江戸東京ぶらり旅

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銀座御門と柳

芝口御門


 JR新橋駅近く,銀座の南の端っこ,中央通りが高速道の高架橋の下を潜ろうとする銀座8丁目に芝口御門跡の説明板があります。

 もともとこの高架橋の下には汐留川と呼ばれる溜池を水源とする川があって,ここに「 新橋 」が架かっていました。だから新橋という名は橋の名称だったのですが,現在は橋はなくて,単なる地名になっています。

 ご存じ,東海道のスタートが「日本橋」,京へ向かう橋である「京橋」が次にあり,そして次にできた新しい橋,ということで「新橋」。今でも新橋の親柱の一本が高架橋のたもとにひっそり静かに建っていますね。

 ところが1710年,ここに新井白石の指導で「 芝口御門 」という石垣で囲まれた城門が建設されました。朝鮮からの使節団をお迎えするために設けられた門だったのですが,勿論使節団に江戸はすごいところなんだぜと見せつけるためでもあるのですがね,でも残念なことに15年後には門が焼失してしまいました。この間,橋の名前が「新橋」から「芝口御門橋」,門の焼失後はまたまた「新橋」が復活。新橋駅の開業は1872年(明治5年)で,現在は新橋も芝口御門もありません。あるのは新橋の親柱と芝口御門の碑・説明板,そして芝口御門通り,ということになります。ただし新橋駅も最初は現在の場所ではなく,汐留に旧新橋停車場が復元されている場所でした。

芝口御門.JPG


 時は流れ新橋にはゆりかもめの始発駅まででき,駅前も再開発で高層ビルが建ち並び,昔からの居酒屋は消え去り・・・江戸の情緒はどんどんなくなっていきますね。

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銀座の柳


 金の鋳造を一手に任されていた金座は東京駅のちょっと北,現在日銀のある場所にありました。銀座はもちろん地名として今まで残りましたので,皆さんご存じの通り。ど真ん中を走っている道路が中央通り,いわゆる銀座通りです。銀座は1丁目から8丁目までありますが,中央通りに面する店としては和光,松屋,三越,松坂屋といったデパート,貴金属のギンザタナカ,トラヤ帽子店,明治屋,文具の伊東屋,あんパンの木村屋,小物のくのや,ビアホールのあるライオンなどなど,高級品店や明治・大正時代のロマンを感じさせる老舗があります。いずれ近いうちにいくつかのお店を紹介しましょう。

 銀座の端っこ,新橋に近い銀座8丁目の,その端っこには首都高速道路が走っていますが,この下が「銀座御門通り」,ここに「銀座柳の碑」が建っています。なるほど有楽町駅を出ると柳の木が目に入ります。例えば晴海通りに面した数寄屋橋公園,線路をくぐってあちら側の日比谷通り,など。新橋に近いこの御門通りの柳(写真下)もしかり。

銀座御門1.JPG


 銀座はご存じのとおり,埋め立て地です。必然的に地下水位が高いので桜や楓などの街路樹を植えても,酸素不足で根腐れを起こして樹木は枯れてしまうのです。それで思いついたのが柳。この植生は水辺を好むからです。この柳はすくすくと育って,やがて銀座のアイドル的存在にまでなりました。明治17年には「銀座の街路樹は柳」に統一されるほどその存在は確固たるものになったのですが,ところが柳は次々と姿を消すことになったのです。一度は交通標識の邪魔になるだの道路の拡張整備,そして関東大震災,東京大空襲,さまざまな理由で消えた銀座の柳です。銀座柳の碑が建てられたのは戦後の昭和29年になってから。

 銀座に再び柳の木を,という思いが庶民の中から生まれ,挿し木によって柳の木の二世が誕生。今では400本にも増えたそうで,中央区の木ともなっています。現在の二世はまだまだみすぼらしいのですが,交通標識の邪魔になるほど大きく育って欲しいものです。

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銀座金春通り


 銀座8丁目,もうここは新橋と言っても良いところですが,中央通りの一本西の細い通りが金春(こんばる)通り,御門通りと交わるところが 金春屋敷跡 。説明板近くには「銀座金春通り煉瓦遺構の碑」も建っています。ここを通ったら 銀座三河屋 でおいしいご飯,江戸の食事をしてから帰りましょう。

●金春通りの入口付近と銀座の柳二世●

銀座金春通.JPG


 それで,金春屋敷の「 金春 」ですが,江戸時代のこと,幕府直属のおかかえ能役者で,宅地や給料を支給されていた家柄に金春(こんばる),観世(かんぜ),宝生(ほうじょう),金剛(こんごう)の四家があったのです。金春家はこの四座のうちで室町時代から栄えた最も伝統のある家柄。この金春家の屋敷は,現在の銀座8丁目6~8番を占めていました。現在金春通りと呼ばれる通りが屋敷のあったところで,この通りには 金春湯 という銭湯まであります。御門通りから金春通りに入ってちょっと進むと,左手にあります。町内会では夏に「 能楽金春祭り 」もおこなっています。ちなみに平成19年の今年は,8月7日(火)午後6時から開催されます。


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