扉の前にキミの名前




目の前に広がる赤い色達
・・どうして
あたしの世界はずっとモノクロだったはずなのに

冷たく優しさの無いナイフを握り締める
もう何も出来なくなるんだね

あたしの中に
こんなにも暖かいものが流れていたなんて
知らなかったよ
でももういいの
全て終わりにするって決めたから
キミをおいて
あたしはいくって決めたから

もうなんでもいいんだよね

全て

本当に全て

今日までのこと

キミの優しい目も

あたしを包み込むその大きな手のぬくもりも

キミにもらった言葉だって

そう

キミのナマエだって、忘れて・・・


・・・いいのかな

本当にそれでよかったのかな

冷たいナイフに聞いたって
答えは返ってこないわ

もう一度キミの名前を呼んだら
もう全て終わりにして欲しい


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