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2010.05.03

漫画家の戌井慎二（梶原善）と出会う、茂（向井理）と布美枝（松下奈緒）
茂の漫画を高評価する戌井の言葉に、笑顔となる布美枝であったが、
話が進むにつれ、、、その笑顔は消えていく。
貸本漫画家の悲哀。。。。そして、現実。

だが、
『漫画家は、黙って、描き続けておればええ』
そんな言葉に、布美枝はわずかに救われた気になるのだった。

そんなことがあって、、ひと月ほど経ったある日のこと
冨田書房から依頼されていた原稿を届けようと、茂が家を出たところ。。。。

敬称略

物語としては、

貸本漫画家の情熱と現実を知った布美枝

ということなのだが。。。。

ま、、頑張っている姿も見ていることだし、
なにかを感じているようだし。

ネタフリだけは、今週のメインイベントのために、、、、なされている。

ただまぁ。
それで、面白かったか？？と問われれば、、答えに困ってしまう今回である。

たしかに、先に書いたようにネタフリはなされているし
先週末のデートも含め、徐々に、理解しあえている状態は表現されている。

でも
所詮、、、人物紹介を大きくしただけにしか過ぎず、
生活ぶりを見れば、“そういうこと”なのは、想像できていたはずなのだ。

なのに、、いまさら、、現実ですか？？

そう、、、実は、すでに視聴者は知っているため、

もしも、以前やった、
茂が原稿料をもらいに行ったエピソードを描かないでおけば、
きっと視聴者的には、インパクトのあるネタであったはずなのだ。

もちろん、そうしてしまうと、自転車ネタは？ということになるが、
そんなの、、、布美枝が知るか知らないかが一番重要なのだから、
主人公・布美枝が知らないことを放送する必要は、全くないわけである。

なのに、放送したために、視聴者的には既視感が生まれてしまったのだ

どうしても描かなくてはならないことは、描く必要はありますが。

たとえば、、貸本屋の人たちのこととか、置き引きのことなんか。
出会いのエピソードだけなのだから、
そのあと、、、密接に関わるようなネタが提示されないなら

すぐに、やる必要のなかったこと。

全てをまとめてみると。。。この作品。。。
かなり無駄が多いと言う事に繋がっていく。

どうも、このあたりのことが、
物語の薄さに繋がり、キャラ表現の薄さ。。。
そして、盛り上がっているのに、物足りないモノを感じる。。

そんなことに、全て繋がっているような気がします。

この作品に限らず、良く書くことなのだが。
紹介話や、ネタフリはどうでも良いので、
そのとき、“やるテーマ”を決めているなら、
そのテーマに絞り込んだお話にして欲しいモノである。

あれもやりたい。これもやりたい。
あれもやらなきゃ。。。これも。。。。

それでは、面白味に欠けてくるのは自明である。

物語の中で、貸本漫画家の情熱と現実が語られた今回ですが。
それは、この作品自体にも言えることだと思います。

情熱は分かります。
でも、、現実は、、、違う。。。と。。。

このままでは、再び“粗探しドラマ”“ツッコミドラマ”になってしまう日も
遠くないのかもね。

そういえば、、
今日の問題は、
茂がケガした場所。。。

右腕？
腰？
足？

もちろん。。。足である。

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