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そんな映画をDVDマガジンにして発売してくれるなんて、なんて太っ腹なんだろう。
早速見ましたが、やはり時代を超えてもいい映画は何度見てもいいものですね。
この映画のあらすじとしては、武田鉄矢さん演じる東京の青年が退職金を叩いて買った新車(マツダ・ファミリア)で北海道へわたり、桃井かおりさん演じる傷心旅行の娘をナンパして、その途中で高倉健さん演じる寡黙な中年男を乗せて三人で旅をするというもの。その途中で、いろんな事件があって三人の気持ちがバラバラになりそうになりながらも、最終的にはその中年男の奥さんが待つ夕張まで行くというもので、ラストシーンの黄色いハンカチがはためくシーンは感動ものでしたね。
この映画は高倉健さんは別格として、まだまだ若かった武田鉄矢さん、桃井かおりさんを起用したのもすごいんですけど、脇を固める役者さんがすごい。中年男の奥さん役が倍賞千恵子さん、旅館のオヤジ役に太宰久雄さん、警察署の係長役に渥美清さんと「男はつらいよ」のメンバーが揃っていたこと。渥美清さんが登場した時には、私を含めた子どもたちは口々に「あっ、寅さん!」「寅さんだ」って言っていたのを覚えています。
それから、チンピラ役にたこ八郎さんも出ておられましたね。たこ八郎さん、って若い人にはわからないかもしれないけど、いつも酩酊状態のようでユニークなキャラクターの役者さんで、かつてはボクシングの日本フライ級チャンピオンだったんですよ。だから、乱闘シーンでの動きは今改めて見ると、そのキレは抜群でした。やはり本物は違いますね。
この映画のもう一つの見所は、1977年あたりの北海道の様子やその当時の懐かしい音を聞くことができるところ。北海道は何度も行っていますが、この当時の北海道はもちろん知りませんから新鮮に感じます。また「音」については、蒸気槌の音(基礎工事をする時にH鋼などを打ち込む時に用いられて、コン、コン、コンと金属音がする。高度成長期にはよく見かけました)や駅のタブレット閉塞の電鍵のチーン、チーンの音やディーゼル機関車の警笛の音など、そういった面でも楽しめました。
ところで、この映画をご覧になった方は覚えておられると思いますが、この映画にはキスシーンがあったりするんですけど、よく当時の保護者はあとでクレームとかつけてこなかったんだなぁって思いました。
それから、この映画の制作当時、高倉健さんは46歳。ちょうど今の私と同じですよ。かっこいいですよね。私の場合は・・・そこまでなってないなぁ。
個人的にも大好きな映画がこうして見ることができるのは、ホントうれしいものです。
ありがたいなぁと思いました。
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