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さすらいの天才不良文学中年
星加☆海
「星加 海」作品展に急げ! <号外>
本日は、号外の巻。
神保町を歩いていると、オヤッと思った。
ショーウインドウが目に留まったのだ。神田すずらん通りの「檜画廊」である。
一瞬、ニューヨークの街角を歩いているような錯覚に陥った。おいらの目を釘付けにしたのは、ラテンの血を思わせる油彩である。
躊躇せずに画廊に入った。「星加 海(ほしか うみ)」作品展とある。
やはり、才能というのはあるのだ。目の前の絵は、才能の開花である。何が描きたいかがしっかりと表現されている。
先日、このブログで紹介した「友川カズキ」の絵(10月1日)に狂気が忍び込んでいるとしたら、この絵は正反対だ。ラテンである。日本人にはない純粋無垢の明るさである。
画家の名は、「星加 海」(東京出身、30才)。
略歴を見て、納得した。20才のときにバリ島在住のアメリカ人画家サイモン氏に師事したとある。
小品が中心であるが、どの絵にも彼女の心の中で描きたいと云う想いが素直に表現されている。それが何かと考えたのだが、彼女の慈悲深さではないか。
運良く、作者である星加さんと会話をする機会に恵まれ、私の直感は当たっていると思った。仏陀の再来のような、素敵な女性である。
(写真は、作品を前にする星加さん)
おいらは断言する。今後、彼女の絵に憂いがミックスするとしたら、この画家は大化けする。甘さを出すためには、数粒の塩が必要なように。
おっと、この個展は明日の土曜日まで。
神田すずらん通り「檜画廊」は、地下鉄「神保町駅」下車1分(出口A5、A7)。
諸兄よ、時間を創ってでも、見に行くべし。神保町に急げ。
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
そこで、昨日に引き続き、星加 海さんの朝日新聞切抜記事をご覧あれ。
実力者なのです。
個展は、今日午後5時まで。お時間を創って、是非とも神田神保町まで。
月曜日より「広島帰省編」を再開いたしますので、皆様よろしゅうに。
平成21年10月17日(土)
謎の不良中年 柚木 惇 記す
祝アクセス数、124,000突破
昨日、謎の不良中年のブログアクセス数が124,000を突破しました。栄えある124,000達成者は、「*.so-net.ne.jp」さんでした。ありがとうございます。
124,000突破は偏に皆様のおかげのたまものです。深く感謝し、有難く厚く御礼申し上げます。
お礼に、おいらの秘蔵コレクションから、「星加 海『自画像』」(09年、板に油彩、横20センチ×縦25センチ)をお披露目します。
このブログに掲載したとおり、先週、神田の檜画廊での個展が開催されていた画家です。
この自画像、一目で気に入りました。
彼女の話しによると、一年に一枚のペースで自画像を描いているそうです。それは、愉しみだなぁ。
絵は心の内面を映し出します。特に、自画像は人生をそのまま表現するものです。
そういう観点からこの自画像を観ると、良い表情ですねぇ。ラテンが乗り移っています。今年は良い年だったのでしょう。
次回は、125,000ヒットを目指して精進いたしますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
2009年10月26日(月)
謎の不良中年 柚木 惇 記
星加☆海「らんどまあく@東京原画展」
星加☆海の原画展に、昨日行ってきた。
早くからご本人よりハガキをいただいていたので行こうと思っていたのだが、気が付けば3月4日(本日!)で原画展が終りである。
焦りながらハガキを見ると、終了時刻は午後7時でまでとある。勤務先を5時半に出れば、朝日新聞東京本社まで1時間はかかるまい。
築地市場には6時半より少し前に到着。この時間だともう既に薄暗い。朝日新聞社ビルの二階に上がり、朝日新聞東京本社の自動ドアを入って受付にハガキを見せながら「展示会の場所はどちらですか?」と聞くと、左の通路側に展示してあるとの返事が返ってきた。
なるほど、ありました。
見覚えのあるMモンローの絵が最初に目に飛び込んできた。
嬉しくなっちゃうのである。
もう遅い時間だからであろうか、絵を見ている人はほとんどいないのだが、おいらが立ち止って観ていると、それにつられて絵を覗きこむ人も出て来た。
味のある絵じゃのぅ~。
星加☆海は自分の描きたい絵が見付かっているようだ。だから観る人の心を打つ。
おっと~、繰り返すが、原画展は本日まで(本日3時頃だと、ご本人がいらっしゃる予定だそうだ)。築地市場に急げ!!
