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見出し:希代の山師を通じて、ヨーロッパを旅する。イアン・マカルマン著、藤田真利子訳『最後の錬金術師カリオストロ伯爵』(草思社) “山師カリオストロ”は、様々な文学や芸術(某有名アニメまで!!)に顔を覗かせてきたが、古今東西いずれにおいてもその正体を知る者はいない。 本書は、ストリート・ギャングのジュゼッペ・バルサモが、いかにして、ヨーロッパ上流社会を熱狂の渦に巻き込む大錬金術師・カリオストロ伯爵を名乗るに至ったかが、“アフリカ育ちのオーストラリア人”の著者によって、“根なし同士”という思い入れたっぷりに描かれる冒険歴史小説である。 希代のペテン師と呼ばれるこの芝居っ気たっぷりの男は、はったりのみで世を渡ったのではない。天賦の才と、飽くなき好奇心、博覧強記ぶりが巧みなセルフ・プロデュースを支えて来たのだ。しかしその生涯を“オールイン”させたのが、天運を味方に付ける自信と並外れた行動力であったことがよく分かる。その意味で、カリオストロは“勝負師”であったのだ。 カリオストロはまた流浪の人であったが、この興味深い人物を通じて18世紀ヨーロッパの激動に触れてみるのは面白い。多様で不安定なヨーロッパの栄枯盛衰は時に、一つの視点から辿り、整理することで理解が深まる。 しかし一体、誰かの真実の姿を知ることなど可能なのだろうか。すべての人は、誰かにとって“謎のカリオストロ”なのだから。(了)最後の錬金術師カリオストロ伯爵同じ時代に、カリオストロ伯爵のライバルだった山師の先駆者、カサノヴァの映画。アラン・ドロン様が・・・。↓カサノヴァ最後の恋 デジタルリマスター版
2005/10/31
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明日が終了日となっていた『二紀展』(東京都美術館)を観に行きました。『二紀展』には恩師が出展しており、招待いただいていたので、銀杏の臭いの立ちこめる中てくてくと足を運んだ次第。天気も良く、いい散歩となりました。 今回の展示には、結構好きなテイストの作風が多く、絵の具のかすかな匂いが「久しぶりに濃ゆ~い絵を描きたいなぁ」という気分にさせてくれました。 色使いは暖色やアーシーなモノが多いような気がしましたが、これはトレンドなのでしょうか?また、比較的多く散見された名作へのオマージュ的な作品も趣向が凝らせれており、単なるギミックを超えたマスターピースに仕上がっていました。恩師の作品はと言えば、この恩師、もうライフワークのように長崎の原爆をモチーフにした作品を創り続けており、今回もまた同じテーマでしたが、蛍光色など鮮烈な色使いの向こうに、単なる感傷とは違う、厳しく寂しい“故郷の悲劇”に対する“念”のようなものが込められているように感じました。 美術館を後にし、ストリートパフォーマンスを横切って、駅に向かっているとふと目に入った国立西洋美術館の看板。『キアロスクーロ-ルネッサンスとバロックの多色木版画-』展。ムムム。かな~り、興味ある。時間はまだ早い。思わず飛び込みました。 この聞き慣れないキアロスクーロとは、イタリア語で「明暗」を意味するそうで、16世紀ヨーロッパのルネッサンス爛熟で平面における表現技法に新たな可能性が次々と生まれた時代に、ドイツで生まれた木版画の技法。同系色の版を重ねることで、立体感を表現することに成功した、と説明には書いてありますが、要は“エッチングで原画(原版)を作って多色刷りしたプリントゴッコ(懐かしいです)”のようなイメージです。 事実、その精緻な表現力は、作品の大きさを感じさせない(版画なので、サイズは小さいのです)描写力で、思わず引き込まれます。どのような順番で刷るのか、これは作品によりマチマチですが、トーンを別刷りするのはある意味マンガやコミックの原型的な描写ですし、また一方で新聞の原型のような感触もあります。 このキアロスクーロは、ドイツからフランドル地方(現在のベルギーとオランダの南のあたり)にも伝播し、オランダ、フランス、イギリスにも広がり、コレクター達の嗜好をくすぐったそうです(展示の最後では、やがてカラー印刷に似た多色刷りへと表現法が変遷して行く様が分かります)。 間近で見れば見るほど、その凹凸のある紙面から、製作者の技倆の高さがそこはかとなく醸し出され、美術と職人芸の中間で繁栄進歩した版画の世界のダナミズムが感じ取れます。 思いがけず、普段とは違うジャンルの作品に触れることが出来て、かなり充実できました。いつも観るのは絵画ばかり、という方にもオススメです。 駅で財布を空けて吃驚。お札もキアロスクーロの進化型じゃないか!!(了)*写真は、一番お気に入りの作品、ハンス・ブルクマイアー(父)『聖ゲオルギウス』。
2005/10/30
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まともなQUEEN初体験は大学一年生のとき、と昨日の日記には書きましたけど、そうとは知らずに実は濃い体験がそれ以前に!! なんと、映画『Flash Gordon』をリアルタイムで観ているのですよ、ブラジルで。その絵日記が出て来まして、当時のt-kiero坊やの筆によって、鑑賞日記が克明に描かれていました(絵がヘタウマで微妙)。 そして、その時に、『Flash Gordon』のサントラ・レコード、しかもブラジル盤を買ってもらっていたのです。もちろん、そのアナログ盤は実家にちゃんと残っています。 大好きな映画『スター・ウォーズ』は、『Flash Gordon』を撮らせてもらえなかった若きルーカス(原作は人気コミックで、ルーカスでは実力不足ということで手がけさせてもらえなかったのです)の悔しさの反動から生まれた作品。 究極のB級SF『Flash Gordon』。ルーカスが撮っていても、きっと・・・B級だったと思う・・・。当然『スター・ウォーズ』は生まれてないでしょうね。(了)QUEENは、Bなサントラを作ってしまったのか???いや、結構荘厳で格好いいんですけどね、音は。映画がイカン、映画が。↓クイーン/フラッシュ・ゴードン(紙ジャケット仕様)
2005/10/29
