今回のドイツはピンポイントに好きなところを訪れたかんじでとても濃縮した4日間をすごしました。葡萄畑、葡萄畑の連なる川、醸造所のいっぱいある街、醸造所訪問、ワインバーと常にドイツワインに関わっていた日々でした。
ドイツワインづくしのこの時間はとても幸せなひと時でした。ずっとワインを飲んでいるわけではないけれどドイツワインを生むその土地にいるだけで幸せを感じられたのでした。
特にドイツ2日目はとても充実していました。
リューデスハイムの畑の上にユースホステルに泊まってリューデスハイムの市街からバスでガイセンハイム乗換えでシュロス・ヨハニスベルクの手前の道Grundで下車してヨハニスホフ醸造所を訪問しました。そして左手にヨハニスベルクの街、右の葡萄畑を眺めたら20分ぐらい丘を登りシュロス・ヨハニスベルクに到着し、ヴィノテークで少し試飲をしてレストランで絶景を眺めながら昼食をとりました。その後バスでシュロス・ライントハウゼンまで行くが入り口がわからず中には入れす、ハッテンハイムまで歩きハッテンハイムの街も少し歩いて著名な醸造所を見つけ時間になり電車でエルトヴィレまでいきバスでキッドリッヒの街に到着しロバートヴァイル醸造所を訪問しました。その後バスがなかったのでシュタインベルクの畑を見下ろしながら30分歩きクロスターエーベルバッハに到着し少々見学してからバスでエルトヴィレに着き電車でリューデスハイムへ、クリスマスマーケットの雰囲気を堪能しリューデスハイマーシュロスで夕食をとりユースに帰還、という一日でした。
午前中のシュロスヨハニスベルクまではバスなどをちゃんと調べていて計画的だったのですが、その後はある程度調べていただけでその場で行き先を決めていたのですが、結果的にラインガウのワインで有名な場所満喫プランになりました。けっこうメジャーなところを行ったことになるのですがとても楽しかったです。
ただこれを一日で、しかもバスで訪問する人はそうはいないかと思います。一時間に一本かそれより少ない路線のバスや電車を乗り継いで訪問していったのですから。ほんとに好き物の変人だなと自分で思ったのでした。この一日道端ではほとんど人に会っておらず冬に訪れる人はほとんどいないところばかりですから。
次の日のミッテルモーゼルもそうなのですが車だったらとても簡単なのですけれど、さすがに徒歩での限界を感じた2日間でした。
ここの事柄については個別に感想を書いていきたいと思います。おおむねを書くのがいつになるかはわかりませんが・。
あと、4日目のミッテルモーゼルは泊まっていたところでデジカメの充電池をどこに置いたかわからず一日デジカメが使えず全く写真を撮れませんでした。ヴェーレン、グラッハ、ユルティッヒなどの畑と川と建物が織り成すすばらしい風景を記録できなかったのはとってもショックでした。記憶には焼きついているしとても癒されはしたのですがやっぱり残念です。
今回のドイツではたぶん醸造所の試飲だけで50種類ぐらい飲みました。その他にもお金をだして飲んだグラスワインもいくつかあります。まあ数だけでいえば試飲会にいけばそのくらいは一箇所で容易に飲むことはできるのですが、雰囲気を味わいながら、または作り手と共に飲むドイツワインは格別なものでした。
個々の醸造所のワインについての感想はまた書きますが、全体的な印象を少し書きます。
2005年以降のワインにいえることなのですが、僕は主にファインヘルプ(ハルプトロッケ、中辛口)とそれより甘いのを中心に飲んだですが、ファインヘルプでもとってもフルーティーなワインばかりでした。残糖は規定が決まっていると思うのですが数値以上に甘く感じるものが多かったです。僕的にはうれしいことなのですが、表示をみてワインを選ぶ人にとっては表示では全く味わいが想像できないような広がりになってしまい困ったことになってるのではと思いました。
トロッケン表示でもでとてもフルーティーなものもあるかと思えば、同じ醸造所のワインで同じ街の違う畑はとても辛口だったりと飲んでみないとワインがわからないということになってしまっています。
それは温暖化によって完熟する葡萄が多くなったからではないかと思います(これは遅摘みの葡萄ばかりを使っているということではありません)。これだけが原因ではなくいくつかの要因が重なってのことだとは思いますが。
それといくつかの醸造所でヴィンテージ違いの同じ商品を飲む機会を持つことができました。その多くは甘口のシュペットレーゼでしたが。
で、多少熟成しての変化はあると思うのですが明らかに味わいが違うものが多かったのです。本当に同じ畑?というぐらいに匂い、口の中での広がりなどの印象が異なるものもありました。それが06年と07年という一年差であってもです。前からわかってはいましたがここまでヴィンテージによって違うのは驚きでした。
なので先入観でワインを選ぶのは駄目なんだなーと再認識しました。といっても全てのワインを試飲して購入することはできないので、そこで「情報」というものが大切だということにあらためて気がついたのでした。
2007年産はというとモーゼルよりもラインガウ、ミッテルラインのほうが好印象のものが多くすばらしい年だったのではと思います。雹や雨で生産量が減ったところも多かったみたいですがその分選りすぐった葡萄で造られたことも良かった要因だと思われます。
どんなタイプもフルーティである程度のボリュームがあるワインが多かったです。モーゼルは甘口は2005年よりは感動するものには出会わなくてそれよりはファインヘルプのほうが出来が良かったように感じます。
むしろ自分の中では勝手にあまり印象がよくない2006年産のほうですばらしい甘口にいくつか出会えました。購入したモーゼルの甘口のワインでもいくつか06年産があるので飲んだらまた感想を書いてみたいです。
とだーっと書いてみましたが、書いていてソムリエ、そして上級ドイツワインケナーの資格を持っているので無責任なことは書けないなあーと思いながらワインのことについてはちゃんと考えながら書きました。個人的なブログとはいえ公に承認されている資格を持っているので適当なことを書いてはいけないと思ったのでした。
まあたまには間違ってることも書いているかもしれませんがある程度熟慮しながら文を書いていることをわかっていただきたいです。また、指摘などしていただけると助かります。
醸造所のことについては書くのにエネルギーを必要とするのでだいぶ先になっていくと思いますがお楽しみにです。
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