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真は、一昨日に引き続き、星加☆海さんの原画展から「新宿 寺山修司」
何故、これがテラヤマかというと、じっくり観ると、分かる人にはわかる寺山修司なのです。横尾忠則とは違ったテラヤマ像ですなぁ。
月曜より再開しちゃいます。皆様よろしゅうに。
平成22年3月6日(土)
謎の不良中年 柚木惇 記す
星加☆海さん三度(みたび)(号外の巻)
昨日から、おいらの好きな画家である「星加☆海(ほしか うみ)」さんと、彼女がメキシコ旅行中に出会った「須見 祥子」さんの「二人展」が神田神保町で開催されている(檜画廊、03-3291-9364 6月26日(土)まで)。
おいらがこのブログで何回も推奨している、若手有望株である。その実力は、朝日新聞「らんどまあく@東京」の連載で折り紙つき。
詳しい解説は止めるが、おいらは「星加☆海」さんの絵が好きだねぇ。ラテンの血が流れているよねぇ。自分が描きたい絵が分かっているよねぇ。おいらの小説が上梓されるときが来たら、装丁は彼女に頼みたいねぇ。夢だねぇ。
何故、そうまで思うか。
解答をおしげもなく、書いちゃう。
ずばり、人生とはラテンなのである!!
ところで、彼女が昨年暮れに紐育を訪問したときの「紐育コラージュ帳」も凄いぞ。会場に置いてあるので、必見。
ただし、一つ、問題がある。それは、時間が経つのを忘れることである。ご用心、ご用心。
なお、「須見 祥子」さんも素敵な画家である。しっかりと自分の美の世界を創り上げておられるとみた。脱帽。
今週一杯(最終日の土曜日は夕方5時まで)なので、神保町へ急げ!!
星加☆海さん再び(号外の巻 続き)
「星加☆海(ほしか うみ)」さんと「須見 祥子」さんの「二人展」の続き。
星加☆海さんの7年前の南西諸島のときの写真帳も会場に置いてあり、これも必見。
繰り返す。
人生の極意は、ラテンにあり。
おいらの座右の銘。「豚もおだてりゃ、木に登る」
今週一杯(最終日の土曜日は夕方5時まで)なので、神田神保町「檜画廊(03-3291-9364)」へ急げ!!
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真は、「星加☆海」さんによる「紐育コラージュ帳」。
夢があるね~。人生に大切なものは、やはり夢だろうね~。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成22年6月26日(土)
謎の不良中年 柚木惇 記す
font style="font-size:20px;">水曜日までお休み
すまぬ。長編小説の締切が今週水曜日(6月末締切)なので、お休みにします。死ぬほど忙しい。
写真は、「星加☆海」さんによる「紐育コラージュ帳」の続き。
「人生に大切なものは、愛と勇気とサム・マニィ(some money)だ」(チャップリン)を思い出す(<==おいらはサム・マニィではなくて、サム・ビア(some beer)だと思っているが…)。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成22年6月28日(月)
謎の不良中年 柚木惇 記す
星加☆海さん再び
先日開催された星加☆海さんの個展で、メトロポリタン美術館の絵を購入させてもらった。
廉価で購入したのだが、これが昨日、宅急便で拙宅に届いた。
早速、梱包を解いて、書斎に掲げてみた。
落ち着いた絵である。この絵は、個展の開催状に取り上げられた画でもある。