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いやぁ、ブログ観てたら、皆さん“参列”されていますね・・・QUEEN+Paul Rodgers@さいたまスーパーアリーナ!!しかも皆さんのコメントが熱い&濃い!!先日日記に書いた弟の友人は日本国内はおろか、海外公演も自腹で追っかけて来た強者ですが、彼が特別かと思っていたら、そうではないのですね。もう皆さんスゴい。それだけQUEENのファン層が厚い、という何よりの証拠です。しかし、実物に勝る証拠はないと言うべきか、ファン層の厚さはライヴ会場でこそ痛感させられました。 はじめて足を運んださいたまスーパーアリーナ。なかなか観客導線を意識した作りで、歩道も広めで、観客の数に比して混雑感はありません(行きも帰りも)。 そして駅に隣接した会場へと続くこの歩道を埋めるのは、開演が待ちきれずに上気した顔で興奮気味に、連れの友人知人や家族と話すファンたち。しかも、元気なのは40代前後と思しき年代の方々。仕事帰りのスーツ姿の男性、上から下までロッカーな永遠の音楽小僧、親娘二代で参加したお姐様、とまぁその皆さんの格好いいこと。 QUEENというテーマを介して、老若男女あらゆる世代が垣根なく家族のごとく再会したような雰囲気。そう、家族の集いですよ。 開演ギリギリに入場した私と弟。開演前のトイレだけは“家族というよりライバル”のごとき争奪戦!? やがて照明が落ちると、いきなりエミネムの“Lose Yourself”が!!え???まさかエミネムが前座に登場・・・な訳ないワケですが。「QUEENはiTunesにも参加してるぜ、メディア・コンシャスだぜ」的な意気込みか??? エミネムなのに、もう会場はお預けを喰らった観客の待ちきれない&はち切れそうなテンションで息苦しい程。 一曲肩ならしで幕がストーンっと落ちると、“Tie Your Mother Down”が!!で、気になっていたポール・ロジャーズがイイんですよ。歌はもちろん巧いし、一声で観客を引っ張り込む“華”を持ってる。そこからは一気に三時間近く、まったく緩むことなく駆け抜けます(これだけ大物で、しかも小遣い稼ぎ系じゃなく、アンコールまで入れて3時間近いパフォーマンスするなんて、やっぱりファンを大事にしてるなぁ、QUEENは・・・プリンスなんか、一時間こっきりで消えましたからね。そこがまた殿下らしいんですけど。あ、女王様と殿下だ!!)。 途中は、やはりQUEEN+Paul Rodgersと銘打っている以上、入れ替わり立ち替わり的展開もあり。でも、一つの舞台を取り合ったりしてるカンジが全くなく、完璧に棲み分けていると同時に、不思議な程マッチしているのが印象的。ポールって昔からQUEENと組んでたっけ?と思うくらい。 ブライアン・メイのギターは、もう生ける伝説ですよ、それこそ。完璧にして精緻。どのタイミングで弾いても、すぐに彼のモノと分かるあのメロディアスかつテクニカルな演奏を生で聴ける日が来るなんて・・・しみじみ。その音色は、ブライアンが弾いてる、というよりむしろ、もともと存在した美しく完璧な音楽が、ブライアンを通じて無加工で世に送り出されるような神聖なものがありましたね。きっとミケランジェロのダビデもこんなカンジなんだろうな、とかね。 ロジャー・テイラーも、ルックスこそ激変しましたけど、この人歌巧いですね。驚きました。フレディ・マーキュリー欠席の分は、俺がカバーするぜ的な頑張りを感じました。その高めのキーでやや掠れる声などは、ポールよりもフレディに似ていて、あぁ、メンバーの絆はこういうところで出るんだろうなぁ、と納得。 その欠席のフレディも、映像で二曲参加。“手をとりあって”(70年代の来日時の映像。皆若い!!そして、時の流れの残酷さに自身を重ねて感傷的になる・・・)と“Bohemian Rhapsody”。このライヴのいいところはまた、故人の映像のオンパレードで水増ししたり、余計にウェットにしないところ。これは、QUEENからポールへの敬意の表れでもあるし、またそんな細工をしなくてもQUEENを再びこの世に降臨/再現できるという自信のなせる業でしょう。 ポール。ポール。ポール・・・イイじゃないですか!!尾崎紀世彦っぽい風貌に、過剰なまでに鍛え上げたムキムキボディ(前はもっとぽっちゃりしてたじゃないか!!)。フレディを意識したステージアクションに、ピタピタの革パンにタンクトップ!!本気だぜこのオヤジ!! 先述の通り華があるんですよ。昔からイギリスのロック歌手って、アメリカの人より、ストレートにR&B的唱法をするんですよ(アメリカ人って、好きなくせに「俺はソウルはやならない」なんて言う人もいますもんね、結構。御大達はそんな器量の小さいことは言いませんけど)。で、バッド・カンパニーなポールももちろんそのクチで、コブシ回しはかなりお達者。伸びもいいですしね。声質は、中音域~低音域のレンジがフレディに酷似しているようで、“Crazy Little Thing Called Love”なんか「フレディ復活~っ」ってなイキオイ。ただハイトーンは、地声がフレディに比べて太いポールは苦しそうで、彼流のアレンジで聴かせてくれました。ポール・ロジャースってヤンチャなイメージでしたけど、やっぱりQUEENファンのことをよくわかっているのでしょうか、公演を通じて随所で滲ませるフレディに対する敬意の払い方も愛嬌と節度があって、それも絵になるんですよね(もちろん、“ポール・タイム”でのQUEENのサポートも格好いい)。 色気と男気の人ですね、この人は。ポール・ロジャースは一連のQUEENとのツアーで男を上げたのでは?このプレッシャーの中で、QUEENと共存共栄してしまったワケですから。しかも、はじめは「?」だったファンもかなりポールを評価しているんですから。 ただ、私はポールについては、テンプテーションズのデニス・エドワーズと同じような印象を受けました。デイヴィッド・ラフィンという大天才がワガママでグループを抜け出した後、コントゥアーズから引っ張り出されてテンプテーションズに加入したデニスは、自身も華があり実力もある一級のスター。そしてテンプテーションズ加入後も“Papa Was A Rolling Stone”など、ノーマン・ホウィットフィールド作曲のサイケ・ナンバーでヒットを連発し、70年代モータウンに新しい可能性を準備した功労者。 しかしやっぱりファンは、いくらデニスが頑張っても、そしていくらデニスのことを愛していても、デイヴィッドの衝撃を忘れられない。聖書なら、先に来る者は後に来るものの栄光を準備しますが、コッチは逆。実際デニス・エドワーズは、ワイルドな風貌&唱法とは裏腹に、とても謙虚な人で、脱退後人気の落ちたデイヴィッドがテンプテーションズのライヴに顔を出すと、ステージの裾から「さぁ、あなたも歌って下さい」と声をかけて偉大な先輩を立てたそうです。そんなエピソードが頭を駆け巡るポールのオーラ。 フレディは妖しい仄かな華。だからこそ、時に光よりもまぶしい強烈な輝きを放つ・・・。光と翳のコントラストが強ければ強いほど、フレディの華はより艶やかになる。一方ポールは、燦々と降り注ぐ太陽のような華。大将で、エースで四番。どちらの華を好むか。どちらの華がよりQUEENと合うか。それを問うことはナンセンスでしょうね。 ライヴ最大の盛り上がりは、アンコールから“I Was Born to Love You”(しかもブライアン&ロジャーの弾き語りアコースティック・ヴァージョン)、そして“We Will Rock You”、“We Are the Champions(この時のポールは最高!!)”、“God Save The Queen”の黄金リレー。そりゃズルいよ、これで鳥肌立たないはずがないよなぁ・・・。お約束通り、感激。ファン、総立ち&手拍子。そこは、ライヴ会場じゃない。まるで、剣闘士を待つコロシアムのごとし!! 高校時代、ロック好きの友人に、「クイーンズ・ライチ知ってる?」と聞かれて「あぁ、クイーンでしょ?」なんて答えちゃってたほどロック知らずな私のQUEENデビューは大学一年でした。はじめて聴いた“Don't Stop Me Now”に痺れたその足で、即ライヴ盤を購入したのがきっかけ。