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22日に仕事のとりあえずの完了予定があったので、本日は自分へのご褒美用に予約購入した舞台鑑賞。シアターコクーンにて、こまつ座公演(井上ひさし追悼ファイナル)「日本人のへそ」を観る。
掛詞というか、音の連想によって紡がれていく言葉言葉言葉。謡曲や歌舞伎台本にも似た言葉の響きが耳に心地よい。この辺りは、井上ひさしの真骨頂であろうか。
舞台は、吃音治療のための芝居という設定で始まる劇中劇と思っていると、第1幕ラストで、その吃音治療という設定さえも劇だったという入れ子型構造の展開。そこに殺人事件もからみ、第2幕は犯人捜しへ突入。二転三転するスピード感ある展開が面白い。追悼公演ということで、19年ぶりの上演とのこと。吃音を扱う点で公演を避けていたのだろうか、かなり面白いストーリーだと思う。もう1公演くらい、チケットを取っておけば良かった。
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