これで星加☆海さんの絵は二枚目。
前回の購入は、自画像(写真上)。これもおいらの気にいった絵である。絵に力がある。気分が明るくなる。ラテンである。
さて、気の早い話しだが、おいらが小説を出版するときには彼女に装丁をお願いしてある。
星加さんからはご快諾をいただいているのだが(ありがとうございます)、おいらの本が出るころには彼女は大画伯になっているかも。
いや、すでに大画伯です。
「星加海」銀座松屋原画展に行く
今週水曜日から来週火曜日の5月3日まで、銀座松屋の7階画廊で「星加海原画展」(個展)が開催されている。
このブログでも再三取り上げているが、おいらは彼女の絵のファンである。だから今回も時間を作って、銀座まで足を伸ばした。
朝日新聞の毎週木曜日に2年間連載された「らんどまあく@東京」の原画80点が一挙、展示されているのだ。
圧巻である。
おいらは、絵はもとより芸術で一番大切なものは、オリジナリティだと考えている。ピカソやゴッホが他の追随を許さないのはそのオリジナリティ性である(写真は会場での星加海さん)。
彼女の絵にはそれがある。星加海の世界を遂に作ったのである。そして、その背景にあるのはラテンの血を思わせるノリである。
日本人にはないラテンのノリ。しかし、彼女にはそれがある。そして、そのノリを自分のオリジナリティとして絵に表わしているのである。
彼女の話しによれば、6月から京都に移住するらしい。そうであれば、日本の仏像が彼女によってどう表現されるのか。それもまた楽しみである。
なお、会場では、彼女が携わった東レの眼鏡拭きが販売されている(写真下)。おしゃれなので、興味があるお方は求められたら如何であろうか。お薦めの一品である。
彼女はいずれ世界に羽ばたく画家になるとおいらは予測している。さあ、この原画展は連休中の3日までだ。急げ。
星加海「旅~街の匂い」展に行く(前編)
このブログで度々紹介している画家、星加海さんの個展がまた開催される運びとなった(先週金曜日より開催中。写真中央が星加さん)。
彼女が今年の初めに京都から茅ケ崎市(神奈川県)に引越してきて初の個展である。
彼女のことはこれまで何度も紹介しているので繰り返しての説明は省くが、一言で述べると、自分の描きたい絵が何かを把握している画家である。
人は、何故絵を描くのか。
実は、これが画家にとっての最大にして最終の質問である。
彼女の答えはシンプルである。描きたい絵があるから描く。
実は、絵を描くということは人生を描くと云うことなのである。人生を表現することなのである。だから、自由に絵を描きなさいと師匠(バリ島在住画家サイモン氏)に云われて描いた彼女の絵は彼女の人生そのものである。
この絵は彼女の処女作。99年の作品。油彩。キャンパス。約70×60センチ。
自分が描きたい絵を描くから、観る人にもそれが伝わる。どうでも良いと思って描いた絵は人の心を打たない。絵に作者の心が塗りこまれると、その絵は語るのである。
「ねぇ、この絵を観て」
星加海の絵とは、そう云う絵である。
この展覧会、来週火曜日(4月17日)まで開催中である(ただし、水曜と木曜は定休。午前10時から午後6時まで)。
場所は、茅ケ崎駅南口から徒歩約10分の「カロカロハウス」(茅ケ崎市中海岸2-4-31 電話0467-58-8331)。
水木定休なので、この土日に茅ケ崎のサザン海岸までドライブされたらどうであろうか。おっと、JRであれば、茅ヶ崎は横浜駅から約30分。遠くはない(この項続く)。
星加海「旅~街の匂い」展に行く(後編)
さて、彼女の絵の魅力にはもう一つある。
それは、ラテンのノリである。彼女の中にそういう血が流れているのである。