その後は、ブラック・ミュージックに造詣の深かったフレディや、そのフレディをリスペクトする孤高のソウルマン、ジョージ・マイケルの音楽性、あるいは、PVで静かに激しくフレディが舞うロバート・デ・ニーロ主演の映画『ナイト・アンド・ザ・シティ』の主題歌がプラターズのカヴァー“Great Pretender”で、オリジナルを遥かに超える数少ない名カヴァーとして聴きまくった、など間接的な文脈の中でしか接することのなかったQUEEN。 そのQUEENは、フレディの死によって変容を余儀なくされましたけど、いつまでも変わらぬ現役メンバーと、ポール・ロジャースをはじめとする仲間のリスペクト、そして何より世界中のファンの往事と変わらぬ愛情によって永遠不滅の輝きを放っています。結局、フレディの死が何のマイナスにもなってないことに驚き感動しました(だって、ジュリーがいないザ・タイガースのライヴに、同じテンションで参加できないですよね、普通は)。フレディがいなくても、QUEENが完璧にそこにいるかのように声を枯らして声援を送るファンの姿は、まさに伝説を完結させる“パスルの最後の一ピース”のごとき崇高さ。肉体には意味がなく、魂は永遠に滅びない。死ですら侵せない強烈な存在証明と、それを立証した“QUEEN+Paul Rodgers+Fans”の“大人の友情”に心からのスタンディング・オベーションを!!(了)DVDで余韻に浸ろうっと!!↓<10/26発売>DVD クイーン+ポール・ロジャースリターン・オブ・ザ・チャンピオンズCDはコチラ。↓<初回盤+送料無料>クイーン+ポール・ロジャース CD【リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ...QUEENとは関係ないけれど、今なら1000円以下でジミヘンの伝記映画が!!↓“今だけ2枚で¥1990キャンペーン” 炎のギタリスト ジミ・ヘンドリックス
2005/10/28
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QUEEN+Paul Rodgers@さいたまスーパーアリーナ、行って来ました。とにかくスゴい熱気でした。また、大きなハコでのライヴを久しぶりに観たということもあって、 若干お疲れ気味です。明日以降、ゆっくりライヴ・レポート(ただの感想?)をアップします。<10/26発売>DVD クイーン+ポール・ロジャースリターン・オブ・ザ・チャンピオンズ
2005/10/27
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先日、クイーン+ポール・ロジャースのライヴ気になる、と日記に書いてましたが、なんとひょんなことから「チケットあるけど行かない?」と声がかかりまして、ひょんなことから行くことになりました。頭数合わせか?どうかは別として、ひょんな嬉しい出来事です。 ただ、声をかけてくれたのが弟の友人で、この人は世界ツアーにもすべて“出席”するほどのクイーン狂。天才の側にいる人ですね、ここまで来ると。 半端な心意気でライヴ行ったら本気で叱られそうです(事実、弟がその友人と再会したら、“いかにクイーンが素晴らしいか”というテーマだけで三軒も引き回されたらしいです・・・)。(了)<10/26発売>DVD クイーン+ポール・ロジャースリターン・オブ・ザ・チャンピオンズ
2005/10/26
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先日新宿の某書店に行きまして、いつものようにフラフラと気になる本をチェックしていましたら、「トンデモねぇ」としか形容できないような一冊を発見。そう、あの名作の遥か上を行く、強烈かつ魅惑的な新作、その名も『パリー・ホッター』。 最初冗談かと思いました。というか、目を疑いました。とうとうオレも焼きがまわったかな・・・と目眩がする思いでした。 しかし、現実なのです。受け止めなくてはなりません。恐る恐る手に取ってページをめくってみると・・・ワ、ワーツホグ魔法魔術学校!?そのまんま。逆さにしただけじゃないか!!キミは宍戸錠か???と思うほどの、ターベーなディーパロっぷりに腰抜けました。 作者名もK.C.エリス、と中途半端にかすってるような、ないような。こういう恐れることを知らない姿勢には、パンク的な反骨精神を感じてしまう・・・ワケないだろっ!! 本当の数寄ものにお薦めしたいお宝本かも知れません。しかしなんでR-12指定なんだろう!?(了)パリー・ホッター
2005/10/25
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アリシア・キーズのアンプラグドも気になったりする今日この頃ですが、デステニーズ・チャイルドのベスト盤が出ますねぇ。しかもプロモーション・ヴィデオ8曲分を収めたDVDも付くそうで。 活動期間8年・・・か。この業界で、これだけキャラ立ちしてるグループだから、8年保ったことが奇跡に近いでしょうか。もっとサクッと解散しそうでしたけど。 デスチャは、これまであんまり映像方面ではいいソフトが出ていないんですよ。編集が中途半端だったり、ビヨンセ推しだったり、で。 純粋に、デスティニーズ・チャイルドの活動の奇跡、それもナンバー1ばかりを収めたこのベスト盤は、DVDの内容の価値も援護射撃して、マストバイな一枚と言えるのではないでしょうか(初回限定ってことは、売り切れたらDVDは付かないのかな。そんでまた別売りとか???ムムム)。(了)ナンバーワンズ デスティニーズ・チャイルド【タ】【洋楽】【CD】【予約】
2005/10/24
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大学生も卒業間近になってから、まともな遊び方を覚えた。あの頃お酒を飲む場所は赤坂~六本木界隈。それも静かで人気の少ない、けれど“本物”がある昔ながらのソウルミュージック・バーばかり。一年間で、ほとんどのソウルバーやディスコティックを数寄モノの友人と二人で廻ったものだ。当時絵を描いていた私は、六本木交差点のTEMPS(現・赤坂Miracle)に入り浸り、店長の好意で生意気にも自分が描いたイラストやデザインを飾ってもらったりしていた。 閑話休題。赤坂の防衛庁跡にひっそりと(いやむしろ、こっそりと、と言った方が適切であろう)、伝説の店George’sはある。タクシーに手を挙げてジョージの店に初めて入店したのは、大学を卒業し、研究生と音楽ライターの二足のわらじを履き始めていた頃だ。下手の横好き以外になにも武器を持たず、細々と音楽評論を書く日々の中で、かつて中高生の頃の私が目を皿のようにして、憧れとともに畏敬の念を以て原稿を読んで来た音楽評論家やライターの方達との情報交換は何よりの財産だった。 もともと絵を描くのが好きで、それこそTEMPSに飾っていただいていたテイストのイラストを描くきっかけになったのが、日本のディスコ・カルチャーのオリジネーターの一人でイラストレーターの江守藹氏であった。江守氏のイラストを見て度肝を抜かれ、R&Bのアーティストのイラストを描くようになったのである。