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水量も安定してきたし、エア抜きはほぼ終わったと考えて良さそうです。しかし、水温は相変わらず高め。エアコン作動させると、やっぱりオーバーヒートまっしぐら。 駐車場に滑り込んでボンネットオープン。リザーバータンクにボコボコ噴出してたのが随分大人しい事から、洗浄自体は効果があったようです。ラジエーターが正常であればの話ですが。(交換前のラジエーターキャップは検査済み) そうやってアイドリングしたままエンジンルームを眺めてたんですが、ふと違和感を感じました。オーバーヒート寸前まで水温が上昇した割に音が静か過ぎます。 ファンカップリング、軽い方で固まってないかい? ファンの手応え自体は確認済みなので、シリコンオイルが抜けてしまっている可能性は低いはず。劣化してるとしても、アイドリング程度の回転数でスリップ量がそんなに変わるとは思えません。オーバーホールできないような構造になっているため、修理しようにも丸ごと交換するしか手がありません。 水温計と睨めっこしながら帰宅し、一抹の望みを賭けてバイメタルを触ってみると、ゴミだらけ。(ぉ スカイラインのファンカップリングは、渦巻き状のバイメタルが中央の制御シャフトを回転させる構造になっています。このバイメタルの隙間がゴミで埋まってしまうと、固まって動かなくなります。 下手な薬剤を使うとシール痛めてシリコンオイルが抜けてしまう原因になるため、オイル混じりの汚れはオイルで溶かしてしまえと、手持ちのチェーンルブを噴き付けて耳掻き綿棒で拭き取りました。 当たりです。ファンの手応えが違います。エアコン作動させても水温の上昇が穏やかになり、コンデンサーファンで冷却が追い付くようになりました。走行中にコンデンサーファン作動直後のタイミングでエアコン切っても大丈夫。市内一周しましたが、水温計の針が上半分に入る事はありませんでした。 ラジエーターの寿命が近いのは間違いないでしょうが、この夏は乗り切れそうです。ラベン ホワイトチェーンルブ 180mlラベン ホワイトチェーンルブ 420ml
2009年08月14日
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水温計が作動しないのは故障なんですが、これが仕事をしてるのを確認できるという事態はGTS25t Type-M(というよりR33系スカイライン全般)の場合、かなりヤバイです。 標準の水温計はアナログメーターなのに、作動がかなりデジタル的で、適正温度になると針が水平付近で安定してしまいます。これが目に見えて高温側に動き出す時はコンデンサーファンも大抵作動してるんですが、その作動条件が水温110度程度。通常タイプのラジエーターキャップだと沸点が120度前後、キャップが劣化してたりLLC濃度が高かったりすると、10度なんて誤差の領域です。 要は、水温計見て「温度高くね?」と思ったら、トラブル抱えてる可能性が非常に高いんです。 1年でリザーパータンクが空っぽは早すぎるにょ。 恐る恐るラジエーターキャップ外してみたら、薄っすらと錆びが付着。中を覗くと見事な茶色。垂れる冷却水も鮮やかなグリーンではなく、苔やら藻やらを連想させる緑色。もしかして錆びでコア内部が目詰まりしてるかも。 洗浄剤で掃除してみた方が良いかもしれないとカーショップやホームセンターを見てみたんですが、適当な洗浄剤が見つかりませんでした。車まで水道が届かないので、洗い流すのに大量の水を必要とする方法はちょっと準備の方が…。 通販で取り寄せるかなぁと思って、とりあえずドレンの場所だけでも確認しておこうと、ついでに水漏れはないかと、ライト片手に覗き込みました。 ラジエーター前面が泥まみれに見えるのは気のせい? ラジエーターの背面からライトを当ててみる。 光が漏れてこない面積の方が大きい気がするっす。 もしかして、ラジエーターフィンの目詰まりが原因ですかぁ? アンダーカバーとラジエーターファンシュラウドを外せば洗えますが、内部の錆びも気になります。ラジエーター洗浄剤を取り寄せて後日まとめて処理する事にして、とりあえずエアコン用のスプレー式中性洗浄剤を背面から吹いて飛ばせるものだけ飛ばしておきました。ポリタンク2個を気にせず運転に集中できるスグレモノ!50%OFF 18Lポリタンクガード たおさん象 2個用 片方が一杯でもう片方が空だと流石にこけますが、バランスさえ守っていれば、多少の事では倒れません。中身を入れたら、キャップはちゃんと閉めましょう。(汗
