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カテゴリ: フットボール
ロジャース体制になってまだ日も浅いですが、来シーズンの展望として興味深いものがありましたので紹介します。
公式サイトの記事です。


RODGERS AND 'TIKI TAKA' - PART TWO



「私たちがフットボールをしているとき、全員が選手なんだ。私たちの違いは、私たちがボールを持っているとき11人でプレーするのに対し、他のチームは10人とゴールキーパーでプレーすることだ。」(ロジャース、2012年談)

フォーメーションは、4-4-2、4-3-3、4-5-1などから構成される。思考と概念はゾーンのコンセプトをもとにフィールドで表現される。

ゾーン1:スイーパーとしてのゴールキーパー

この専門的なゾーンは、直接的なアプローチよりもスペイン・フットボールにおいてより重要なゾーンとなると予想される。ボールを足で扱い、通常よりも多くのショートパスがゴールキーパーには求められる。この役割の特徴はこうだ。平均以上の足元の技術、空中にあるボールの扱い、勇気と敏捷さをもって恐れないプレーをする意欲。キーパーはチームメイトがさらされるプレッシャーを取り除くために働くことが求められる。リバプールのレイナがバルセロナのラ・マシアで教育を受けているのなら、ゾーン1の役割を果たすためにレイナは適任だろう。

ゾーン2:リベロ

ゴールキーパーのようにゾーン2の選手たちは“ボールを保持する”大きな役割を果たすと予想される。また、前がかりになった中盤のプレッシャーを軽減するために働くことも予想される。2人のセンターバックは、プジョルとピケのように、一人が技術に長け、一人がフィジカルに強く、お互いを補わなくてはならない。二人のうちテクニックのある選手は、プレイメーカーとして試合のペースを変える働きをする。アシュリー・ウィリアムスは2011-12シーズンに他の選手の誰よりもロングボールを送っていた。“リベロ”として前線を把握していなくてはならない。このポジションに言えることは、“こう攻める”か“ああ攻めるか”を決める立場にある。

ゾーン3:アンカーマン

この選手はトラブルを取り除くことに長けていなくてはならず、ボールを下げさせることにも優れていなくてはならない。典型的な特徴として、試合を読む力、プレッシャーにさらされたチームメイトの助け舟として安定して働き、絶えずプレッシャーの下でパスを送る力が求められる。

「ぼくはボールを奪い、パスを送る。またボールを奪い、パスを送る。そしてボールを奪い、パスを送るんだ。」(シャビ・エルナンデス、2011年談)

シャビの試合へのアプローチは、このゾーンの選手ということを理解し、レオン・ブリットンのように高いパス成功率を誇ることだ。

ゾーン4:ウィングバック

このゾーンの選手たちは特に懸命に働く覚悟が必要で、ウィングをアップダウンしなくてはならない。ディフェンスとより高めのポジションの両方での働きが求められる。深い位置からライン際を駆け上がり、クロスを供給することは重要だ。リバプールは現在、グレン・ジョンソン、マーティン・ケリー、ホセ・エンリケのような、この役割を果たせる多くの選手を擁している。

ゾーン5:ボックス・トゥ・ボックスの創造的なミッドフィールダーたち

才能、試合のペースを変える能力、そしてオールラウンドな技術が、このゾーン5の役割には求められる。ここでの選手たちは、“込み合った”中でスペースを見つけ、ポゼッションの中でトライアングルを構成すると予想される。この選手たちはいつも決定機を演出するわけではない。しかし、単にポゼッションを保ち、ボールを収めることが求められる。

ゾーン6:中央よりのフォワードたち

メッシ、アレクシス・サンチェス、シンクレア、ダイアーといった創造性あふれる、技術に長けた予測できないタイプの選手たちは、このゾーンの必要条件を満たす選手たちだ。ルイス・スアレスは、バルセロナのモデルをこなすことができ、リバプールでこのゾーンでの答えの多くを導き出せる選手の一人だ。

