大谷石塀を撤去した廃材再活による、園路補修があらかた終了した。
重い石を抱え、運び、水平に設置する工夫--、独りで黙々と作業をした。
椿の花に見惚れても躓くなと、要注意個所には、さりげなく照明用の柱を立てた。
大谷石も、次代には解体され、誰かに再々活用されるに違いないから、割ったり削ったりしないように心掛けた。
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200メートルは純大谷石で平坦にでき、既設の飛び石にも、砂を埋めて極端な凹凸を解消した。
しかし、身の回りには段差、階段があり、人との出会いも平坦な場ばかりではない。
日ごろ、その場、そのときに合わせて注意と配慮が必要なことを体得できる園路になれ。
恐慌などの暗いニュースは石の下に鎮座してもらい、明るい希望が湧く園路になれと、願いを込めた。
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大谷石 春雨洗う 園路かな