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ずっと美術館に足を運ぶ事がなかったので
この間もダリを見そこなったし...
ここのところの私は、アートに浸りたくなっていました。
本日、 うらわ美術館 に行ってきました。
「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」
ピカソやシャガール、マティス、ミロなどの巨匠たちの作った
挿絵本の公開です。全てうらわ美術館収蔵のものだそうです。
本をばらして一枚一枚、額にいれて展示してあるのですね。今日はギャラリートークのある日で、学芸員さんのお話を館内をいっしょにまわり、聞くことができました。
とても、よかった。
おもしろかった。やっぱりギャラリートークを聞くのと聞かないのとでは
作品を知るという点で相当な差があると思います。入るとすぐにピカソの版画がありました。
ビュフォンと言う人の「博物誌」の動物すべてを担当したらしい。
彼は文章をよく読まなかったらしく、背景など個性的で
動物の顔が生き生きとして、ちょっと遊び心もあるような感じ...
墨絵のような濃淡であらわした線がとてもみごとだっだ。
さすが、ピカソ!いいなぁ!
「とかげ」が特に気に入りました。細かい模様がすごいんです。シャガールの「寓話」の挿絵。
フランスの国民的文学である「寓話」の挿絵を
ロシア生まれのユダヤ人であるシャガールが描くという事で
かなりな物議をかもしたらい。
モノクロで色彩はないが、愛らしい動物の表情がシャガール
らしかった。それと「ダフネスとクローエ」
これはおなじみの美しい色彩です。
シャガールはピカソと違い、文を熟読してから
とりかかったらしいです。
彼は幻想的に描くけど、かなり取材はきちっとする人だとと
学芸員さんが言ってました。
マティスの作品は「ジャズ」と言う本の挿絵です。
あれ~私が子供の頃やっていたおりがみの貼り絵と
そっくりではないですか~
そう言えば、図工の先生がほめてくれてたっけ...
あたしってやっぱり天才だったのか~(笑)色といいデザインといい、とても気にいりました。
挿絵だけでなく、文字も書いています。
それがすごい大きい文字...
サンプルがあったのですが、挿絵と文字がしっくりしていて
ステキな本になっていました。本というより芸術品と言う感じ...。
マティスはあんまりピンをこなかった画家でしたが
これはほんとうによかった。
ちょっとキース・へリングを思い出たりしました。
ギャラリートークは1時間位でしたが、とてもわかりやすく
参加してよかったと思いました。いつもそうですが、うらわ美術館の企画は観点がおもしろく
学芸委員さんのお話も肩が凝らずに楽しいです。こういう、ちょっと変わった視点で、あまり大々的ではない展覧会は、いいなぁ、と思いました。
ん~充実した~
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