だから、絵は才能なのである。
おいらの中学校時代である。いつも斜に構えている国語の先生がいた。漫画に造詣が深く、当時、週刊漫画タイムズを褒めていた変わり種である。
この先生が、漫画は1回分の原稿が原則として4頁の倍数で決まっているということを教えてくれた。
さて、その先生の口癖であった。
「黒砂糖をいくら集めても、白砂糖にはならない」
残酷だが、真実である。
歌がいくら上手くても、それだけでは歌手にはなれない。それは、米国の国民番組である「アメリカン・アイドル」(FOXTV)を観なくても分かることでる。同様に、いくら絵が上手くてもそれだけでは画家にはなれない。作家もまた同じである。
スターになるには、才能が必要なのである。良い絵にはそれが備わっている。誰も描いたことない絵、誰もが描かない絵、簡単には描けない絵。そういう絵を彼女は描くのである。
おいらの好きな彼女の作品。
何度見ても飽きが来ない絵である。
繰り返す。この週末に茅ケ崎「カロカロハウス」に急げ。茅ケ崎には「開高健記念館」もある、サザンオールスターズの名が付く「サザンビーチ」もある(この項終わり)。
祝アクセス数、330,000突破
5月29日(火)、謎の不良中年のブログアクセス数が記念すべき330,000を突破しました。
330,000突破は偏に皆様のおかげのたまものです。深く感謝し、有難く厚く御礼申し上げます。
お礼に、おいらの秘蔵コレクションから、「星加 海『オブジェ』」をお披露目します。
今年4月に茅ケ崎で開催された彼女の個展時に求めたものです。
星加 海(ほしか うみ)さんのことはこのブログで何回も書き込んでいますので繰り返しませんが、おいらの目に狂いがなければ今後大化けする新進気鋭の画家です。
こういうオブジェは好きじゃのぅ。このオブジェ、書斎でおいらの目を楽しませてくれています。
次回は、340,000ヒットを目指して精進いたしますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
2012年5月31日(木)
謎の不良中年 柚木 惇 記
号外
本日と明日は休日につきお休みの予定でしたが、昨日から吉祥寺駅北口でおいらの一押しの「星加 海(ほしか うみ)展」が開催されていますので、号外といたします。
写真は、星加海さん。
星加海さんのことはこのブログで再三取り上げていますので(フリーページ「星加☆海」参照)繰り返しませんが、新進気鋭の画家です。
独特のタッチで見る人を惹きつけますなぁ。百聞は一見に如かずで、是非吉祥寺にお出向き下さい。
場所は吉祥寺「トムズボックスギャラリー」(0422-23-0868)。昼の12時から夜の7時半までやっていますので、会社の帰りに立ち寄るという手もありそうです。7月11日(水)まで開催中です。吉祥寺に急げ!
なお、おいらの明日のブログはお休みをお戴きます。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成24年7月7日(土)
謎の不良中年 柚木惇 記す
本日から3日間お休み
月曜日は「海の日」ですので、本日から3日間は休日につき、お休みです。
写真は、「海の日」に因(ちな)んで「星加 海」さん。
彼女の事実上の処女作。
海さんの今後のご活躍が愉しみです。
あ、それから吉田類さんの句会でお知り合いのKさん、会場にお運びいただき有難うございました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。俳句、創ってます?
