私の最新作(プライベート映画)

 この映画は、無関係連作第一部「言葉あるいはビデオ」での、無関係な映像の断片、言葉の断片から物語を生み出すという作業の続編にあたり、あらかじめシナリオがあり、フィクションとして制作した。
 どこでもないどこかで目覚めた男が、架空の街をさ迷い、女房と幼い子どもが待つ家へと帰ろうとしながらも、まるで映画のストーリーのように出会った女と一緒に暮らし始める話だ。
 ちょうど「-less」という映画のクランクアップの日に、私は父親を亡くし、「言葉あるいはビデオ」もそのことに強く影響されたが、この「死者の物語を語る試み」は、そんな父の死後の世界にもシンクロし、また、私自身のもうひとつの人生(やらなかったが)ともシンクロする作品となった。
 出演は、「-less」「言葉あるいはビデオ」と私の作品に出演するだけでなく、映画制作のパートナーともいえる高城ツヨシ、岩井俊二の「夏至物語」や映画「紅」で主演した白石美樹、京都の新劇俳優、木元としひろ。

 DV作品65分。第一部と合体した「夢の終わり」は113分。近いうちに映画館でのレイト上映を企画中だ。機会があればご覧願いたい。 また、簡単な予告編があるので、私の本来のホームページで。下の写真をクリックすると、飛びます。




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