2009年07月27日
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エアコンのコンプレッサー作動と同時にエンストしそう…アイドルアップしてくれないです。テスターで調べた限り、信号は来てるしFICDソレノイドの端子間抵抗値も正常範囲。寒い間にバルブが固着したか塞がったか、そんな感じです。 ソレノイドの抵抗値は冷間時の場合でFICDが25Ω、ACCが10Ωを基準として、上下20%の幅に入っていれば正常です。 交換するとIAAユニット丸ごとになってしまい、とってもお高い。兎に角、洗浄してみることにしました。事前にサージタンクとの間に挟むガスケットを取り寄せておきます。日産純正部品で定価300円ほどなので、ケチらずに。実はAACバルブを洗浄するつもりで、去年の10月には手元にあったりなんかして…寒かったんだもん。(汗 茶色のカプラーがAAC、紫色のカプラーがFICDです。この2つのカプラーとスロットルバルブ前方からエンジン上部を横切ってきているホースを外します。ホースはIAAユニットの根元から抜き差しするのは大変なので、途中の分割部分を外します。いっそ全部外してしまった方が楽かも。ブレーキのバキュームラインとブースト計のホースは、外さなくても何とかなります。 次にIAAユニットの脇に点火プラグへ向かうケーブルの固定ステーがあるので、これを外してケーブルを下にずらし、メガネレンチが動かせるだけの空間を確保。それからIAAユニットを固定している10mm頭のボルト3本を外します。本当はソケットレンチを使いたかったんですが、延長エクステンションが行方不明。 そして最大の難関、エアレギュレーターへ向かうホースをIAAユニットの根元から外します。ここは根性でジワジワ外します。 黒い。しかもベッタリネットリ湿ってます。呉工業のエンジンコンディショナーを吹き付け、爪楊枝でバルブをちょこちょこ動かしてまた吹き付けてを繰り返します。AACバルブスプリングがへたってるように見えるのは気のせい? 洗浄が終わったら、アイドルスクリューを回して穴が半分程度塞がるようにしておきます。古いガスケットを残さず剥いで、新しいガスケットと共に逆の手順で組み付けて完了。 GTS25t Type-Mのアイドリングは650rpmで、アイドルスクリューのみの状態で50rpm低い600rpmに合わせます。暖機後にAACバルブ側のカプラーを抜き、アイドルスクリューを1/8程度ずつ回して50rpm低い600rpmに合わせます。時計回りで回転が落ちます。動かして10秒は待たないと変化が現れないので、気長に調整します。終わったらエンジンを止め、カプラーを接続して終了です。 メーターパネル内のタコメーターはプラス側に誤差が出易くなっています。特に低回転はずれるので、針の太さ分ほど高く表示されると思っておけば、まず間違いないと思います。【送料無料】大自工業★コンパクトデラックス工具★FT-17 コンビネーションレンチ、六角レンチ、ドライバー、ソケット、エクステンションバーなど コンパクト収納で持ち運び簡単
2009年06月08日
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オーバーヒート寸前まで水温が上昇した以上、エンジン内にエアが混入してるのは間違いないでしょう。気持ちが悪いんで、とりあえずエア抜きだけやっておきます。 E-ECR33のRB25DETの場合、サージタンク横に10mmボルトで塞がれたエア抜きプラグがあります。一見するとインテークのエンジン側付け根とスロットルにホース繋がってるので紛らわしいんですが、「熱いとき開けるな」というラベルが貼ってあるので、直ぐにわかります。スロットルに繋がってるのは、吸気温度を安定させるための予熱を得るためなんだそうです。 実際のエア抜きですが、冷えている状態で行います。【簡易エア抜き】ラジエーターキャップを開けてからエア抜きプラグを開放する必要ならラジエーターに補給し、液面が安定したらラジエーターキャップを閉めるエンジンを始動し、エア抜きプラグから泡が出るのを待つ泡が出なくなるか液がそのまま出てくるようになったらエア抜きプラグを閉める 開ける順番を間違えると、逆にエアを吸い込んでしまうので注意。