その江守氏が、自身の作品のフィギュアを作っているという情報の入手先が、音楽評論家の吉岡正晴氏で、その吉岡氏に「音楽ライターやるなら一度は行って見なさいよ」と薦められたのが、そうGeorge’sなのである。 もともと戦後アメリカの駐留軍のAサインバーのようにして開業したGeorge’sは、音楽業界では知らぬ者のない老舗。年齢不詳のママさん(2001年10月10日に惜しまれつつ逝去)が、うなぎの寝床のようなお店で迎えてくれる。内装は、10メートルほどのカウンターのみ。カウンターから外壁までの距離、1メートル50センチくらい。後ろを人が通るのもやっとだ。しかし入り口付近には、元気に稼働するご自慢のジュークボックスが鎮座しファン垂涎のソウル・クラシックスがチリチリという雑音とともに温かなメロディを発する。もう一つのご自慢は、店内一杯に貼られた洋・邦楽アーティストの写真やサイン、メッセージの数々。「え!!あの人も!!」と驚く私に、ママはこともなげに「よく来てたわよ」と涼しい顔で答える。その後は何度も足を運び(大抵、George’s は二軒目だ)、へたくそなモータウン風ステップを披露して「あら、若いのにやるわね」なんて、ママを喜ばせたりして楽しんだ。その後しばらくして足が遠のいてから、人づてにママの死を知った。最後にママが話してくれたのは、“昔のフォートップスがいかにセクシーだったか”についてだった。George’sは今、閉店している。 George’sに行かなくなってから、自然と飲み歩く機会も減ったのはなぜだろう。理由はわからないが、自分の中の何かがシフトしたのかも知れない。 いずれにしても、今考えれば、六本木の変遷を音楽&お酒という窓を通して目撃して来たママ自身が、George’s最大のご自慢だったのかも知れない。(了)*画像は、学生時代に描いていたR&Bアーティストのイラスト(絵はマーヴィン・ゲイ)。スペックの弱ーいマックで、マウス一つで描いていました・・・。
2005/10/24
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ようやっと、映画『シン・シティ』観て来ました。まぁ、豪華なキャスティングの映画ですね。しかも、そのキャスティングを絢爛に使用しないストイックぶり。とにかくストイックです。 映画ありき、というよりむしろコミックへのオマージュ、コミックに忠実であること。そういったトコロにウェイトを置いて作られた作品。原作者のF・ミラーも納得、というかご満悦でしょう。 ということですので、ちょいカルト入った、Bスレスレがお好きな方でないと、内容的には厳しいかも知れません。ま、豪華とはいえ曲者ぞろいのキャスティングだから、『オーシャンズ12』みたいな映画は期待されないでしょうけど。あと心臓弱い人は厳禁です。笑えるほどのスプラッターなシーンが満載ですから。 フィルムノワール的な演出もありますが、それよりももっとワイルドでダーティなカンジ。それにハマー・フィルムのいかがわしくも艶かしい、きわどいゾクゾク感を加えたような・・・。 キッチュ、という意味ではウォーレン・ビーティ主演の迷作『ディック・トレイシー』に似てる・・・。イエロー・バスタード(というしょうもないワルがいるのです)なんて、まんま『ディック・トレイシー』から出て来たみたい。 で、どうなの?って個人的には好きでした。アクの強いアクター&アクトレス。彼らの悪ノリと楽しんでる雰囲気が伝わって来ます。 ミッキー・ロークの怪演、ブルース・ウィリスの普通っぷり(何せ、他のキャラが濃過ぎて、ブルースが一番こぎれいに見えるのです。それだけでもスゴい)、クライヴ・オーウェンの気になるスニーカー、ベニチオ・デル・トロの人間ペッツ演技、やけに崇高なお顔立ちになられたルトガー・ハウアー、と見せ場(話題にしたくなるようなツッコミ所)満載ですが、やっぱりこの映画は女性陣の濃さにやられます。 ブリタニー・マーフィとかジェシカ・アルバが霞むくらいにスゴかったのが、ロザリオ・ドーソンとデヴォン青木。特にロザリオの“激しい愛”には惚れましたね。「かっけー」って。昔結構ファンだったカーラ・ギグノの体当たり演技にはビビりましたけど、やっぱりロザリオの完全に成り切った演技には、堅物っぽいクライヴがたじろぐのも無理はない・・・。 えっと・・・・忘れるところでした。イライジャ・ウッド。ヤバいです。ファンの方は鑑賞をお控え下さい。劇中一番の変態役がハマり過ぎです(痛っ)。(了)そんな破天荒でワイルドで純情な映画だから・・・フィギュアも無茶苦茶です。。。コードすれすれですな。↓SIN CITY シン・シティ/ACTION FIGURE SERIES 2:MICKEY ROURKE asBLOODY MARV (白黒)こりゃないよ、いくらなんでも。。。↓シン・シティー デス・ロウ・マーブ DLXフィギュア NECA版(予約)フロドは、別の意味で旅に出てしまいました・・・。↓SIN CITY シン・シティ/コンベンション限定KEVIN ACTION FIGUREコイツが嫌な奴なんです。こんなヤツは、よほど手痛くヤらないと治りません。↓シン シティ ムービー 7インチフィギュア#1イエローバスタード<ニヤニヤ顔>汚れた街のオアシス・・・と思いきや結構パワフル。気をつけろ!!↓SIN CITY/ GIRLS OF SIN CITY ACTION FIGURE 5PK (カラー)
2005/10/22
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熱いコメントを下さった毛野さんに刺激されて、ではないですが、今日は内省的な日記を。最近、燃えませんね。これは良くも悪くも、ですが。本気では動じないんです。 大人になってしまったのでしょうか。些事に一喜一憂して、ヒリヒリと感覚が灼けつくのを、半ば愉しみながら日々を過ごして来たことが遠い昔のようで、たかだか30余年の人生なのに、100年前を懐かしむ老人のように、穏やかで、同時にひどく疲れた虚無的な懐古の念を抱くことがあります。 それはきっと嗤う、ということを覚えたからでしょう。昔は笑うことしかできませんでした。しかし、今は嗤えるんですよ。 根拠なき自信と、清々しい自尊心と、いささかの義侠心と、風流を愛でる遊び心とを以て、大抵のことを嗤えるようになったのです。困難と障害の中でこそ、度胸で嗤ってこともなげに窮地を脱する。そういう状況に身を置かざるを得なかったし、そうしてしか乗り越えられない状況もあったわけですけど。 かつて多感な時期に憧れて来たあの人この人のやせ我慢には、常に嗤いがあった。危機に瀕した自分を嗤い、同時にそんなシチュエーションに自分を置いた何かを嗤い飛ばす。そういう気取りに、ある種のヒロイズムを抱いて来たものです。 気がつけば、結局私は、なりたかったパーソナリティに意識的/無意識的に自己を擦り合わせて来ていたのかも知れません。 嗤う、ということで得られる爽快感は一種の浄化作用です(そも笑う、ということがカタルシスであることは言うまでもないですよね)。だからこそ、内なる情熱が都度放出されてしまい、鬱積しない代わりに醸成もしないのではないかと思うのです。嗤う、という気取りの裏にあるニヒリズムの味気なさ、非創造性をしみじみ味わう今日この頃です。 と眉間に皺を寄せつつも、この感覚的危機にあってなお、それも嗤って乗り切ってしまいそうな自分がいるのですけど・・・。(了)
