☆たんぽぽのドタバタ日記☆

☆たんぽぽのドタバタ日記☆

姉ねぇの卒業・・・・

卒業・・


2009.3










もしも あの頃 あの時 諦めていたなら

きっと 今の あなたは ココにはいなかった・・・・



夢や希望を 胸いっぱいに膨らませて向かえた中学の入学式。
部活に励み、友達も増え 新しい環境にも慣れてきたのに
どうしてなの?
無残にも 心が壊れてく・・・
居場所が無い・・・
行く場所が無い・・・


友達が友達でなくなって


どうしてなの・・・?
昨日まで冗談言って笑ってたのに

生きてる価値が無いとののしられ
教科書は 無残に引き裂かれ
お弁当は グチャグチャにされ


「好きだ」と初めて告白してくれた
あの人にさえも・・・・


何処に行けば良い?
親に言えば 倍返しされる・・


もう・・

何処にも行けない・・
もう・・・

何も要らない

誰も要らない・・・


あなたはたった一人で
そんな気持ちでいたんだったね・・・



学校へ行くフリして 
私が仕事に出る時間見計らって
家に引き返して 
何もなかったかのように元気をフリ舞っていた・・


様子がおかしいと つけてみたら


たった一人・・
誰も居ない 公園の中で 
あなたはそこに佇んで居た・・

胸が張り裂ける思いだった・・・

気付かないでいた事に後悔をした


「ごめんね・・ごめんね・・」
抱きしめて 涙したね・・


一緒に解決の道を探してみたけど
もう あなたの足はすくんでしまって
現実から心は頑なに閉ざしてしまったよね・・


家の中のあなたは こんなに明るくて
面倒見が良くて 楽しいのに・・・
自分なりに 出来る事をしてくれるのに・・・
答えは いつも「お母さん」になってたね・・


どうしても 自信を取り戻して欲しかった
あなたには 輝いた未来があるんだから・・



私の友達が 直接話して勧めてくれた「ダンス」
あなたは 「お母さんも一緒なら」と
不安気に「やってみる」の答えを出したよね・・

そうして 見つけた「ダンス」との出会い・・・
私の友達も本気で心配してくれて
一緒に始めてくれたよね・・


通ううちに
ドンドン自信をとりもどして行くあなた・・

そこには
年齢問わず色んな人が色んな所から来るんだから・・


1年少しが経ち
あなたは2年生を迎えていたよね

そして・・・・
「学校へ行ってみる」と勇気を出して言ってくれたね
嬉しかった  本当に嬉しかった

1年もの不登校で
「いじめた」奴等が謝りに来てくれたね。。

だけど 奴等は別の道へと進んでいって

嬉しさもつかの間に
あなたも その奴等に誘われるまま
ドンドン 私から離れていってしまったね・・



凄く 凄く 悲しかった・・
あなたからの裏切に・・

再び 不登校の日々・・
今度は 家にも帰ってこない
親の財布にさえ 手を伸ばしてしまう。。。

いつからか・・ 私に暴言を吐くようになった。
顔つきも スッカリ変わって


どうしてなの?
あなたは 何処にいくの?
そんな風になるために 育てたんじゃない

私が間違っていたの?
何度
そう繰り返し自分に尋問しただろう・・・


私の決断・・・・

周りの人は言ってた
私が再婚を選んだから 子供がこうなったとーー・・
言いたものは 言えば良い・・
本気で思った。 
知らなくて良い 分かってもらえなくて良い。。

あなたが「良いよ」と言ってくれた事
あなたの弟も言ってくれたこと
ちゃんと 4人で向き合って話した事・・・
だけど あなたは 繰り返す 今の世界が楽しいために・・・・

彼は その現実を全て受け止めた上でこの道を進むと言ってくれた
私も 掛けようと決断をした

でもね そんな簡単なものじゃないよね・・
新しい土地と環境でも
繰り返す家出・・・
電話がなると 「警察に補導」で引き取りの連絡。

そのたびに 心が砕ける思いだった・・・
もう無理・・・
何度も思った・・・

新しい学校には あなたのクラスがあって
先生がね 必死になってくれました
少しの登校で 出来た友達も 一生懸命になってくれました

何度も あなたの居ない学校に彼も足を運んでは
あなたを あなたの状況を先生にお願いしてくれていました

思いは「取り戻して 本当の自分」に・・・・

そうして
すこしづつ 家に居る事が多くなってきて
すこしづつ その仲間とも距離を置くようになって・・
そんな中私の妊娠で 「もう迷惑はかけないから」と
仲間から 手を引いてくれたよね・・・






それからーーー
「高校へ行きたい」に 猛勉強して
今更行ける確率は 私立高しかなかったけど
それでも いけるのならと 何度も挫折しそうになりながらも
励まして 応援して 頑張ったよね
夏休みには 自ら鍛えると言って新聞配達もしたよね
ドンドン 変わっていく姿に 感動ばかりだったんだよ。

そして

あなたが言ってくれた みんなへの気持ち
今でも覚えてるよ
「ありがとう」って・・・。

「もう1度ダンスがしたい」って

いつも ヒヤヒヤ ドキドキしながら あなたを見てきた
そして いつも 思いは一緒。と言い聞かせてきた
ウザがられても 言い続けてきた・・・


この3年間での卒業は あなたが本来夢見て 勝ち取った宝物。
そして 再び「ダンス」に出会い チームと共に励んだ事も宝物。
沢山の友達に囲まれて 共に笑い 喧嘩して 友情を育んできた事も宝物。
そこでしか味わえない最高の宝物・・・

私も同じ夢をあなたに託して来た。
私が歩んできた道を 同じようにさせたくはなかったもの・・
あなたには 素晴らしい可能性と未来があるのだから・・・


今のあなたは とっても輝いてる・・・
沢山の夢と希望と目標を持って こうなりたいと言う言葉に迷いは無い・・・




「もしも あの頃の自分のような人がいるなら
私は ダンスを通して希望はあるよ。諦めないで 
と伝えれる人になりたい____」 と 

今は無理でも「ダンス」の道に
それが 次の夢  目標・・・・・・


あなたなら 必ず「出来る」








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