TrainMの日記&トーク広場

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初日~南部の戦跡めぐり編~



朝は5時半起き。朝ごはん食べて、親としばしの別れです。
今回は携帯持込OKなので連絡は取り合えます。

しかし、親は僕が見えなくなるまで送りました。

1人朝の電車に乗り練馬へ。
友達と大江戸線のホームで待ち合わせなので、
大江戸線のホームへ。

やってきた電車に友達が乗っていました。

そんなこんなで羽田に着くと、人一杯。
チケットも配って、さぁ飛行機へ。

実は僕、飛行機初めてなんです。
なのでちょっと楽しみでした。
そんな飛行機の中。離陸を始める際に速度を速めると、
おぉ~と歓声が上がり、離陸すると、また、おぉ~と拍手も起きました。

飛行機から望む空は、それはそれは美しいものでした。

子供みたいに、雲の上を飛んでるよ~なんて思いつつ、
エメラルドグリーンの沖縄の海が見えると、
みんながこぞって、きれいなんて感激していました。

那覇空港に着くと今度はバスの移動。

僕達のバスのバスガイドさん。それはそれは可愛い人でした。
まだ若い、そしてあどけなさがあります。
そんなバスガイドさんが「ゆいまーる」という歌で迎えてくれた修学旅行。

まず最初に行ったところ、それはひめゆりの塔。

ここは沖縄戦でお国のために働いた女性達の眠る場所。
ここには第三外科壕の跡もあります。

そこで、ひめゆり部隊の1人だった
生き証人の方に話を聞きました。
その人の話を聞くと、頭にその話している時の光景が
浮かぶんですよね。それもリアルに。
その人は南風原(はえばる)陸軍病院→糸数分室→第三外科と移動し、
看護をし、戦争を見てきました。

やはり最初は「お国の為にがんばろう」と思ったそうです。
しかし、いざやっていると、
「なんで私たちは戦争ということをやっているのだろう」
今となっては恥ずかしいそうです。

そして、最後にこんな言葉を残してくれました。

「私たちが身の回りでおきた地震や集中豪雨は天災だから
人の力では止められませんが、戦争は人災なのです。
だからとめることが出来るんです。殺人も人災です。
だから皆さんも命を軽く見ないで、大切に生きてください。
そして今度はあなた達がこの戦争を語り継ぎ、
2度とこんな人災が起きないようにしてください」

胸に突き刺さりましたね。
生き証人の方の願いなんだから聞き入れないわけがないはずです。

そしてひめゆり資料館に行きました。
壕の中で行われた治療に使ったものが展示されていました。
写真も見ました。もう言葉になりません。
「悲しい、むごい」これ以外に何の言葉が出るでしょうか。

資料館を訪れた後は、いよいよ初日のメインイベント
壕に入ります。僕達は、先ほどの生き証人の方も入った
「糸数壕」に入りました。
岩が飛び出ていたり、すべったりと懐中電灯を持って
みんな四苦八苦していましたが、
昔、住民がこんなところに入ってよく耐えたなって感じました。

ここでは、本当の暗闇を体験しました。
懐中電灯を消した瞬間・・・。
まわりどこもかしこもなんにも見えないんですね。
ただあるのは黒の色だけ。
僕はここで初めて、本物の暗闇を見たわけです。
怖いです。恐ろしいです。いつ死ぬか分かりません。
そんな中で生活していたわけですから、
どれだけ生と死とをさまよったかということが見て取れました。

そしてボランティアの方が最後に言いました。
「帰ってきたら、憲法9条をよく読んでみてください。そして、自分たちが
どうしたらよいか考えてみてください。そして、この言葉を覚えて
帰ってください。『ぬちどぅたから』命は宝ということわざです。
命はなんにも代えられない宝なんです。是非覚えてください。
そして平和の意味を考えてみてください」

ぬちどぅたから、それはぼくたちだけじゃなくて、
この日本国民全員が考えてゆくべき基本的理念なのかもしれません。

そんな初日に撮った写真です。

乳牛糸数壕羽田空港


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