大石シュウの土佐日記

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2006年04月19日

土佐のお座敷あそび

カテゴリ：趣味

高知にはお酒を飲む「お座敷」での「遊び」が沢山あります。

今度ローターアクトクラブのイベントで行うのは、「はし拳」
今日は夜の例会で酒なしで練習してきました。

はし拳とは・・・・

１対１で戦うゲームで、先攻と後攻にわかれて場に出た箸の数を当てあうゲームです。
箸はお互い３本ずつ持ち、出すときは０～３本を手の中に隠して前に出します。
先攻は場に出た数が「３本」になるように当てます。
後攻は場に出た数が「１本もしくは５本」になるように当てます。

掛け声は先攻から、

受けて後攻が、
「いらっしゃい！！」
といいながら、０～３本を手の裏にに持ち、相手に何本持っているか悟らせないように前に出します。
これを受けて先攻が、
「３本！！」
といいながら後攻の出した数とあわせて３本になるように予想して、０～３本を手に持ち前に出します。
お互いが出揃ったら・・・・
すかさず後攻が場にでた数が全部で「１本」もしくは「５本」どちらの数か当てます。

拳を開きます。

でた数が３本なら先攻の勝ち。
でた数が後攻の言うとおりなら後攻の勝ち。

例えば、
掛け声は先攻から、
「申す！！（お願いします）」
受けて後攻が、
「いらっしゃい！！」（２本出す）

「３本！！」（１本出す）
後攻が「５本！！」
これは足して３本なので先攻の勝ち。

この時例えば先攻が３本出していれば、足して５本で後攻の勝ちになります。

このゲーム、酒の席で考え出されただけあって、単純だけど奥が深い遊びです。
またベテラン同士の戦いはテンポや掛け声が非常に気持ちよく、見ているだけで楽しくなってきます。（市場のセリに少し似ているかも・・・・）

この他にも土佐のお座敷遊びには、「べく杯」を使ったものや、「菊の花」といったものがありますが、これはまた今度、、、、

４月２９日は菜園場「吾平」で講師付きで「はし拳大会」を行います。
このブログを見てくれた方は是非とも高知の伝統文化継承のために、集合して下さい＾＾