これは業界騒然ですよ。本場ニューヨークはハーレムのアポロシアターのアマチュアナイトでその歌唱力を認めさせた超実力派で、90年代の日本の音楽シーンで洋楽指向、それもR&Bでも特に濃厚きわまりない世界観を貫き倒して解散したHUMAN SOUL(歌詞全部英語だし)。 そのツインボーカルを担当したジェイ公山とシルキー藤野の二人が、ゴスペルクワイア(これだって日本ではずっと先取りだし)やREAL BLOOD(このグループにはブラザー・トムもいましたね)を経て、黄金コンビでシーンに完全復活。 汗とフェロモン、唾とホルモンで咆哮しむせび泣くJAYE。カワイイ顔して超絶ファルセットをクールに響かせるSILKY。ライブではJAYEのソウルフルな歌いっぷりと、SILKYのファルセットが見せ場でした(特に、SILKYのパートでは観客も鳥肌浮かべて度肝を抜かれたものでした)。解散ライブでは、不肖ワタクシも失神寸前でございました。。。 HUMAN SOUL 解散から10年目。ついに完成したR&Bの傑作JAYE&SILKY/TAKE ME TO TOUR PARADISEは、な、な、なんとThe BARKAYSとのコラボレーション。相変わらずマニアックだなぁ。 とにかく、日本人でここまで血中ソウル濃度の高いアーティストは見たことがありません。これが本当の日本のR&B。このヒトたち聴いたら、他の聴けなくなるかも。あるいは、このヒトたち、もはや邦楽の括りじゃないのかも知れません。