっても怖くは無い・・・
私は、心菜から「勇気」を貰った。
この勇気を、何とかして心菜に返してあげなくちゃ・・・
「でも、今なら言える!これなら、きっと・・・!」
私はそう考え、自らの想いを犠牲に、心菜にこう言った。
『心菜、泰斗に告白しないの・・・?
チャンスは、今日しかないんだよ!』
本当にこれで良いのだと、私は自分の胸に何度も言い聞かせた。
自分は泰斗に嫌われてしまっているし、ウザいとまで言われた
見捨てられた人間なんだと、嫌でも諦めない自分の心を何とかして
止めようと努力した。迷宮に入るか入らないかの、最後の勝負だった。
これが本当に、最後になるのかもしれない・・・でも私は、
心菜に貰った勇気を決して無駄には出来ない・・・
迷いに迷った上での、最後の決断だった。
心菜は私の気持ちを受け取ってくれたのか、私を見ながらこう言った。
『ありがとう、飛織・・・。頑張ってみるね。』
青春が終わった。私は本当に、この恋の行く末を知る事が出来たんだ・・・
目が潤んできた・・どうしてだろう、もう本当に諦めたハズなのに・・・
第一私なんかじゃ、泰斗にはダメだったんだ。ウザいとまで言われた
私の心と身体は確かに痛み続け、誰にも助けを求めず一人でただ荒野を
彷徨ったような状態ではあったけれど、それでも友情という名の
同じ親友という立場にある心菜の方が、私よりも泰斗にはずっと合ってると
思う・・・。
ちょっとスッキリした気持ちになれなかったけれど、私は静かに
泰斗の元へと向かっていく心菜を見送った。
それが私には、まるで二人の結ばれていく姿のように思えた。
『泰斗君っ!』
心菜が、泰斗を呼んだ。
全てはここから始まるのかと期待しているような、そんな妙な胸騒ぎを心菜は覚えた。
確かに、この情景はあからさまに二人が結ばれる様を映しているように思えた。
『心菜・・・』
『あのね、泰斗く・・・』
心菜が泰斗に、そっと近寄る。
泰斗の表情は至って固く、以前としてその顔を変える事は無い。
ここでなら言えると確信して、いざ口に出そうと思った心菜。
まるでそれを待っているかのように、多少の間隔を空ける泰斗。
しかし運命は、全てを切り離した。
『飛織知らない?』
『・・・っ!』
『し、心菜・・・?』
『ごめ・・・』
心菜は、泰斗から離れた。
知ってしまったのだ。心菜は、泰斗がどう想っていたのかを。
やはり自分では駄目なのかと心菜は改めて自覚してしまった。
「悲しくても、やっぱり私じゃ泰斗君には見合わないのかな・・・」
そう考えた心菜は、溢れ出る涙を抑え、飛織の元へと歩いていった。
その一歩一歩が冷たく、厚く、まるで銅のような重みを持っていた。
助けを求める者もなく、ことごとく敗れ去ったような孤独な思いを覚えた心菜。
もう言い残す事は無いと、えぐえぐ泣きながらも、覚悟を決めた。
「泰斗とは、同じ学校なんだっけ・・・」
一方、飛織はただ考え続けていた。もしこのまま心菜と泰斗で
結ばれてしまうのであれば、私が泰斗と同じ学校に行った時、私の立場は
どうなってしまうのかと。・・・まあ、当然あそこまで言われたんだから
かなり酷い事に変わりはないんだろう、と改めて自分に言い聞かせていた。
悲しい事実ではあるが、あれは自分のせいでもあるんだし、どうして
ウザいか分からない時点で私は駄目だったんだなと、いつになっても
そう考えていた。
「泰斗は、心菜とどんな風に付き合っていくのかな・・・?」
考えたくはなかったとしても、流石に双方の事は昔から知っているとだけ
あって、つい考えてしまう。確かに良く合う二人だと思うし、お互いが
お互いをカバーしていけるような素敵な夫婦になると思う・・・
除け者にされてしまった私は悲しいけれど、そうでもしていなきゃ
あんなに良い二人は出来なかったんだ・・・と、私は未だに後悔していながら
そう自分に言い聞かせた。
『飛織・・・』
心菜の声だ。ただ、あまり明るそうな感じではなく、うつむいた様な
感じで私に話しかけてきている。
『心菜!?』
私は思わずびっくりしてしまった。心菜の声が異常に暗いのだ。
これまでにないような、悲しみのみが心の中に在るような、
心菜であって心菜でないようなこの声。私には、到底信じる事も出来なかった。
まさか・・・とは思っていたが・・・。
『どうだった・・・?』
恐る恐る、私は心菜に聞いてみた。
以前の状況よりも更に重い、何かが上にあるのではないかと思う程の
重圧感が、心菜にはあった。
これが夢であれば良いと、私は祈っていた。心菜がどんな風になったのか、
その顔は嘘だと言ってくれれば良いと、私は本当に思った。
いつにもなく暗く悲しい心菜の顔は、これまでにない「哀愁」というものを
私に感じさせた。
もし、これが真実であれば、心菜は、泰斗とは・・・
『あのね・・・』
心菜は静かに口を開き、私にそっと話してくれようとしていた。
先にある一言一言が、全て私の耳に叩き込まれるように私は
心菜に耳を傾けた。
最後の最後でそんな事にはならなかったよね・・・?心菜・・・。
しかし、全ては事実となり、私の耳にスッポリと入ってきた。
『飛織っ!』
『泰斗・・・?』
泰斗だ。何故今になって私を・・・?と私はビックリしてしまった。
その呼ぶ声は、心菜にはより一層大きく聞こえていたのだろうか・・・と、
私はつい考えてしまった。胸に溢れるのは、何故か悲しみと衝撃だった。
でも私のこの赤らんだ顔を見て、泰斗は私をどう想っているのかと、
つい考えてしまった。しかし、その考えが間違っていなければ、
私はどうなってしまうのだろう・・・
考える間も無しに、泰斗が衝撃的な一言を口にする・・・。
『好きだ・・・!』
ほっがーしーざどらいみーくれいじーやなーいあんでー(何
何か妙にハイになって書いてました。ちょいと今回は短めです^^;
しかもかなり低レベル化してますな、今回も・・・
何か大事なシーンのハズなのに変な事考えてたりするし、
やたらと飛織が負けん気強いですし・・・orz
とにもかくにも原作20としてこれ絶対1以下ですよorzorz
2006年4月22日製作
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