夏の始まりを告げるファンファーレ
突然の雷鳴と大粒の雨
待ち合わせは、
駅前ビデオ屋の看板の下
時間は、もう30分遅刻
多分素直過ぎる君は、
店に入る事もしないで
雨に濡れながら
00%の笑顔を準備して
只只、僕の到着を待っている
この角を曲がるとそこに君が居る
多分そこには、
ずぶ濡れの彼女が居るはず だったのに
二人でも余る程の
大きな傘をしっかり持った君が目の前に
300%の笑顔で微笑んだ




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