生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

2018年09月18日
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​昼。

ゼーゼマン家のお屋敷では、長い階段でハイジとおばあさまが
*じゃんけんグリコをしていました。

そこへ、お昼寝から目覚めたクララがやってきて、
ハイジがいっしょにやろうと誘います。

一瞬ためらうクララでしたが、
おばあさまが、クララがじゃんけんをして自分が進むのはどうかと提案しますが、
セバスチャンが、自分が代わりに進みましょうと申し出ます。


《*じゃんけんグリコルール》グー:1歩進む・チョキ:2歩進む・パー:5歩進む



アーデルハイド(ハイジ)が騒ぐからおじょうさまが目を覚ましてしまったと
相変わらずハイジを責め立てます。

「あとしばらくなんだから、子どもたちと自由に遊ばせて」

というおばあさま。

せいぜい、甘やかせればいいとキツイ言葉をおばあさまに投げつけます。

この機会に話しをしたいとロッテンマイヤーに言うおばあさま。

「おばあさま、あとしばらくってどういうこと?」クララが不安げに聞きます。

そんなこと気にしなくていいと言い、おばあさまはその場を離れます。


クララはセバスチャンに聞きます。

セバスチャンは言葉を濁し、

「たしか、あと2、3日のちだとお聞きしましたが…」







おばあさまはずっといるのではなかったのかと聞くハイジ。

「もう、出発の日がきてたの…」と力なく言うクララ。


「おばあさま、どうして帰っちゃうの?」

おばあさまには別荘で仕事があるから仕方がないと説明するクララ。

自分は、母親もいないし、小さいころから父親やおばあさまと離れて暮らしてきた、


だから、おばあさまにいてもらおうと必死に訴えるハイジ。

お仕事があるから無理は言えないとあきらめムードのクララ。

「悲しいけど、どうにもならない」

「私は嫌よ!」とハイジは言い残し、部屋を飛び出し
おばあさまの部屋へと向かいます。

おばあさまの部屋に入ると、
おばあさまは荷造りをしていました。

その姿をじっと見つめるハイジ。

横目でハイジをみながらおばあさまはハイジに声を掛けます。

「クララとけんかでもしたのかい?」

首を横に振るハイジ。

ハイジの顔を見て、すべてを察したおばあさま。

「そうだ、荷物の整理をしていたら、ハギレがたくさんでてきたの。
 人形に使ってほしい」といって、手渡そうとします。

ハイジの目から涙があふれ出し、おばあさまに抱き付きます。


「おばあさま、行っちゃイヤ!!!」


「そうかい、誰かから聞いてしまったんだね・・・」と辛い表情のおばあさま。

ずっといてほしいと言うハイジ。


「そうするわけにはいかない。人間ってね、どんなに楽しいことでも
 いつかは分かれねばならない時がくるものなの」

とハイジを諭します。

2度と会えなくなるわけじゃないというおばあさまに
ハイジは次はいつ会えるのか聞きます。

「私があげた本をハイジが全部スラスラと読めるようになったらね」





ハイジは自分の部屋に戻り、一生懸命、おばあさまにもらった本を読んでいます。
そこへクララがやってきます。

クララにわからない字を教わり読み続けるハイジ。

「おきさきは それはそれは かわいい おんなのこを うみました」

どうしたのか尋ねるクララにハイジは
おばあさまが、自分がこの本をスラスラ読めるようになったら
また来てくれると約束してくれたと話します。

ハイジは1日でも早く読めるようになるとクララに約束します。



夕食前、おばあさまは暗い表情のハイジとクララを察し、
明日は川べりの公園へ行こうと誘います。




次の日、街へ出てきたハイジとクララとおばあさま。

街では釣りをしている人から魚を分けてもらったり、
軍人さんたちが行進をしていたりとにぎわっています。

教会の鐘が鳴り響き、行ってみると
そこではちょうど結婚式が行われていました。



新郎新婦は招待客の祝福を受け、馬車へと乗り込みました。

それを見ていたおばあさまは、

「帰ったらお嫁さんごっこをしよう」といい出します。


屋敷に戻り、クララは白いドレスとベールに身を包みます。

本物の花嫁のようだとハイジが言うと、
クララは本物の花嫁にはなれないと自分の足をみて言います。

「大人になれば治るわよ!」と励ますハイジ。

部屋の外からベルの音と、花嫁を呼ぶ声が聞こえてきました。

部屋の扉をあけると
たくさんの人が仮面をつけ、花嫁を待ち構えています。




その場にいた人々が踊って花嫁を祝福します。
いつぞやのオルゴール弾きの少年もやってきて
さらに場は盛り上がります。
今回セリフは「やぁ」のみ。野沢さん、都合つかずかな…



おばあさまは、ヨハンに馬車の準備を頼み、
そっと踊りの輪から抜け出していきました。




踊りに夢中のハイジとクララ。
しかし、ハイジがおばあさまがいないことに気づきます。

部屋を駆けだし、急いで玄関へと向かうハイジ。
扉をあけると、ちょうど馬車が出発してしまったところでした。


「おばあさまーーーーー!!!」

ハイジは馬車を追いかけます。


その声に気づき、馬車から顔を出し手を振るおばあさま。

「ごめんねハイジ。クララをよろしくね。さようなら。」

馬車はどんどん遠ざかっていくのでした。






屋敷に戻ってきたハイジ。

先ほどまでの人はおらず、部屋にはパーティのゴミだけが散乱していました。

片づけをするためにチネッテがやってきます。

さっきは楽しかったというハイジに


「あんなことはもうおしまいよ。さっきまでのこの家とはもう違うんですからね。
 あんまり世話を焼かせないで下さいよ、おじょうさま」と嫌味を言います。

急いでクララの部屋に行くと、クララは肩を震わせて泣いているのでした。



夕食、

クララとハイジの二人きり。

二人は重苦しい空気の中、食器を叩きだします。

その音を楽しんでいるところに
ロッテンマイヤーがやってきてやめるよう注意をすると
今までのたるんだ生活を規律正しくしていくと言い出します。


ハイジがうっかりスープを音を立てて飲んでしまうと
ロッテンマイヤーはヒステリックに、

「スープは音を立てて飲まない!今まで教えたことを全部忘れてしまったの!!」

と怒り出しました。



「ごめんなさい・・・。」

ハイジは弱々しく謝るしかありませんでした。



次回、「 あらしの夜 」 です。
お楽しみにね





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Last updated  2018年09月30日 22時44分07秒
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