それでは、皆様よろしゅうに。
平成24年7月14日(土)
謎の不良中年 柚木惇 記す
「星加☆海」展 再び
昨日、久し振りに「星加☆海」展に行ってきた。
星加☆海(ほしか うみ)さん(新進気鋭の画家)の絵を観るのは、今年これで二回目である。
彼女の絵のことはこのブログで何回も書き込んでいるので繰り返さないが、作風が固まってきたことが分かる。油が乗り始めたとでも云おうか(下の写真は、ご本人)。
芸術で一番大切なことは、独創性である。オリジナリティと云い換えても良い。それを彼女は身に付けたのである。彼女の絵になったのである。作風が固まってきたというのは、そういうことである。
もう一つ。
絵とは、人生そのものである。
だから、絵を観て「この絵は何だ」という、心のさざ波が起きなければ、絵を観る価値はない。ただ単に描いてある絵は、絵画とは呼ばない。それは、ただの巧い絵である。それが、作画と絵画の差である。
彼女の絵にはそれがある。
さて、今回の個展で気に入った画。
この絵には、心に引っ掛かる何かがある。良い。
「星加☆海」展。神田神保町すずらん通り「桧画廊」(地下鉄「神保町」駅下車。電話03-3291-9364)にて開催中。今週末の土曜日まで(平日は午後7時、最終日は午後5時まで)。
皆の衆、神田神保町に急げ。
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真は、星加海「らんどまあく@東京原画展」の案内です。
来週3月25日(月)から6月7日(金)までの予定で、銀座の「ノエビア銀座本社ビルギャラリー1階」にて、星加海さんの「らんどまあく@東京原画展」が開催されます(入場無料)。
おいらの一押しの画家です。彼女の絵には、ラテンの心があります。勇気を貰えます。そういう作品です。
諸兄よ、銀座に急げ。なお、おいらは初日の都合がつかないので、26日にお伺いする予定です。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成25年3月23日(土)
謎の不良老年 柚木惇 記す
星加☆海ノエビア展に行く
遅ればせながら、昨日「星加☆海らんどまあく@東京原画展」を見てきた。
銀座7丁目のノエビア銀座本社ビルギャラリーである(場内の写真撮影は禁止なので、上の写真はノエビア本社ビル)。
想像にたがわず、星加☆海さんの絵は光り輝いていた。
絵を観るといつも思う。絵は、絵を観た人の心を反映する。どんなに明るい絵でも暗い気分のときは暗くなる。だって、観るのは観る人であって、描いた人ではない。
だから、美しい絵を観ても、美の分からない人が観ると美しさは半滅する。同じ絵でも歳を取って円熟味を益すと、その絵が分かることがある。
結局、観る人の度量や美意識の枠を超えて、美を鑑賞することはできない。外国語が分からない人へ外国語で話しかけるのと同じである。
そう云ってしまえば身も蓋もない。
だが、外国語でも、聞くだけで優しく云っているのかそうでないかが分かることがある。
それと同じで、難解な抽象画でも直感で良いか悪いか分かる場合がある。それは、やはり、良いものが醸し出す雰囲気である。そうして、良いものばかり観ていると、眼が肥えて、真贋が分かるようになる。
星加☆海の作品は、本物である。今回の作品では、「東京駅」が秀逸である。心が暗いときでも、彼女の絵は明るくさせてくれる絵である。
6月までのロングランなので、銀座に出向いたときは顔を出すべし。
再び「星加 海」展に行く
このブログで何回も取り上げてきた星加海さんの「パリ凱旋帰国記念個展」に連休中、顔を出した。
彼女は今年の1月下旬からから2月上旬にかけて約10日間、パリにスケッチ旅行に行っていたのだ。
今回のパリ行では約100点のスケッチ(水彩画やクレパス画、コラージュなど)を行い、江の島のヨットハーバーにあるヨットハウス二階「カフェ・プライム」で展示会が開催されていたのである。
さて、彼女の絵である。
絵は練習さえすれば、誰でも一定水準以上の絵が描けるようになる。それは歌でも同じである。音楽も練習して上手くなることは可能である(残念ながら、一部の人を除いて)。
これは、つまり、絵描きや歌唄いは職人なのである。
職人だから、絵ばかり描いていれば上手くなるのは当然である。しかし、ここが肝心なのだが、上手いのと心を打つのは別なのである。
