江戸東京ぶらり旅

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梅とウグイス

鶯(ウグイス)は何をしている



 「ホーホケキョ,ケキョケキョケキョ・・・」 雄だけが鳴くこのウグイスの声。さえずり,そして谷渡り。縄張りの主張,雌へのお誘い。他に「チャッチャッ」という地鳴きがある。

 < 鶯の谷よりいづるこゑなくば春くることをたれかしらまし



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 ご存じ古今集の中の一句ですね。東京にもJR上野駅の一つ北の駅が「 鶯谷 (うぐいすだに)」。かつてはウグイスがたくさんいたのでしょうか。風流を好む文人墨客は好んで訪れた場所ですよ。我が家の庭には2種類の梅の木があります。春を告げる花として,清楚でしかも自己主張するでもなし,ほのかな香りを放ち,といった樹なので,お目出度い場に登場しますね。

 この梅のと対になって登場するのが,ウグイス。 春告鳥 (はるつげどり)とも言われ,これもお目出度い鳥。我が家の庭先でも鳴いています。鶯色と表現されますが,どこにいるのか分からないようなとても美しいとは言えない色(ウグイスさんご免なさい)。神経質でちょっと近づいただけで飛び去ってしまいます。それもそのはず,英語ではJapanese Bush Warbler(茂みでさえずる鳥)と言い,本来臆病な性質の鳥なのですね。

 でも,このウグイス,何をしに梅の木にやってくるのでしょうね。ウグイスの食べもものは本来 雑食,虫の多い季節は虫を,冬場は種子を 主に食べているようです。でも花の蜜を吸うなどということはしません。あのチャールズ・ダーウインがガラパゴス諸島で発見したダーウインフィンチ(ずずめ)は島毎に進化し,互いに出会っても結婚できないまで変化してしまった。くちばしは蜜を吸う形,昆虫を食べる形,枝をうまく使って虫をほじくるようになったくちばし,種子を食べるようになったくちばし・・・と言う具合に適応してしまったのですね。これが進化学でいう「適応放散」,アダプティブ・ラジエーションですね。

 ですからウグイスが梅の木にやってくるとしたら, 樹についているダニや毛虫を食べに来ている 。まだ寒い時期ならば虫だってあまりいません。というわけでいつまでもウグイスが梅の木にとまっている理由はない,梅にウグイスというおめでたい姿は見ることができないのです。それに警戒心が強いから,偶然いたとしても私が近づくとたちまち飛び去ってしまうというわけです。



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