仕事は、長続きすることがいちばん重要ですね。
どうすれば長続きするのか。
給与(収入)や労働環境などの条件面が良いことが、基本でしょう。
ただ、会社が潰れたり、事業が行き詰ることもあるので、時代のニーズに合うか合わないか、合わせる能力があるかということも重要です。適応力と成長力ね。
適応力を個人単位で見れば、それは、仕事の仲間と仲良くする能力と、お客様のご要望にお応えする能力が何よりも大切でしょう。
適応力や成長力の源泉は何かというと、それは自尊心じゃないかな。
自尊心と自己愛は微妙に違います。自尊心というのは、自分で自分を大切にしたいというよりも、「他者から大切にされたい」という思いでしょう。自己愛が強すぎて他者愛が弱い人は、他者から大切にされないので、結果として自尊心が満たされませんね。
自尊心が満たされるには――他者から大切にされるには、どうすればいいか?
他者を大切にすることによってしか、自尊心は満たされないでしょう。
職業の領域で言葉を探すなら、自尊心とは「プロ意識」ではないでしょうか。
「プロ意識」をもって仕事に臨んでいる人は、周囲からの評価が高く、その職場にとってなくてはならない存在であり、したがって、やりがい感と使命感ともに高く、日々、活き活きと暮らしていけるのではないでしょうか。
偉そうなことを書きましたが、なぜ、そんなことを考えたかと言うと、自分の苦しい体験からです。
私のような自由業は、毎月のお給料が保証されている会社員と違って、稼ぐも自由、飢えるも自由。月収10万円そこそこの月もあれば、100万円の月もあったりする。まるでジェットコースターのような乱高下ですね。
以前は、1カ月先の手帳の空白、つまり仕事が入っていない日のことはあまり不安に思わなかったのですが、最近は、どうにも気になって仕方がない。この先、仕事を続けられるのかと不安で不安でたまらず、気に病みすぎて、目の前の仕事に集中できなくなるという悪循環を経験しました。
これって、非合理的ですよね。将来が不安なら、いまの仕事に一生懸命取り組めばいいのに、それができない。うつ病の入り口を見る思いがしました。
収入を得るためだったら、アルバイトやパートをするという方法もあります。でも、アルバイトやパートだけでは生きていけません。金額の問題もあるけれども、それ以上に、やりがい感の問題が重要でしょう。
さあ、今日も一日がんばって働こうという意欲が湧いてくるかどうか。
その意欲の源泉は何なのかと考えたとき、私の場合は、結局、書く仕事を26年間も続けてきたわけで、そのことに対してのプライドがある。このプライドが満たされない仕事に対しては意欲が湧かないわけです。プライドの満たし方には色々あって、それはライター以外の方法もあるかもしれない。そのへんは社会のニーズも考えながら柔軟に考える必要はあるけれども、プライドを捨てることはできません。多少、プライドが傷つくような経験も必要かもしれませんが、プライドそのものを捨てたら、人間をやっていられない。
プライドを日本語に直すと「誇り」ということになるかな。
念のため、字源を調べたら、「大げさに言うこと」だそうで、どうもよろしくない。何か他に良い日本語はないかと考えていって、「そうだ!自尊心だ!」という結論が得られたわけでした。
履歴書に貼る写真はプロのスタジオで! 2009年05月11日
意志のチカラ 2009年04月22日
キャリア・コンサルティング技能検定2級… 2009年03月28日