2005/10/21
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3夜連続でお届けしているスティーヴィー・ワンダー特集です。いや、違う違う。偶然そうなったのです。スティーヴィーの話を書いていたら、つい、どんどん記憶を遡ってしまって。 そう、出て来たのです。何が???チケットが。生まれて初めて行ったライヴのチケットの半券。 1988年、4月24日@横浜スタジアム。スティーヴィー・ワンダーのツアーでした(87年の作品『Caharacters』を引っさげてのツアーと記憶)。ステージの端から、中肉中背の男が、サングラスをして付き添いの人に手を引かれて登場。とたんに、あのコブシで一気に観客を興奮の渦に叩き込んだものでした。その観客たちの歓声のスゴかったこと。 とにかく初めてのライヴで、何も分からないで、ただただスゴイ、スゴイとだけ言っていたような・・・。外国のアーティスト、それもマイケル・ジャクソン(今は呼べない!)とか、超大物を招きまくっていたあの時代。その恩恵に浴したアーティストが、時々今でも日本に小遣い稼ぎにきますけどね。。。 そんな88年は、まず東京ドームが出来た年です。ここでマイケルが花火をバックに登場したりしてたワケですよ・・・ポーウッ!!って言いながら。あとは、国内でVHSビデオが発売され、映画『ラスト・エンペラー』でジョン・ローン(うわぁ!!少し恥ずかしい・・・)に“ジョン様”とばかりに黄色い声を上げ、ドラクエ(3です)の購入に親まで巻き込まれた年。リゲインやファイブミニもこの年に出たそうですけど、“頑張って働いて目一杯豪遊する”(「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」ってなコピーは、この少し後でしたっけね)。そういうギラギラした時代だったのでしょうか? 『マイアミ・バイス』にドン・ジョンソン。ロス疑惑にオールナイトフジ。ケミカル・ウォシュ・ジーンズにリック・アストリー、な時代(どんな時代だ)を子供の目線で見て来たあの頃をちょっと思い出しました。(了)バブリーに、こんなのも興味ありますね。行ってみたい。↓<10/26発売>DVD クイーン+ポール・ロジャースリターン・オブ・ザ・チャンピオンズ
2005/10/20
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で、昨日日記に書いていたスティーヴィー・ワンダーの新作が『 A Time To Love』。とにかく「新作発表!!」と言っては白紙に戻り、「いよいよジャケット発表」と言っては取り下げ。ファンはよく怒らなかったなぁ・・・。とまぁ、リリースが何回お蔵入りになったか知れないいわくつきのアルバムですが、まぁ満足いくまではリリースを何度中止してもいい、という特権を、このスティヴィー・ワンダーが持っているのだから仕方がないですね。レコード会社は彼自身のゴーサインを待つしかないワケです。 しかしこのゴタゴタには、スティーヴィー自身の懊悩が込められていまして、アメリカの戦争突入や、ハリケーン災害から、最初の奥さん(シリータです、もちろん)の死まで、内省的にならざるを得ない経験が一気にスティーヴィーに降り掛かったことも、リリースが延期されてきた原因でしょうね。 ハリケーン災害のチャリティソング“Shelter In The Rain”ほか、プリンスやアン・ヴォーグが参加したという“So What The Fuss”など、大御所ならではの豪華客演チューンもあり。 ルーサー・ヴァンドロスが逝去して、超メジャー級の舞台で活躍できる“生ける伝説”が少なくなって来た今こそ、R&Bの新たな伝説に耳を傾ける秋の夜長もまた愉し、ではないでしょうか。(了)*ちなみにジャケットの手書きロゴはスティーヴィー自身の作品とか・・・。案外キュートなセンスです。Stevie Wonder / A Time To Love ...
2005/10/19
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スティーヴィー・ワンダーの待望の新作アルバム『A Time To Love』がいよいよ出ますね。すっかり大御所感がありますけど、この人デビューが早いから、まだ55歳なんですよね。そうは見えない・・・。 アカペラブームに後押しされて、TAKE6がオシャレ、なんて言われていた1995年。そのTAKE6 と客演し合ったアルバム(『Conversation Peace』)を最後に、ぱったり新作が出なかったスティーヴィーですが、満を持して入魂の一作が登場。 今更ながら彼のキャリアを振り返って、はて「スティーヴィー・ワンダー、あえて一曲選ぶなら?」と考えると、うーん。傑作駄作合わせてもかなりの作品数になるので難しい自問自答なのですが、やっぱり『Signed Sealed & Delivered』(1970)かなぁ、と。 なんか、突き抜けた弾け方と、瞬発力、若さ、そういうすべてを感じてしまう。もちろん“70年代の三部作”も最高傑作なんですけど、モータウンがモータウンらしかった、最後の砦という意味では、その重責と皮肉を担ったとも言えるこの一枚(だって、モータウンの若き看板で、しかもこの作品でスティーヴィーは、モータウンご禁制のセルフ・プロデュース&コントロールを宣言するんですから)に惹かれます。 またスティーヴィー聴き直そうかなぁ。マーヴィン派の私としては、スティーヴィーを素直に聴けなかったりもするのですが・・・。(了)スティーヴィー・ワンダーStevie Wonder / Signed Sealed & Delivered(CD)
2005/10/18
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いやぁ、プロ野球最終戦、いい試合でした。って、今シーズン、まともに試合観たの、今日がはじめてかも。 というくらいに盛り上がりに欠けた今年のプロ野球界でしたが、ロッテ・マリーンズの頑張りは、最後に大きな興奮を用意してくれましたねぇ。試合内容も、本当に締まってました。特に、薮田投手の投球。もうフルカウント、満塁。一打あるいはフォアボールであわや同点、という8回裏の攻防にはシビれました。しかも、9回裏小林(政)投手、のっけから緊張気味だし・・・。 ロッテの優勝は31年ぶりとのこと、ほぼワタクシが生まれた頃以来ということで、大層な年月を経ての優勝だったのかと思うと、ファンの喜びもいかばかりかと察してあまりあるものがありますね。 セ・リーグをかろうじて盛り上げた阪神タイガースとの日本一決定戦は、それこそ本当の意味で、2005年日本プロ野球界の“遅れて来た、最後にして最大のクライマックス”かも知れません。(了)
2005/10/17