それが職人と芸術家の違いなのである。
プロの絵、芸術家の絵というのは、皆、そうして上手さだけではなく、観る人の心を打つのである。
では、心を打つとは何なのか。
それは、その作家(芸術家)が自分の絵を描いているかどうかである。その作家のオリジナリティと云い換えても良い。
星加海さんは、そのオリジナリティを十二分に持ち合わせているのである。だから、おいらの心を打つのである。
彼女のお母さんも会場に出向いておられ、一緒にパチリ。
また、この連休中は会場内でアコースティックギターの弾き語りもあった。
シンガーソングライターでセミプロのtacaciさん(「たかし」さん、本名「上嶋 孝」さん)のライブである。声が良いねぇ。
二人でパチリ。
おいらは彼女の絵とtacaciさんのライブを堪能したのである。
星加海さん、今回も有難う。
星加海「パリの思い出展」
星加海さんの「パリの思い出 星加☆海作品展」が神田神保町「檜画廊」で開催中である(7月21日~26日)。
おいらは昨日、時間を作って彼女の作品展を観てきた。
海さんのことは毎回このブログで紹介しているので詳しくは書かないが、相変わらずラテン・ムード満載であり、彼女の才能が開花していることに気付く。
今回も檜画廊の大きなウインドウに彼女の大作が展示してあり(写真下。本人と一緒にパチリ)、海さんの絵を遠くから観ても周りの雰囲気が明るくなっていることがよく分かる。
おいらは、それを観て嬉しくなっちゃうのである。
さて、絵は本物、つまり芸術作品を実際に自分の眼で観なければ目は肥えない。また、芸術作品であったとしても、写真や複製で観たつもりになるなどは論外である。
この海さんの絵は本物であり、芸術作品である。だから、首都圏近郊の人には檜画廊に出向くことをお薦めする(残念ながら今週土曜日まで)。
では、芸術作品とは何だろうか。
それを一言で述べることは難しいが(このブログでも前に書いたと思うが)、ビートたけしによるエンターテインメントの奥義が参考になる。
彼によればそれは、
1.衝撃的で
2.新鮮で
3.もう1回見たい
と思えるかどうかである。
おいらは海さんの絵がそれに値すると評するのである。
なお、海さんはこの秋にスリランカに1ヶ月間行かれる予定である。スリランカでの創作活動で、彼女のラテンのノリに一層の拍車がかかることを期待している。
海さん、ガンバッテチョーヨ!(なぜか名古屋弁)
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真は、星加 海(ほしか うみ)さんの作品「Day By Day」
「パリの思い出 星加☆海作品展」(神田神保町「檜画廊」にて開催中)は、本日まで。
皆の衆、生(なま)の星加海さんにお会いできるチャンスは本日午後5時半までですよ。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成26年7月26日(土)
謎の不良翁 柚木惇 記す
星加☆海「神様が書いた4つの詩」
星加海さんが「神様が書いた4つの詩」を上梓した(きこ書房、2014年12月初版)。
おかのきんや氏が編訳されており、海さんがイラストを担当である。
これが実によくできた本で、手に取って唸ってしまった。全ページ海さんのイラスト入りの本で、このイラストがたまらないのである。
この本の内容は何かと云うと、作者不詳の心温まる、同時にはっとさせる詩を4篇オムニバス風に掲載しているものである。
その詩に海さんがイラストを描いている。
これは一種の絵本であるが、子供よりも大人が読むべき本に仕上がっている。
おいらは4篇の詩の中で特に2つ目の詩が好きだ。題して「時間銀行」である。
毎日、86,400円をおいらの口座に振り込んでくれる銀行の話しである。
これはいい。ネタバレになるので、この詩の内容を紹介することは割愛するが、おいらの好きな戸川昌子の箴言「人生とは明日のことではなく、今日のことである」を思い出させる。
是非とも本屋さんで手に取って、そして買ってみてください(紀伊国屋書店本店では平積みである)。少し小振りのA5サイズで、定価は1,400円プラス税。
絵が良いのでいつも身近なところに置いておきたくなるような本である。海さん、素敵~!!