ゾーン7:ターゲットマンへのつなぎ

この選手は、送られてきたボールに対する彼のファーストタッチにおいて、技術的な才能を求められる。キャロルは、このモデルの中のターゲットマンとして問われることに答えられようとそうでなかろうと、おそらくターゲットマンの代表となるだろう。2011-12シーズンの終盤、キャロルは力を見せつけた。前方でハードワークを行い、この役割で十分成功する可能性は大きいだろう。ダニー・グレアムが成功したにも関わらず、この数年、ファビオ・ボリーニを失ったことはスウォンジーにとってあまりに損失だったことを目にすることができたのは、誰にとっても幸運だった。

ゾーン8:ゴールの機会とアシストを送るエリア

このゾーンは、理解が非常に重要なゾーンだ。チャンスの質は、十分ではなかったからだ。リバプールはこの5年、チャンスを作るもののゴールを決められていなかった。このゾーンを受け持つ選手たちは、ゴールを決められるかどうかの決断に長けていなくてはならない。ときにはボールを戻し、後方から組み立てなおす決断も必要だ。しかしバルセロナは、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグでチェルシーに敗れた試合で、あまりに依存しすぎることで弱点を露呈してしまった。このような状況下、スティーブン・ジェラードはおそらく2004年のオリンピアコス戦や、2006年のウェストハム戦のような輝きを再び放つだろう。ロジャースの下、Tiki-Takaの忍耐やジェラードのダイレクトなプレーは再構築されることは疑いようがない。9本のシュートで1つはゴールを決められることは間違いない。


とても期待が持てる内容の記事ですが、ファンが忘れてはならないのは、ロジャースのスタイルを浸透させ、選手たちがピッチ上でそれを表現できるようになるにはある程度の時間が必要だということです。
ですが、これが形になっていけば継続的に成功するクラブへと変貌できる可能性がありますし、それはオーナーやクラブ、ファンの誰もが望む姿ですし、自分たちのスタイルを確立できるということは相手に私たちに対応するためにどうしなくてはならないかを考えさせることにつながる、イニシアティブを試合前から握ることができるというメリットもあります。

この記事を読む限り、最も鍵を握るのがキーパーと2人のセンターバックだと感じました。
レイナの守備範囲と足元の上手さを引き出せれば面白いですし、2人のセンターバックにはアッガー+シュクルテルのコンビがロジャースの戦術にぴったりと合うのではないかと感じています。

ただ、センターバックの層の薄さが露呈してしまう危険性も秘めています。
高めのライン設定を行うであろうこの戦術では、キャラガーを使うことはスピード面であまりにリスキーですし、コアテスもまだまだという感は否めません。
後者がシーズン中にどれだけ成長できるかが重要なポイントとなってくるかもしれませんね。


フルバックというよりもウィングバックと呼んだ方が適しているように思えるポジションの選手たちが、戻るための時間を作りだすためにも、前線からのプレッシングも大きなカギとなるでしょう。
この戦術の穴を挙げるとするならば、カウンターに極端に弱い面があります。
特にショートカウンターを受けると、一気に決定機まで持っていかれる危険性があります。
ルーカスがフルフィットネスで戻ってきてくれることを願うばかりです。

逆に攻撃面ではスアレスが今以上に生きてくるように思いますし、ダウニングの右もより効果的になるかもしれません。
ジョーも居場所を見つけられるかもしれませんね。
彼らがウィングバックのために、いかにスペースを作りだすか、ここも大きな焦点になるでしょう。

キャロルが単なるターゲットマンになってしまう戦術でもなさそうですが、中盤の構成はとても難しいものになるかもしれません。
中盤を3人で構成するのであれば、ジェラードとルーカスは確定として、あと一人を誰にするか。
ヘンダーソンは適任かもしれませんが彼はまだ成長過程ですし、中央でのプレーを希望しているジョーも候補者の一人かもしれません。
アダムを、当初求められたレジスタではなく、ブラックプールで任せられていたようなポジションに戻すことで輝きを取り戻せる可能性もあります。


ロジャースがどのようなアプローチを行うのか、補強も含めて楽しみが増えてきましたね!