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これは業界騒然ですよ。本場ニューヨークはハーレムのアポロシアターのアマチュアナイトでその歌唱力を認めさせた超実力派で、90年代の日本の音楽シーンで洋楽指向、それもR&Bでも特に濃厚きわまりない世界観を貫き倒して解散したHUMAN SOUL(歌詞全部英語だし)。 そのツインボーカルを担当したジェイ公山とシルキー藤野の二人が、ゴスペルクワイア(これだって日本ではずっと先取りだし)やREAL BLOOD(このグループにはブラザー・トムもいましたね)を経て、黄金コンビでシーンに完全復活。 汗とフェロモン、唾とホルモンで咆哮しむせび泣くJAYE。カワイイ顔して超絶ファルセットをクールに響かせるSILKY。ライブではJAYEのソウルフルな歌いっぷりと、SILKYのファルセットが見せ場でした(特に、SILKYのパートでは観客も鳥肌浮かべて度肝を抜かれたものでした)。解散ライブでは、不肖ワタクシも失神寸前でございました。。。 HUMAN SOUL 解散から10年目。ついに完成したR&Bの傑作JAYE&SILKY/TAKE ME TO TOUR PARADISEは、な、な、なんとThe BARKAYSとのコラボレーション。相変わらずマニアックだなぁ。 とにかく、日本人でここまで血中ソウル濃度の高いアーティストは見たことがありません。これが本当の日本のR&B。このヒトたち聴いたら、他の聴けなくなるかも。あるいは、このヒトたち、もはや邦楽の括りじゃないのかも知れません。JAYE&SILKY/TAKE ME TO TOUR PARADISE12"アナログ盤 Remix/Original Versionも発売中!!ジャケットはコチラの方が好きかなぁ。↓
2005/10/16
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今日はスター・ウォーズ好きにお薦めのサイトをご紹介。たまたま辿り着いたのですが、その名も『ジェダイ同盟』。なんとも素敵です。で、早速BBSから同盟参加の申請(?)をして来ました。 何がスゴイのか。まずサイト自体が格好いいのです。色使いといい、構成といい、とってもオシャレ。そして、バナーやアイコンがこれまたイイのです。 同盟に参加するとバナーを貼ってもいい、ということなので、早速貼ってみました。かわいいでしょ?(了)
2005/10/15
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以前、当ブログのお客様であるjulia様が掲示板で推薦されていた、徳永英明の『Vocalist』を聴いてみました。この人の歌唱力の高さは今更言及するまでもないのですが、このカバー・アルバムでは、あのハイトーン・ヴォイスがさらに引き立ちます。なぜって?それは収録曲のすべてが、女性の曲だからです。中島みゆき、久保田早紀(懐しいっ!!)、杏里、荒井由美から、一青窈、夏川りみまで・・・。 女心、ってよく言いますけど、これは切ない男心の世界ですね。女性の心理を、あの透き通る声で男が歌う。倒錯的でもあり、同時になんともおセンチな世界観。しかし、R&Bでも、ごつい系の男性シンガーがファルセット転がしまくりで熱唱する姿(ex.モーメンツのビル・ブラウンとか)に激しく共感してしまう私としては、この徳永英明のカバー・アルバムはまさに、“むせび泣きの郷愁名曲盤”とでも呼びたい一枚。ぜひ。(了)徳永英明『Vocalist』収録曲01:時代02:ハナミズキ03:駅04:異邦人05:シルエット・ロマンス06:LOVE LOVE LOVE07:秋桜08:涙そうそう09:オリビアを聴きながら10:ダンスはうまく踊れない11:会いたい12:翼をください13:卒業写真【メール便・送料210円】徳永英明/VOCALIST (通常盤)
2005/10/14
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『スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2』もいよいよ出ますね、そういえば。以前、Vol.1についてはブログでも日記を書きましたけど、このアニメ、なかなか侮れないのです。映画とのリンク、という意味でも重要なのですが、何よりアニメーションとしてなかなかレベルの高い作りをしているのです。はじめはちょっと心配だったのですが、Vol.1を見て、これなら納得と安心した次第。 アナキン君も、Vol.2では、見事ジェダイナイトとなって、あのパダワン特有の編み込み&短髪から長髪になっています。映画EP3で唐突な印象を覚えたファンも、このアニメシリーズを見てみると、EP2とEP3の間に何があって、誰がどう活躍&暗躍したかがよく分かります。 Vol.2では、あのEP3の新キャラ、グリーヴァス将軍が暴れるとか・・・。ともあれ、要チェックです。(了)若干、アナキンがマッチョに描かれている気がしないでもない・・・。↓スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2
2005/10/13
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今日は何を日記にしようか・・・と悩みながらPCを離れ、しばらくして戻ってみたらなんと、アクセスカウンターが20000を越えているではないですか!! ハイ、これで決まり。やっぱり今日はコレしかないでしょう。ブログ開設7ヶ月目にして、ようやくアクセス数2万を突破することが出来ました。 夏から秋にかけて、少しずつ毎日のアクセス数もなぜか上がり始め、日記にも力が入りました。この喜びは、足を運んで下さった読者の皆様への感謝に代えたいと思います。今後も引き続き遊びに来て下さい!!(了)
2005/10/12
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先日取材に行って参りました広島は呉市にある大和ミュージアム、今朝“襲撃”されたらしいですね。昼頃付き合いの長いデザイナーから電話があって、「t-kieroさん、ラジオでニュースが!!」って。 11日午前9時40分ごろ、建物南側の遊歩道に敷き詰められたレンガ650個が、横5メートル、縦3メートルにわたってはがされ、積み上げられていたのを清掃員の方が発見したとか。 さらにさらに、そのはがされたレンガの一部が、数十メートル離れた資料展示室のガラスに投げつけられ傷が付けられていたとか。 強化ガラスだったため、展示物には損傷はなかったようですが、どうしちゃったんでしょうね。ま、理由はどうあれ、器物損壊とは大人げない。 取材して執筆した原稿が、このまま入稿に至るのか。それもまた心配ではあります・・・。(了)
2005/10/11