また、エンジンが熱いときに作業すると噴き出して火傷する事があるので、覚悟してください。 参考までに、RB系エンジンの正規の手順は次のようになるらしいです。(ここでいう冷却水とは、LLCを必要な濃度に薄めたもので、ストレートタイプのLLCはそのまま冷却水となります)【冷却水を抜く】イグニッションをONにしてエアコン設定をFH(フルHOT)にするラジエーターとエンジンブロックからドレインプラグを外し冷却水を抜くリザーバータンクから古い冷却水を抜く外したドレインプラグを取り付ける【注入手順】エア抜きプラグを抜ける寸前まで緩める空気が混入しないよう、ラジエーターキャップ部からクーラントをゆっくり(2L/分)注入するエア抜きプラグからクーラントが溢れたら、エア抜きプラグを閉じるラジエーターを冷却水で満たすラジエーターキャップを閉じ、エアコン設定をFHにしてエンジンを始動サーモスタットが開くまで待つ(開くとアッパーホース全体が暖かくなる)3000rpmで10秒間空ぶかしをし、エンジンを冷ますラジエーター内の液面が安定するまで注入手順を繰り返すリザーバータンクに冷却水を適量入れる ところがですね、手順に従ってもなかなか空気が抜けてくれないようでして。ただでさえ水路が長い上にエア抜きの通路が水平に近いため、泡が引っ掛かり易いらしい。GTS25tのRB25DETでは多少改善されてますが、それでもラジエーターが一杯になってもエア抜きプラグから全く溢れないなんて事があります。エア抜きプラグ自体が詰まりやすいらしい。(ぉ このため、ラジエーターキャップの部分に漏斗を差し込んで液面をエア抜きプラグより高くしたり、フロントを少し持ち上げてラジエーターの方に泡が行き易いようにしたりと、皆さん工夫されてるようです。ビリオン RBエンジン用エア抜きアダプター
2009年08月01日
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遅効性のラジエーター洗浄液が近所のお店では見つからないので、蛇口まで数往復するのを覚悟して即効性のラジエーター洗浄液を使う事にしました。 ホルツとソフト99のものしか見つからなかったんですが、時間的に余裕のあるソフト99のG'ZOX ラジエーターフラッシュを選びました。ラジエータードレンにバルブなんてありがたいものは付いておらず、しかも真下からプラスドライバーで開けなきゃならないため、少しでも冷却時間が欲しいというのが理由。 洗浄剤投入後、エンジンを30分回して止め、20分ほど放置。大変なのはここからで、水入れてサーモスタット開くまでエンジン回して水抜いて、色が付いてるからまた水入れて…色も泡も抜けるまで、蛇口までの20メートルを6往復、最初に冷却水を抜いてから4時間経過してました。 エンジンブロックのウォータードレン開ければ、もっと楽に終わります。それをしなかったのは、下に潜り込まないと作業できないから。上からドレンボルトが見えますが、無理に手を突っ込むとエキゾーストパイプで火傷します。横方向に噴き出すため、冷却水の回収も開口面の大きな容器が必要です。 でもって、今回入れたLLC。NISCO(日新商会)の濃縮タイプで内容量2L。裏側は何故か英語で商品名が書いてあります。冷却水の全量は9L以上ありますが、ラジエーター側だけでは半分の4L程度しか抜けないため、1つだと濃度21%前後と少々薄めになるので注意。この際なんでラジエーターキャップも新品。 エンジン回してエア抜き中。泡が大人しくなるまで待つだけなんですが、意外と根気が要ります。それでも完全には抜けないので、軽く回すのを兼ねて廃液処分に行き、熱が引いたところで減った分を補給します。数日は水温と液量に注意しながらの運転となります。 オーバーヒートの症状が続くようなら、ラジエーターコアの詰まりを疑う必要が出てきます(完全に詰まってる部分は洗浄剤が流れない=洗浄できない)。 ラジエーターを丸ごと交換する前に、ダメ元で分解掃除する気ではいますが、これはこれで面倒です。KOYO (コーヨー)レーシングラヂエターTYPE-S (銅2層) スカイライン ECR33/ER34/BCNR33ステージア WGNC34 「ターボ・MT」
2009年08月11日
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