<号外>星加☆海の「酔いどれ天使展」
星加☆海の「酔いどれ天使展」に行ってきた。銀座1丁目の「ギャラリーカメリア」で絶賛開催中である。
今月(2015年11月)10日(火)から15日(日)までの開催(写真上は、会場での星加海穣)。
今回の目玉は彼女が昨年末に上梓した「神様が書いた4つの詩」(このブログのフリーぺージ「おいらの好きなもの『星加☆海』」参照)の原画である。
もちろん、彼女の得意な天使の絵も展示してあるので愉しみは倍増である。
今回も彼女の絵を観て、絵とは音のない音楽だとつくづく思うのである。
おいらの持論によれば、彼女の絵はラテンの音楽である。ラテンと云っても南米のそれではなく、欧州のラテン、つまりフランスのシャンソンのノリに近い。
彼女の絵を観ていると、シャンソンが背後に耐えまなく流れている。観ているだけで芸術の愉しさに浸ることができるのである。
ノーアート、ノーライフ。
上質の絵を観るのは、人生の喜びじゃのぅ。
皆の衆、日曜日までの開催なので銀座に急げ。銀座1丁目「奥野ビル」5階(中央区銀座1-9-8)にて開催中。
なお、付言すればこの個展会場は有名な老舗ビルで、パリの古いビルでしか使っていないような古典的手動開閉式エレベーターが未だに稼働中である。
銀座には面白いところがまだ山ほどある。
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真上は、星加☆海さんの「江戸帖」から江戸前の頁。おいらの好きな浮世絵師である渓斎英泉を彷彿とさせるイラストが唸るねぇ。
おいらは知ったのだが、隅田川や深川で採れた鰻だけが江戸前で、それ以外の場所で採れた鰻は「旅うなぎ」と呼ばれたそうだ。
赤塚不二夫の「うなぎ犬」も洒落のめしていて良いが、やはり江戸前にこだわりたいなぁ。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成27年11月14日(土)
謎の不良翁 柚木惇 記す
星加海の浮世絵展
「もう、行かはれました?」
「いや、まだどす」
「そら、いけずやわ。早う行きなはれ。海さんの個展どすえ」
もし、京都弁で会話がなされたとしたら、以上のような会話がされているのではないかと思うのだが、それにしても京都弁は難しい。
脱線した。
昨日から銀座の画廊「ギャラリーカメリア」で星加海さんの浮世絵展が開催中である(今度の日曜日、7月3日まで)。
今回のテーマは浮世絵。海さん(写真上)が浮世絵に挑戦し、それが見事に結実している。
豊かな才能が彼女を現代の肉筆浮世絵師に変身させたのである。どの作品も海さんの浮世絵に仕上がっている。
海さんが浮世絵を現代によみがえらせたのだ。
皆の衆、絵は本物を見なければ語る価値がない。銀座へ急げ!!
なお、会場の「ギャラリーカメリア」(写真上)は銀座1-9-8奥野ビル5階(地下鉄銀座駅A13出口)。このビルはレトロで、特にエレベーターのドアの開閉が手動式である。それだけでも一見の価値ありどすえ。
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真上は、星加海さんの今回の浮世絵展の看板作。いいよねぇ~。
次の作品もおいらは好きだなあ~。
星加海展(「銀座ギャラリーカメリア」)の開催は明日まで。会場には下のような特設コーナーもあります。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成28年7月2日(土)
謎の不良翁 柚木惇 記す
星加海の「今夜どこかのBARで展」、開催中(前篇)
この土曜日(2月25日)、星加海さんの「今夜どこかのBARで展」に行ってきた。
2月13日(月)から3月12日(日)まで開催中(上の写真は、星加さんのブログから拝借しました。この手指は多分、彼女)。
今回の「今夜どこかのBARで展」は神保町の「ギャラリー&カフェバー クラインブルー」で開催されている。
開催から既に2週間が経過しており、26日が中日にあたる。おいらは早くこの個展に顔を出したいと思っていたのだが、所用が重なり、中日近くでの訪問となった。
星加さんの個展は同じ神保町の檜画廊で行われることが多い。だが、今回は趣向を変えて「ギャラリー&カフェバー クラインブルー」での開催である。
ここは神田神保町交差点から歩いてすぐの場所。ちょっと場所が分かりにくいのは、蕎麦屋の2階からだかも知れない。カフェバーと蕎麦屋ではミスマッチだからだろう。
