タイムカプセル ~みんなと共に~

化学療法-抗がん剤と副作用

抗がん剤と副作用


分類
薬剤
主な
投与法
記号
がん細胞への作用
副作用




5
-
F
U
フルオロウラシル
静注・経口
5-FU
F
細胞の増殖に必要な物質と同じ構造を持つため誤って細胞内に取り込まれてDNAの合成を阻害する
比較的経度の消火器症状(食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢など)、嗅覚障害、白血球減少、肝機能障害、皮膚の色素沈着、めまい など
デカフール・ウラシル配合剤
経口
UFT
F
ドキシフルリジン
経口
5-DFUR
F
メソトレキセート
静注
MTX
M
脊髄抑制、消火器症状、口内炎、発疹、脱毛、肝・腎機能障害 など





シクロホスファミド
静注・経口
CPA
C
細胞が増殖するために必要な異伝子(DNA・RNA)に障害を与える物質を放出し構造を変化させる
消火器症状、脊髄抑制、脱毛、無月経、出血性膀胱炎







質 
アドレアマイシン
静注
ADR
A
細胞の遺伝子(DNA)結合してDNAやRNAの合成を阻害する。アンスラサイクリン系抗がん剤。
心筋障害、不整脈、脊髄抑制、発熱、消火器症状、口内炎、脱毛 など
エルピルビシン
静注
ERI
E
アドレアマイシンに類似しているが、心筋障害などは比較的経度
マイトマイシンC
静注
MMC
 
脊髄抑制、消火器症状、肝機能障害、全身捲怠観、めまい など








タキソール
静注
TXL
T
天然イチイの木より抽出されたもので組織分裂を阻害する。
タキサン系の抗がん剤
骨髄圧迫、脱毛、消火器症状、浮腫、過敏症(タキソテールに過敏)、抹消神経障害、白血球減少、嘔吐、下痢、痺れ感、筋肉痛など
タキソテール
静注
TXT
T




ハーセプチン
静注
 
 
がん細胞の表面についたHER-2に取り付いて、がん細胞の増殖を抑える働きをする。
HER-2の発現したがん細胞だけを狙い撃ちし、正常細胞は攻撃しません。
このため検査でHER-2が過剰発現している場合のみ投与されます。 トラスツズマブ ハ-セプチン
HER-2の発現したがん細胞だけを狙い撃ちし、正常細胞は攻撃しない為、脱毛等の副作用はなし

ナベルビン
静注
 
 
ビノレルビンは、細胞分裂を妨げることで細胞を死滅させます。
ビノレルビンは、植物(ビンカ)アルカロイドとして知られる薬品の一般グループに属し、非小細胞肺がんの治療に使用されます。
また、乳がんに対する治験が行われています。(2004年12月に承認)
感染するリスクの増加を伴う白血球の減少、末梢神経の炎症またはダメージによる手足のしびれ及びうずき、肝機能テストでの血液数値の増加、 点滴した場所の赤み・圧痛、 投薬部分の血管の黒ずみ
それほど一般的でない副作用としては、悪心、嘔吐、 口や唇のただれ、 脱毛 、出血するリスクの増加を伴う血小板の減少


主な多剤併用療法
CMF療法 c yclophosphamide + m ethotrexate + f luorourcil
シクロホスファミド + メトトレキサ-ト + フルオロウラシル
CEF療法 c yclophosphamide + e pirubicin + f luorourcil
シクロホスファミド + エピルビシン + フルオロウラシル
A C 療法 a driamycin + c yclophosphamide
アドリアマイシン + シクロホスファミド
CAF療法 c yclophosphamide + a driamycin + f luorouracil
シクロホスファミド + アドリアマイシン + フルオロウラシル



トマトのオススメ
国立がんセンター『抗がん剤一覧』 は、抗がん剤の副作用などについて患者から質問の多かったものを中心にQ&A(疑問とその答え)の形でまとめてあります。


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