○・。Mooncalfの絵本。・○

○・。Mooncalfの絵本。・○

16-20



16■夜のふしぎ■


どうして夜になると
涙が出るのでしょう
どうして夜になると
貴方に会いたくなるのでしょう

それは きっと
月があんなに優しく照らしてるから
月があんなに優しく子守唄唄うから

aqua

17■流れゆくもの■

流れゆくもの それは水
束縛されず 自由に形を変化させ
水は川を、海を、流れゆく

流れゆくもの それは時
邪魔されず 無限に繰り返しながら
時は昔を、今を、流れゆく

束縛されず自由に
邪魔されず無限に
流れゆくものは在るのに
どうして人はその自由な旅人に
苦しめられているんだろう

こうしてる間にも
流れゆくものは流れゆく
束縛されず自由に
邪魔されず無限に
幾度となく繰り返しながら
束縛されず自由に
邪魔されず無限に

aqua

18■MOONCALF■


彼はMOONCALF.
時をぼんやり過ごす人
彼は夢を見続ける
空とぶ魚
歩くイルカ
飛び交う人間

時折現実に帰っては
この世の末を嘆き
祈り続ける
そしてまた、夢を見る

彼はMOONCALF.
時をぼんやり過ごす人

*Mooncalf・・・時をぼんやり過ごす人

aqua

19*紅葉*

山が秋に染まってく
静かに ひっそり 染まってく
緑の具の中に
今日は一滴、真紅の絵の具
山が秋に染まってく
静かに ひっそり 顔赤らめて
明日は二滴 明後日三滴
真紅の絵の具で染まってく



aqua

20■いつの間にか、僕は■ 

いつの間にか、『景気』と聞いて
苺のショートケーキを思い浮かべなくなった
いつの間にか、空に浮かぶ雲を見て
あれはわたがしなんだと思わなくなった

いつの間にか、僕は子供から大人になっている
蛹の瞬間をも見れないような
目に留まらぬ速さで

だから思い出だけはしっかり残したい
目に留まらぬ速さで駆け抜くときに
飛んでいってしまわぬような
そんな重みのある、かけがえのない思い出を

いつの間にか、僕は
蛹の瞬間をも見れないような、目に留まらぬ速さで

空に舞う、蝶となっているから

aqua

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