いにしえの人の想いが･･･

僕なんか、急に思い出すことなんて、

う～む・・・、そんな教養深い事柄はムリですう～～

そういえば、冷蔵庫にビールあったかなあ～・・、~~

(2006年04月01日 19時58分41秒)

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2006年04月01日

(10)

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４月というとたとえ雪が降っていても春なんですよね

昨日の雪は田畑や日陰にほんの少し残るだけになりました

穏やかな陽気です

何でもないときにふと何かを思い出すことってありますね

ゆうべベッドに入って目を閉じたときに

なぜか突然百人一首の歌を一句思い出していました

　　　　　　　　　君がため　春の野に出でて　若菜つむ　

　　　　　　　　　　　我が衣手に　雪は降りつつ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（あなたのために　早春の野に出て若菜を摘んでいる私の袖に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雪が次々に降りかかってきます）

季節は今よりも少し早い頃の歌だろうと思うのですが

ゆうべ眠りに落ちる前に一日のことが頭の中を巡り

朝の雪が印象に残っていて

この歌が出てきたのかもしれません

百人一首が全て頭の中の引き出しに入っているわけではないのだけど

３週間前に興奮して調べていたお陰なのかもね

百人一首の裏世界

歌織物

この歌が詠まれた場所はこの絵の右から２列目　上から３段目になるようです

ところで越中というところは何度も書いていますが

大伴家持によって風土の精粋が

万葉集に残された歌は全部で４５３６首あるそうで

このうち大伴家持が作者であると判っているものは４７３首

更にそのうちの２２０余首が越中で詠まれているとか

歌をツラツラと眺めていたら

こんな歌を見つけました

　　　　　　　　　　　　　　己があたりを　人に知れつつ

　　　　　　　　　　　　　（春の野に餌をあさる雉は妻を慕って鳴き

　　　　　　　　　　　　　　自分の居場所を狩人に知らせてしまっている）

家持は今よりも豊かな自然の中に

キジを見ていたんですよね

今でもキジ狩をする人はいるでしょうから

今どきのキジは野山より住宅地をうろついている方が安全かもね

交通事故には気をつけて欲しいけど　(^^ゞ

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最終更新日 2006年04月01日 16時44分30秒
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■コメント

Re:いにしえの人の想いが･･･(04/01)

なんぜんたろうさん

百人一首のこの句。
いつも妹に取り負けていました。（笑）
「きみがため」でお手つきも、しょっちゅうではありましたが。 (2006年04月01日 18時15分18秒)

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Re[1]:いにしえの人の想いが･･･(04/01)

紺桔梗1268 さん

なんぜんたろうさんへ

君がため　惜しからざりし　命さへ
　　　　ながくもがなと　思ひけるかな

これにお手つきですか。(^^ゞ

＞百人一首のこの句。
＞いつも妹に取り負けていました。（笑）
＞「きみがため」でお手つきも、しょっちゅうではありましたが。
(2006年04月01日 18時38分51秒)

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パシッ！

なんぜんたろうさん

その句です。
私も、蝉丸の逢坂山の句だけは取り負けず。

現在は、峠のやや山科寄りにある、月心寺の庵主さんと蝉丸のイメージがダブってしまいます。
何年か前の朝の連ドラ「ほんまもん」の、庵主さんのモデルの方です。 (2006年04月01日 19時35分29秒)

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Re:いにしえの人の想いが･･･(04/01)

アダージョAdagio さん

Re:パシッ！(04/01)

紺桔梗1268 さん

なんぜんたろうさんへ

これやこの　行くも帰るも　別れては
　　知るも知らぬも　逢坂の関

現代語に近いから覚えやすいのでしょうか。

私が好きな歌は

　　瀬をはやみ･･　です　(^^ゞ

＞その句です。
＞私も、蝉丸の逢坂山の句だけは取り負けず。
＞現在は、峠のやや山科寄りにある、月心寺の庵主さんと蝉丸のイメージがダブってしまいます。
＞何年か前の朝の連ドラ「ほんまもん」の、庵主さんのモデルの方です。
(2006年04月01日 20時11分33秒)

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Re[1]:いにしえの人の想いが･･･(04/01)

紺桔梗1268 さん

アダージョAdagioさんへ

また新商品のビールですか？　(^^ゞ
私も今夜は何か飲もうかな～。

＞僕なんか、急に思い出すことなんて、
＞う～む・・・、そんな教養深い事柄はムリですう～～
＞そういえば、冷蔵庫にビールあったかなあ～・・、~~
(2006年04月01日 20時12分35秒)

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瀬をはやみ・・・

なんぜんたろうさん

昔、京都市の金比羅山にやや雪の積もった日に登った際、お社に参る婆さんに会い話をしていると、毎日ここに来て、讃岐に流された崇徳院と話をしているとのこと。詳細は忘れましたがここで聞いたという短歌を聞かせていただきました。
讃岐より都を思った歌ではありましたが、真贋のほどは、わかりません。
不思議な時間ではありましたが。 (2006年04月02日 08時05分45秒)

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Re:瀬をはやみ・・・(04/01)

紺桔梗1268 さん

なんぜんたろうさんへ

そのおばあさん、古人と時を越えたコンタクトをしていたのでしょうか。
それとも崇徳院と自分が別れた想い人をラップさせて
そこで時をすごしていたのでしょうか。
素敵な出会いでしたね。

＞昔、京都市の金比羅山にやや雪の積もった日に登った際、お社に参る婆さんに会い話をしていると、毎日ここに来て、讃岐に流された崇徳院と話をしているとのこと。詳細は忘れましたがここで聞いたという短歌を聞かせていただきました。
＞讃岐より都を思った歌ではありましたが、真贋のほどは、わかりません。
＞不思議な時間ではありましたが。
(2006年04月02日 08時50分26秒)

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トドメです！

なんぜんたろうさん

今、檀家さんの３３回忌の法要から戻ってきたのですが、話を聞くと、亡くなったお爺ちゃんは、古文の先生。しかも歌詠みだったようです。
思わず二ヤッとしてしまいました。
雨が小やみになるまで、歌の話、終戦時分の話をたくさん聞かせていただきました。
ネットと現実と不思議なリンクです。 (2006年04月02日 11時35分03秒)

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Re:トドメです！(04/01)

紺桔梗1268 さん

なんぜんたろうさんへ

そういう偶然もあるんですね。
虫の知らせとは違う何かの作用が働いているのでしょうね。
南無阿弥陀仏･･･
　こちらは浄土真宗本願寺派が多いです。(^^ゞ

＞今、檀家さんの３３回忌の法要から戻ってきたのですが、話を聞くと、亡くなったお爺ちゃんは、古文の先生。しかも歌詠みだったようです。
＞思わず二ヤッとしてしまいました。
＞雨が小やみになるまで、歌の話、終戦時分の話をたくさん聞かせていただきました。
＞ネットと現実と不思議なリンクです。
(2006年04月02日 12時01分40秒)

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