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収穫の秋、まっただ中です。えー私には・・・滅多にないことながらなぜか賞品が実りました。クジ運、ギャンブル運、●運と、運のつくものに縁のない私ですが、コンビニエンスストアのサンクスが今夏開催していたスター・ウォーズ絡みのキャンペーンで、なんとMP3のプレーヤーが当たりました。 期間中サンクスで買い物をすると、その場でピンズが当たるか応募券がもらえ、それを専用ハガキで送ると、ピンズのボックスセットか、キャラクター型MP3プレーヤーが当たる(景品はピンズかプレーヤーを応募時に選択する)仕組み。 スター・ウォーズ、となると、私は何もしなくてもなぜか家族や友人・知人が大活躍してくれるんです、毎回。EP1の時は友人が自主的に奔走。EP2の時も友人。で、今回は弟とその彼女&彼女の弟妹が大活躍。買えるモノはみんなサンクスで買う徹底ぶり。そして、応募券を集めて、皆でハガキ作りして応募しました。まさにキャンペーン事務局状態でした。 その結果、私が送った分でヨーダが当選。実家でハガキを書いてくれた父がR2-D2をゲット。これをもって、スター・ウォーズの夏も終わったなぁ、というカンジです。寂しいような・・・。と思ったら、もうDVDが発売。11月23日!!(了)●ネットバンキング決済・コンビニ後払いも可能!●1万円以上で全国基本送料無料!スター・ウォ...ヨーダ先生とR2-D2の勇姿。MP3の部分は案外小さく、キャラクター部分がデカい。携行には不向きか?ま、コレクション用ですね。↓
2005/10/10
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とうとうヘンなことになりました。そう、柄にもなく人生初のコスプレです。ん?違うか・・・。 そう、この写真で私が着用しているのは、先頃公開された映画『ルパン』応援キャンペーンの上位入賞の賞品として数日前に送られて来た舞踏会マスクなのデス。 映画『ルパン』の中盤、舞踏会シーンで使ったのと同じモデル(?)とかで、これが結構しっかりしているのです。本革で裏地はベロアになっており、結構重量感も質感もあるのです。 ま、フツーに賞品をブツ撮りしても良かったのですが、やっぱ着けてみないと仕方ないかなぁ、と思って装着。 でもこれじゃぁ、ルパンなのか怪傑ゾロなのか分からない・・・。悪しからず。(了)
2005/10/09
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今日は弟の誕生パーティ(誕生日はまだですが)、ってことで実家に家族皆集まりまして、焼肉食べました。 その焼肉屋さん、何かとよく利用するのですが、いつの間にかサービスの会員になっていたらしく、しかもよく利用するもんだから、なんと今月から“シルバー会員”になってしまいました!!あ、私ではなく、登録者の母が、ですがね。 シルバー会員。どこかでも聞いたような・・・。ま、それはさておき、このお店、シルバー会員になると、最初のドリンク4杯分が無料になるなど、特典が受けられんですよ。 今日は父も一緒だったのですが、唯一ビール党の父などは、「じゃ、最初にビール4杯頼んで、3杯はクーラーボックス持参で冷やしておけばいいよ」なんて言い出す始末。ま、確かにウーロン茶4杯頼むよりお得ですけど。 しかしまぁ、最近は色々と、他社との差別化やメリット付けで、面白いことを考えるものですね。一昔前は、食事券とか景品とか、ガッツリ系の特典でおしまい、って傾向が強かったですけど、最近は、サービスの細分化や特徴を生かした、小技系の特典をよく目にします。これがきわめて“現場の知恵”的で、意外と参考になるんですよね。 今日はそのまま実家におりまして、慣れないPCからの書き込み。この辺で失礼します。 あ、そうそう、件の父は、あまつさえ「オレとおじいちゃんが60超えてるからシルバー会員なんじゃないか?」と相変わらずのマイペース&天然発言をかましておりました。父さん、それは違いますから・・・。 時々このブログの日記のネタにも登場する弟にこの場を借りて。誕生日おめでとう!右腕として世界一信頼&愛してるゼぃ!!(了)
2005/10/08
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まぁこんな稼業をしていて、案外頑固というか、へそ曲がりというか。天の邪鬼というか、疎いというか。あれだけ話題になり、あれだけ世界中を熱狂させたテレビドラマ『24』。 実は、今まで“見ず嫌い”していました。いや、嫌いじゃないのですが、定期的にテレビを見る、という習慣がないことや、逆に連続モノは時間的に拘束されるので、敬遠するタチなんです。それで、あまりドラマを見ないんですけど、たまたまある夜、風呂から上がって何気にテレビのチャンネルを変えていましたら、逆に価値観変えられました。 何ということはない、国家レベルの危機を、ハイテクの機器とアナログの?で解決していく刑事ドラマ。おまけにそこに織り込まれる“仕事人間の人情”。別にB.ウィリスが演じたって、S.セガールが演じたって、大差ない筋だてなのに、なぜか惹き付けられる・・・。プロットがいい。シークエンスがいい。同時に進行する別ストーリーのカットの入れ方がいい。おまけに「ありえねぇ~」的な突っ込みどころも満載で、ついつい独り言が多くなってしまいます。 過ぎ行く時間を無機質に刻むデジタル時計に洗脳されながら、“ンドッ、ンドッ、ンドッ、ンドッ、ンドッ、”と秒針の音に胸はずませる私がそこにいる・・・。 デビュー当時は美麗系スターとして登場したキーファー・サザーランド。張り切って『三銃士』で王子様チックな役(あ、もちろん王子様でなく三銃士の一人ですけど)なんかもやってみたものの、その後は伸び悩み、アタマがデカイだの、親の七光りだの、散々な有様。でもオヤジさんがドナルド・サザーランドだもの。美麗系なはずがない。しかも、そのオヤジさんが怪優にして名優。そりゃ、プレッシャーだ・・・。 ところが、そのキーファーがいいんですよ。なんか、ずいぶんと見かけは変わっちゃいましたけど、はじめて「あぁ、この人はコッチ系の方が合う俳優さんなんだ」と思ったほど。 ま、複雑な伏線は後からおさらいするとして、とにかく今日からでも明日からでも。見始めた日からちゃんと楽しめる(一話完結じゃないのに、ですよ)『24』。 とりあえずカロリーメイト片手に、ジャック・バウアーの24時間に密着せよ、です。(了) カロリーメイト ブロック チョコレート味 4個×30箱セット ↑ま、過去放映分のDVDセットはともかく、まずは でしょ???↓ 24 TWENTY FOUR トリロジーBOX ≪初回限定生産≫
2005/10/07
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時々雑誌やネットでも見かけましたが、ついに実物を目にしました。そう、友人が韓国で買って来たというペ・ヨンジュン靴下!!おいおい。 靴下、というあしらいかたも微妙ならば、その絵柄そのものも似てるのか似てないのか、非常に微妙な、なんともキッチュな逸品。 足が大きい人が履いたら、顔なんかビロ~ンって伸びちゃうんじゃないでしょうか?これから冷え込む季節。“冬”つながりでしょうか?考え過ぎかなぁ。 いずれにしても、これはズルいです。インパクトデカ過ぎです。韓流最前線、いや最先端ですね、足先だけに・・・。(了)刮目すべし。ヨン様を足蹴にするとは・・・。まさに倒錯的な愛と呼ぶべきか?!↓
2005/10/06
