TONO CAFE

TONO CAFE

PR

Profile

TONO1977

TONO1977

Calendar

Archives

2025.06
2025.05
2025.04
2025.03
2025.02

Comments

aki@ この様なコメント大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に反日メ…
TONO1977 @ Re[1]:1分骨盤ダイエット(10/01) 和活喜さん >お久しぶりです。 >まるで…
和活喜 @ Re:1分骨盤ダイエット(10/01) お久しぶりです。 まるで魔法のようなお話…
トニー2001 @ Re:雑談のルール(12/12) おひさしぶりです。 青森のコーヒー豆屋…
トニー2001 @ 穴場… おお… これは… 穴場的な雰囲気がま…
2007.05.04
XML
カテゴリ: 感銘を受けた本
痛快!憲法学

集英社インターナショナル

今回は大日本帝国憲法について軽く
まとめておこうと思う。



明治政府は日本の資本主義化を目指し
さまざまな方策を打ち出したが、どれも欧米と戦えるだけの
結果をだせなかった。

そこで伊藤博文が憲法草案策定のためにヨーロッパに派遣

ヨーロッパにおける憲法がキリスト教の伝統から生まれた
ことを学び、制度や法律だけを輸入するのではなく、
キリスト教の代替物としての宗教を作ろうとした。

そこで、キリスト教のイエスのように天皇を現人神とし、
「神の前の平等」を「天皇の前の平等」とし、宗教をつくりあげ、
明治天皇が皇室のご先祖様に誓いをたてるという特殊な形で
(西洋の憲法は国王の権力を縛る形)、大日本帝国憲法を
作った。

この試みは大変な成功を収め戦前の日本人は、
自分たちを「天皇の赤子」と考えるようになる。
つまり日本人はみな天皇の子どもであって、天皇からみれば


この確信があって日本に資本主義が生まれるようになった。
(天皇からみればお金持ちの人間も、貧乏の人間も
 同じだから、学問と努力さえあれば出世できると
 考えるようになったから。キリスト教の予定説と同じ
 考え方。神からすれば人はみな同じである。)


国はどこにもない。
その意味では、明治の日本が短期間で民主主義や資本主義の国
を作り上げたことは、空前絶後であるとのこと。

しかし、帝国憲法が天皇と人民の契約ではなく、明治天皇と
神々の契約となっていたことで、
日本人の意識に「憲法とは国家を縛るものである」という
意識がとうとう定着せず、昭和になると天皇の権威に名を
借りた軍部により日本は暴走していくことになる。



歴史を学び、分析していくことで、見えないものが見えてくる
んだなあと、とても感動した。
もっともっと学ぶことがたくさんある。楽しみだ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.05.04 08:43:15
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: