江戸東京ぶらり旅

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江戸の消防組織

江戸の消防組織


 江戸の家屋は燃えやすい物でできていたので,「振り袖火事」などという大火を含め大小の火事が頻繁に起きました。それで町内会ごとに「 町火消し 」という消防組織ができあがり,それぞれに「い組」「ろ組」「は組」というように名前がつけられました。全部で48組できましたが,「へ,ら,ひ,ん」はやはりどうも気分が乗らない,「へ」や「ひ」じゃね。この四つは使われずに,かわりに「百,千,万,本」の文字が使われたのですね。




 火事が発生すると火消したちは現場に駆けつけ,建物に上って纏(まとい)を建てます。この纏には「め組」などと書かれているし,纏の形にもそれぞれ特徴がありましたから,どの町内会が最初に駆けつけたのか一目瞭然でした。業績評価をするにはこれが一番。火消しは「かっこいい」,と江戸庶民には大変人気がありましたから,そして威勢のいい男達が男前を発揮する場でしたから,我先にと現場に駆けつけたのですね。




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 纏を持つ人は「纏持ち」,この人が纏を立てると,近くに物干し棹を立てます。この先端には「消し札」という木札がついています。当然ここには組の名前が書かれていますよ。評価のアピールですからね。二番手に駆けつけた組はその隣におなじように消し札を立てます。という具合にすると,どの順番でどの組が火事現場に駆けつけたのか分かるというわけです。火事を出した町内ではこれを証拠・根拠にお礼をしたり感謝したりするというわけですし,それぞれの組にとっては業績評価の証にもなるというわけです。当然火元に近い地元の町火消しが最初に到着しますね。でなければ不名誉ですよね。だから地元は二番手,三番手に手柄を譲って最後に消し札を立てるという配慮もしました。江戸の心意気っていいですね。これぞ大人の配慮って感じです。

 纏(まとい)を持つのは誰でしょう。町内会のシンボルである最高の男がこれを持ったのです。若くて,背が高くて,かっこいい男,三高だけが持てる特権的な役割,栄誉有る立場なのですね。梯子持ちと同様,纏持ちは布を重ねて細かく刺し縫いした頑丈な半纏「刺し子半纏(はんてん)」を着ます。裏地は派手な絵が描いてあり,消火活動が終わると,今度は裏を表にして着,どうだとばかりに火事見物の江戸庶民に見せつけて帰ります。かっこいいですね。


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