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久々のスター・ウォーズネタです。ま、どうしても書きたかった、というほどのこともないんですけど、新三部作にはそれぞれ名前に“タ”がつく隊長さんが多いなぁ、なんて思ってました。 手始めに、EP1でジャー・ジャー・ビンクスの上官だったのがグンガン族のキャプテン・ターパルス。で、パドメを護衛していたキャプテン・パナカ(EP1)の甥っ子が、アイパッチ姿のキャプテン・タイフォ。彼も王室の警備隊長ですね。叔父と甥の“親子鷹”。 で、EP3で、これまたお久しぶりのチューバッカといいコンビ組んでたのがターフル。ま、このウーキー戦士は隊長ではないんですけど、設定ではリーダー的な役割を担ってきた偉業ある戦士だそうです。 “タ”がつく隊長の謎(?)。今さら、いや今だからこそ、書いておきたかったのです。(了)エピソード1/キャプテン ターパルスコムテックSAGA/キャプテン タイフォ(パドメズ ヘッド オブ セキュリティ)EP3/ターフル(ファイヤリング ボウキャスター)
2005/10/05
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今日は、広島は呉市にある大和ミュージアムを取材してきました。そう、戦艦大和の博物館です。無敵戦艦大和に見られる戦時中の日本の船舶/軍事技術を見直すとともに、戦争について考える、そういう博物館です。 圧巻は、メインホールに鎮座する10分の1スケールの戦艦大和。10分の1なのに、スゴい迫力。その奥には零戦闘機や、人間魚雷などのフルスケールモデルがディスプレイされるとともに、戦時中、国家のため、家族のためを想って覚悟を胸に戦地に飛び立った勇士たちの遺品などが陳列されています。 戦争が技術と経済を活性化させると、自称理性派の非人道家は平気な顔をして言いますけど、しかし確かに、この戦艦大和をはじめとする軍事技術/軍事産業が、ひいては復興期の日本の工業、戦後の広島の海運事業の基礎となったことを思うと、複雑な心境になりました。 しかしやはり、人間の命と社会を実験台にしたものが技術や文明というのなら、むしろそれは文明化を切望する非文明人の狂気に過ぎないのではないか、と考えます。 相変わらず世間はキナ臭いですが、これ以上の“退化”を敢えて進んで採り入れるような所業には、歯止めをかけなくてはなりません。もっとも、“正しく文明化”し、進化することが可能なのか、あるいはそれが本当に人間の究極的な存在目的なのか、それはまた別の問題でしょうけれど。(了)***************************展示室:午前9時~午後7時(9月末日まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始入館料: 一般(大学生以上)・・・500円(400円) 高校生・・・300円(200円) 小・中学生・・・200円(100円) ※()内は20人以上の団体割引料金 呉市内に在住又は通学の高校生以下は無料問い合せ先:呉市海事博物館推進室(大和ミュージアム) TEL:0823-25-3017HP:http://yamato.kure-city.jp/***************************写真は、戦艦大和の10分の1スケールモデル。大きめの窓からの採光を背に受けているので、暗く写ってしまったのが残念です。↓
2005/10/04
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アセトアルデヒドの香りぷんぷんな記事から一転、多忙な月曜日です。タイトな取材から今帰宅しまして、今度は明日の取材の準備です。明日は広島日帰り取材。今日はこの辺で失礼しまして、さぁ準備準備!! 今週は長い一週間になりそう・・・。(了)
2005/10/03
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と、まぁ大げさなタイトルを付けてみたワケですが、スタートダッシュの月曜日を控えてなお、若干ぐったり気味のt-kieroでございます。 そう、昨晩「若くもないのに、頑張って飲んじゃって、おまけに徹夜までしてしまいました」ってな内容の日記書きましたら、全国(うん、これは正しい)から大反響(大・・・ではないか)がありまして、励ましと共感(かなぁ・・・)のコメントが多数寄せられました。。。 一つの日記にこれだけコメントいただいたの久しぶりで、嬉しかったりして・・・。やはり皆さん、お酒にまつわるエピソードには事欠かないのですねぇ。 私は、酒歴のワリには意外とやんちゃな話題が少ないのですが、とにかく一発一発が濃いんですよ。しかも、ウイスキーをボトルで空けても二日酔いしない私なのに、日本酒お猪口一杯でノックダウン、とかそういう変則系の逸話が“片手の指の数”ほどありますね。 しかしなんだな。若くないとか、胸が痛むとか、徹夜はもうきついとか、そういうネガティブ(誰が言わせた、誰が!!)な思いはこの際捨てて、今から忘年会に備えましょう!(了)
2005/10/02
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時々、同じような内容の日記、書いてますよね。大抵年末とか、暑気払いのシーズンとかですけど。 そう、昨日は久しぶりに赤坂で痛飲してしまいました。付き合いの長い制作会社の新入社員の歓迎に呼ばれて、まずは日本橋の居酒屋で軽く飲みまして、その後ほろ酔いになったところで、件の社長の一声で赤坂のいつものバーへ直行。 とにかく楽しい席で、おいしくお酒を飲むことができましたが、その後がいけない。夜中も1時をまわったところ。タクシーを拾おうと通りに出たら、お酒も入ってちょいとご機嫌な会社員さんたちが、バイオハザードのゾンビみたいに通りをわさわさと・・・。一台でも空車があると、もう獲物を見つけたゾンビのように一斉に群れます(ちょっと怖い)!!しかも、適度に酔っているので、動きもゾンビっぽいんですよ。上半身は前へ前へ、と動くのですが、足が後からついて来る・・・そういうカンジです。ま、昨日は、9月最後の平日で週末金曜、おまけに上期の締め、ときてますから、そりゃ皆さん飲んでるに決まってますよね、よく考えれば。 30分程タクシーを待ちましたが結局捕まえることができず、店に電話してマスターのもとへ再びカムバック。 例の新入社員クンともう一人の若手クンもグッタリ。閉店したバーのカウンターで飲み直す元気もなく、そのままタクシー会社に30分おきに電話をしてもらいながら、酔い覚まし。 結局朝5時を過ぎたところで、ようやく車が手配でき、家に着いたら5時30になっていました(ん?結構近いんだなぁ)。 もう十代や二十代じゃないんだから無理はキカンのですが(まだ若い?)、さすがにそのまま爆睡に突入し、先ほど午後7時に目が覚めました。速攻で風呂に入り、夕食をなんとかたいらげ、久しぶりにPCに向かったという次第・・・。 お酒を飲む回数は減って来た(意識的に減らしたのですが)とはいえ、相変わらず一回の酒量が多いワタシ。こりゃ、なんとかしないと、ですね。(了)
2005/10/01
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