YNWA
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Last updated  2012/06/07 05:19:42 PM
コメント(8) | コメントを書く


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Re:ロジャースの戦術(06/05)  
与作 さん
せじともさんの仰る通り、センターバックは悩みの種になるかもしれないですね。コアテスが3番手だとしてもキャラにはもう多くを望めませんし、ケリーがセンター、サイド両方で起用されるんじゃないでしょうか。
ウィルソンはどうするんですかね?

ちょっと記事の内容からずれますが、今のレッズには様々なフォーメーションに対応できる選手は揃っていると思います。必要なのは圧倒的な個の力を持った選手です。それなりの選手を数名獲得するくらいなら、ヴィオラが狙っているアクア+金銭でヨベティッチ獲りに動いていただきたい!
もちろん本人がノーと言えばそれまでなんですが…
要は我々は本気なのだ、という姿勢を見たいんです。小粒な選手なんかいらない!!……とは言え噂のシグルドソンはいい選手なんですよねぇ(笑)
とにかくロジャースのチーム編成に期待します。
(2012/06/06 07:34:58 AM)

Re:ロジャースの戦術(06/05)  
ゾラウール さん
せじともさんの印象通りならライカールトがバルサでやってたときのDFに似てるのかもしれないですね。確かSBは中に絞らず、サイドに流れたCBのスペースをDHが埋める感じだったと思います。それならジョンソンのDFにヒヤヒヤする事も減るかも(苦笑)
そうなるとやはりルーカスの控えが必要になりそうです。個人的にはキャプエを欲しています。ハビマルくらいのポテンシャルを持ってると思うんですよね。
相方はポゼッションを高める目的ならやはりヘンドが適任でしょうが成長が不可欠なのは間違いない。補強に上がる名前がここの選手が多い気がするのでアダムは厳しいかな?アダムよりジェイの方が良さそう。
キャプテンがフルは見込めないしシグルドソンはいい補強になると思います。
いずれにしても楽しみですね

長々失礼しました (2012/06/06 08:56:33 AM)

Re[1]:ロジャースの戦術(06/05)  
せじとも  さん
> 与作さん

ロジャースがケリーをどのように起用するか楽しみですね。
ジョンソンも年齢的にピークが過ぎる時期に差し掛かってきますから、ケリーの成長を促したいところですね。
ユーロでの経験が生きてくるといいのですが・・・。

ウィルソンはおそらくこのままチームを去ることになるのではないかと思っています。
レフティーですし、成長してくれれば貴重な選手になると思うのですが・・・。

今オフ最大の注目株、アザールはチェルシー移籍が決まりましたが、本格的に慌ただしくなるのはユーロが終わってからでしょうね。
それまでに南米の選手など、いい選手を狙ってほしいですね!
ルーカス・ロドリゲスは難しいでしょうか。。。

YNWA
(2012/06/06 11:20:12 AM)

Re[1]:ロジャースの戦術(06/05)  
せじとも  さん
> ゾラウールさん

来シーズン、ルーカスが戻ってきてくれるのは心強いですね。
怪我の影響は心配ですが、ピッチ外からチームを見てきて、彼のことだから何かをそこから学び取っているのではないでしょうか。
ただ、来シーズンはルーカスに負担がかかり過ぎることのないような配慮が必要ですね。
ルーカス不在の穴は想像よりはるかに大きかったですから。
いくら怪我に強いとはいえ、負担が大き過ぎれば誰でも壊れてしまいますからね。

私も中盤がV字の4-3-3ならジェラードの横にはヘンダーソンを置いてほしいと思います。
シェルベイはちょっとまだ早いし、アダムよりもロジャースのスタイルに合ってそうですからね。
というか、ヘンドはロジャースのスタイルにぴったりの選手では?と思っています。

アダムはどうなるでしょうね。。。
スピアロの去就もちょっと心配です。
彼には時間切れという話もちらほら出てきていますから・・・。
ダービーと同じ道を歩むことになってしまうのでしょうか。

YNWA
(2012/06/06 11:28:22 AM)

