ライフキャリア総研★主筆の部屋

ライフキャリア総研★主筆の部屋

2003年06月21日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


 なーんて「悟り」を開いたのは、いつものように誰もいない夜のスポーツクラブの露天ジャグジーにて。昼間の狂人的な暑さとは打って変わって穏やかな夜風にあたりつつ、湧き上がってくる水をぼんやり眺めていると、映画のラッシュを見るようにさまざまなシーンが頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消え……。

 そのうちに、なんともいえない穏やかな気持ちになってきました。

 怒りや悲しみや、そういった執着心が、垢がこそぎ落とされるかのように、自然に剥がれていく。

 最後に残るのは、ああ、自分はなんと非力なことよ、という思いと、どうにも変えようのない「流れ」に身をゆだねるしかないのだなあという思い。身をゆだねるといっても、それは諦念と希望をシェイクしたような、中庸な待ちの姿勢というか、そんな感じかな。

 私が傷つけてしまった人に対し、心から詫びたい気持ちになった。あなたの気持ちを分からなかった私が悪い。自分のことしか考えられなくて、なんと愚かだったのだろう。でも、もう何を言っても取り返しがつかないのかもしれない。流れが向こうのほうへ去ってしまった。いつか再び戻ってくることがあれば……。

 木曜日の「生きる意味」についてのレクチャーで、諸富先生は、ニーチェの永劫回帰の思想について触れた。

 何千回、何万回も自分の人生を寸分違わず繰り返して生きねばならないとしたら、それでもお前は自分の人生に意味があったと言いきれるか。

「イエス」と言える人は少ないだろう。

 それでも「イエス」と言える人は、たった一度でもいいから至福の体験を得た人であるとニーチェは書いているそうだ。その一瞬を楽しみにして、他のもろもろの苦しみ、悲しみ、怒り、愚かさに耐え、何千回、何万回もまったく修正することができないまま、同じ人生を繰り返すのである。それほどその至福の体験は、重い。

 私には、「あのときのあの幸福感をもう一度味わえるなら、何千回、何万回の苦行に耐えうるかもしれない」と思うことがある。

 あるときある場所である人と待ち合わせをした。その人が曲がり角を曲がって道の向こうからやってきて、私も反対側から歩み寄って行った。その人は両手をいっぱいに広げ、ちょっとはにかんだ笑顔で私を迎えてくれた。

 あのときの感動は、多分、終生忘れられないだろう。私の中で決して別の色に塗り替えられることのない、最高の至福体験であり続けるような気がする。

 だから私は生きられると思い、寝不足でふらふらだったはずのカラダとココロにエネルギーが湧いてくるような気がしてきた。

 これからもたくさんの失敗をして、たくさんの苦い思い、苦しい思い、悲しい思い、辛い思いを味わうだろうけれども、

どんなときにも人生には意味がある。あなたのことを必要としている何かがあり、誰かがいる。その何かや誰かは、あなたに発見され、実現されるのを待っている。

 私に書かれるべくして待ってくれているたくさんの記事たち、たくさんの本たちよ。私と出会うべくして待ってくれているたくさんの人たちよ。

 最高の出会いができるように、私はもっともっと自分自身を磨いて、ステキになりたい。

 いつかやってくるその日のために、私は従容として待ち、流れに従っていく。

 無理をしたって人間、なーんにもいいことはない。もう、無理をするのはやめよう。背伸びをしなくても、向こうから、「流れ」のほうから手を差し伸べてくれる。そのやさしい手をぎゅっと握り締めることができる日を、心穏やかに待っていることにしよう。

 若いとき、「背伸びしなければ背は伸びない」をずっと座右の銘にしてがんばってきた。

 もう十分だ。もう無理をしなくていいよと、人生から言われているような気がしてきた。年をとったと悲しむべきか。いや、そうじゃなくて、いくつもの峠を乗り越え、来るところに来たのだなあ。

 もうずいぶんと長い旅をした。あともう少しかもしれないけれど、まだ旅は続く。これからは無理をしないで、一歩一歩を大切に、移り変わる景色の一つひとつをいとおしむように進んで行こう。

 瞑想のすすめ。忙しい日々だけれども、できれば1日に1回、自分ひとりになって穏やかな気持ちで自分と向き合う時間をとりたいものですね。



 うーん、なんかいい音楽をライヴで聴きたくなってきました。こんなのどうかな? どなたか一緒に行かない?

http://www.bluenote.co.jp/reco/larrycarton.html





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2003年06月21日 10時40分46秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: