どんなママさんでも、
きっと妊娠を知った時のあの感動は覚えているはず。
2004年5月。
結婚して1年半が経った時
待ち望んでいた小さい命が自分のお腹にいることを知った。
ゴールデンウィークに旦那の実家へ帰省して
初孫を心待ちにしている義母から
「子供はまだねえ?」
と相変わらずの言葉をかけられ
「まだです!!」
と半分怒りながら答えていたものだ。
決して作らなかったわけではない。
欲しかったけどなかなか授からなかった。
仕事を続けながら不妊専門の病院まで通ったほどだ。
今思えば、周りからの圧力や友達がどんどん追い越していくことに
焦りを感じてしまい、それが
遠回りの原因になったのかもしれない。
いつもマイペースでのんびり屋さん。
周りに振り回されるような私ではないと思っていたが、
この時本当の自分の性格、体のことを知ったように思う。
5月下旬。基礎体温が下がらないこと、そして何より
生理が来ないことから即検査!
結果は生まれて初めて見る「陽性」のマーク。
すぐに病院へ行き、「おめでとうございます」と
予定日が記入された超音波の写真を渡された。
「2005年1月21日」
何年も先のように感じる予定日。
やっと授かった赤ちゃんを夫婦で喜び合った。
しかし、喜びもつかの間。
仕事を続けていた私は職場のトイレで
出血していることに気付いた。