Re:ロジャースの戦術(06/05)  
ゾラウール さん
ヘンドは来シーズンなんか輝く姿しか想像出来ないんですよね自分(笑)
以外とサイド起用が活きてきそうで。
ジェイはアンカーとしてはやはり身長的にも厳しくルーカスと比べても見劣りが否めないですがバランサーとしてなら活きる道があると思ってます。いいパススピードを持ってますし運動量もあるのでヘンドと競わせてもいいかと自分は思います。
アダムに関しては…ねぇ(苦笑)
まずショートパスサッカー不適合者ですしあの守備を見せられちゃうと…いらないかなって言いたくなります(苦笑)
補強したら真っ先にリスト行きそう。

サイドはインサイドに入っていける選手がお望みなようなのでガストン・ラミレス、ブデブスなど取って欲しい気持ちもありますがスソに期待してる身としては…複雑です(笑)

最近はリザーブ含め選手に愛着持ちすぎてて、補強して欲しいポイントはあるしいい選手が来るのは大歓迎なんだけどあの選手が出れなくなるのは…という気持ちになってしまってもう大変です(^_^;)
そういう気持ちが湧かないのがアダム、ジョンソン…(苦笑)
自分、後ろで守備が出来ない選手が苦手なようですf(^_^; (2012/06/06 03:16:03 PM)

Re:ロジャースの戦術(06/05)  
切腹フットボーラー さん
面白い記事わアップしていただき、ありがとうございます!

ロジャースの戦術はこう見ると非常にバルサに近いのがわかりますね。

センターバックからのビルドアップはまずはアッガーに任せられますが、そのバックアッパーが見つかりませんね。 コアテスは足下の技術がそこまで高くないようですし、ウィルソンやウィズダムがどこまで出来るかですね。

ロジャースの凄さはたぶん戦術を理解させて実行させる能力にあると現時点では思っています。 選手のポテンシャルの高さに左右されないチーム作りが大きなポテンシャルを秘める今のレッズをどこまで引き上げられるか今からワクワクしています。

間違いなくヘンダーソンやシェルベイはこの中で伸びると思いますので、期待していますし、スソやテイシェイラも試合数を考えると出場機会はありそうですね。

チームの御披露目が楽しみです。 (2012/06/07 07:40:26 AM)

Re[1]:ロジャースの戦術(06/05)  
せじとも  さん
> ゾラウールさん

ヘンダーソン、私も何だか開花しそうな気がしています。
もし今シーズン4-3-3でアタッキングMFとしてジェラードを並ぶポジションで起用された場合、前のセカンド・ストライカーが中への動きが多くなる分、サイドに開いてライトバックとの連携を見せる必要があるシーンが増えると思います。
昨シーズン、サイドで起用され続けたことが上手く生きてくるといいですね!
うまくいけば、彼はケニーが育てたと言っても過言ではないかもしれません。
そうなることを願っています。

私もスピアロには期待しています。
彼はもっとやれる選手だと思いますし、S・ハイウェイの期待に応えてくれるでしょう!
きっと彼は晩成型なんですよ!!w

アダムは、、、パス云々よりも守備ですよね、問題は。
ロジャースの掲げる前からボールを奪う守備に、彼が適応できるか・・・。
正直厳しいのではないかと思っています。

ロジャースの戦術(4-3-3)でなら、パチェコも生きる道があるかもしれませんよ!

YNWA
(2012/06/07 11:25:49 AM)

Re[1]:ロジャースの戦術(06/05)  
せじとも  さん
> 切腹フットボーラーさん

アッガーのバックアッパー、頭を悩ませるところですね。
彼の故障は常に心配ごとですし・・・。
ウィルソンやウィズダムにその役割を任せるにはまだちょっと時期尚早だと思いますし、コアテスが第一候補だと思います。
ですが、ケリーという存在を忘れてはいけません!!
彼ならきっとそんな非常事態を解決してくれると思います。
ですが、そうなるとコアテスの立場がなくなってしまいますから、まずはコアテスの成長を期待したいところです。

ローテーションを上手くやって、主力を休ませるときも絶対に必要ですし、ロジャースがそのバランスをどう管理するのか楽しみですね!

YNWA
(2012/06/07 11:26:01 AM)

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