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JR北海道は10日、留萌線(深川―増毛間、66.8キロ)について、特に利用が低迷している留萌―増毛間(16.7キロ)を2016年度中に廃止する方針を決定した。島田修社長が留萌市の高橋定敏市長、増毛町の堀雅志町長と会談して伝えた。
島田社長は同町で会談後に記者会見し、留萌―増毛間の廃止決定について、年間の赤字額が1億6000万円以上に上り、雪崩などでたびたび運休となる点を理由に挙げた。地元への対応では「今後も沿線自治体の観光振興などに協力していきたい」と述べた。
一方、堀町長は「今後は町民や議会などと相談して対応したい」と話した。増毛駅は昨年死去した俳優高倉健さんが主演した映画「駅 STATION」のロケ地となったことで知られる。 【時事通信ネット版から引用】
今回、JR北海道が廃止を打ち出した留萌本線は、函館本線の深川から留萌を通って増毛へ向かう路線で、このうちの留萌~増毛間を廃止するというもの。この留萌~増毛間といえば、本文にもありましたが高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台になったところでして、映画公開当時はこの増毛の先にある雄冬との間には国道がつながっていなかったという文字通り「陸の孤島」のようなところでした。その後、国道231号線が開通してからは、だんだん様子が変わって行ったんでしょうね。
日本海側に位置する路線ですから、冬の悪天候などでの運休もあったようですし、何より利用客の減少というのが辛いところなんでしょうね。列車の本数が減ると車を持てる人は車で移動するでしょうし、利用客の減少に歯止めがかからなかったのでしょう。
例えば、千葉県のいすみ鉄道のように、国鉄当時の車両を丁寧に整備しながら運行するという方法もあるでしょうけど、これも首都圏から比較的近い場所にあるからできることだと思います。これと同じようなことをやろうとしても、かなり厳しいのではないかなってね。観光鉄道のようにして残す、っていう意見もあるでしょうけど、一時的にはそれでよくても、よっぽどの企画やアイディアが続いていかないと単に延命しただけなんていうことになるだけでしょうし。
ちなみに、留萌周辺のバス会社である沿岸バスは、ネットユーザを意識したツアーや留萌の名称から来ているのか「萌えっ子」と言われるイラストを多用したきっぷなどを発売していることから、今回廃止対象となっている留萌~増毛間もその一環で鉄道とのコラボができないか、なんて思ったりします。
話が脱線したついでに、私がまだ独身だった1991年に、小樽港から日本海側の国道231、232号線を通って稚内まで行ったことがありまして、その時に前出の雄冬や増毛、留萌などを通ったことがあります。今ではかなり改良されていると思いますが、当時は国道が開通していた区間であっても道路状態はよくなくて、急勾配やカーブが続く道だったように記憶しています。
それから、映画「駅 STATION」はリアルタイムで見ていないのですが、後年ビデオで借りて見たときには、離島ではないのに船でないとたどり着けないという場所がある、ということに驚いたものです。それが1981年当時の映画ですからね・・・。
ついでに、これまでの中に出てくる「増毛」という地名は、『ぞうもう』ではありません。『ましけ』と読んでくださいね。
話を戻して、最終的には廃止の運命をたどってしまうのかもしれませんが、過疎化が進む地域であればそれもやむを得ないのかなって思ってしまいます。残念ですけどね・・・。
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