しかし、この店は知る人ぞ知るカフェバーだという。ギャラリーを併設しており、落ち着いた雰囲気でもあるので出版業界の関係者がここで打合せをすることが多いらしい。
だから、この店に来るだけでも価値がある。店主に聞けばこの地で店を開いてもう20年以上になるという。おいらも永く神保町に通っているが知らなんだ。不明を恥じるばかりである。
1階の看板。蕎麦屋に負けている。
表通りの立て看板には、ちゃんと星加海の「今夜どこかのBARで展」が掲示してある。
カフェバーの内部はこんな感じである。どうです、落ち着いた雰囲気で良いでせう。
星加さんの個展での絵の紹介は、明日のお愉しみ(この項続く)。
星加海の「今夜どこかのBARで展」、開催中(後篇)
さて、今回の星加さんの個展での絵である。
上が今回の代表作。これは、大きくこんもりと盛り上がったマッシュルーム状のものに描いてある。立体的である。
50年代の古き良き時代のアメリカを彷彿とさせる。だから、お店の中で際立っている。
しかし、他の絵はこのカフェバーの落ち着いた雰囲気に馴染んでいる。たとえば、この絵「インペリアルホテル」もそうだ。
しっとりしており、彼女のラテンの血は絵の中で眠っている。
また、今回はこけしもある。
このこけし、市販のこけしに紙を巻いて水彩着色と云うアイデアである。素晴らしい。
今回の作品は全体に小品が多く、また、このクラインブルーにマッチするような作品群となっている。だが、彼女の絵の特徴であるラテンのノリは、そういうシックな雰囲気の中でも秘めた力として十分に発揮されている(写真は星加海さん)。
さて、おいらはこの店でバーボンのお湯割りをいただきながら、星加さんと談笑させてもらった。
現在彼女が力を入れておられるのは、浮世絵シリーズだそうだ。そういえば、彼女は前回の個展以降、浮世絵に力を入れている。下の浮世絵は、おいらのお気に入りである。
彼女は、浮世絵を現代に蘇らせるという金の鉱脈を見付けたのだろう。おいらは密かにそう思っている。
だから、彼女は浮世絵シリーズの創作に力を入れるため、年内の個展はこの展示を最後と考えておられるのだ。
皆の衆、彼女の絵を観に神保町へ急げ! 3月12日(日)まで星加海展、開催中(この項終り)。
付録 今回のおいらのお気に入り。こういう立体的なオブジェは好きだねぇ。
本日と明日はお休み
本日と明日は休日につき、お休みです。
写真上は、星加海さんの絵ノート(2012年5月「湘南」)から。
この絵ノートも今回の星加海「今夜どこかのBARで」展(3月12日(日)まで神保町で開催中)で閲覧が可能です。
70年代のノスタルジアを感じさせるイラストです。こういうの好きだなぁ。
それでは、皆様よろしゅうに。
平成29年3月4日(土)
謎の不良翁 柚木惇 記す
星加海展、再び
おいらが一押しの星加海さんの展覧会である。
先週の(2017年)9月14日から本日まで、「江戸の食文化展」(詳細は、「星加海」で検索)を開催中である。
場所は、吉祥寺駅北口バスターミナル1・2番バス停より乗車。市民文化会館で下車すると、バス停すぐそばの「カフェギャラリー ムサシノ」(写真上。武蔵野市。12時から19時まで)。
星加海さんは数年前から浮世絵に目覚め、数多くの作品を発表し、今では現代の浮世絵師と云っても過言ではない。
今回の展示作品は「江戸の食文化展」と銘打って、江戸時代の食をテーマに浮世絵仕立てのシリーズである。
今や海さんの才能は国芳や豊国に触発されて見事に開花し、その色彩と緻密で繊細な筆さばきにおいらは舌を巻いちゃうのである。
下の作品が海さんの一番好きな作品「さくら」。お花見を題材にしている(食のテーマは、握り寿司)。
ええのぅ。
なお、今回は展示19作品の人気ランキングを来場者から投票形式で募っており(自分が好きな絵を投票)、後日、海さんのブログで発表されると聞いた。おいらも楽しんで投票したのである。
さて、今回はいつものように作品の前にたたずむ海さんを撮影するのを失念したため、おいらとのツーショット(写真下)。なお、おいらの顔はぼかした。謎の不良老人である。
展示会は今日までなのが残念だが、海さんの力作、間違いなく一見に値する。
皆の衆、吉祥寺に急げ。
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