東京の温泉は黒い



1~2kmの深い温泉ボーリングが掘削され、
塩化物泉を主体とする化石海水型の、
湯量豊富な新しい温泉が次々と開発されているからです。

化石海水とは地層が堆積したときに当時の海水が砂などの
粒子の隙間に閉じ込められたものを起源とした地下水のことです。
まあ、取り残された海水が主成分なので有限といわれています。

東京の温泉の特徴はなんと言って黒色をしていること。
まるでコーヒーのようです。
まったく、東京のうどんつゆが黒いのは知っていたけど、風呂まで黒いのかと。。

これは、土壌中に埋没した植物(海草や湿地のアシなど)が、
バクテリアなどの地中生物の餌となって分解されていくときにできる
フミンという高分子芳香族化合物が原因のようです。


さて、なんでこんな話題をしているかというと
深大寺温泉という、調布にある温泉にいってきたからです。

深大寺温泉は施設設計に風水を取り入れた温泉です。

ヒノキ、炭、竹、自然石で作られた湯船、滝をまじかに見ながら入れる露天風呂
などいろいろ趣向がこっています。

よかったのが、丸い小さな石が敷き詰められた露天風呂
歩くとなんともイタ気持ちいい。

あと、香りの湯という性欲増進、どこが元気になってんだか?というお湯も。

はいってみて感じたのは、目的をもって温泉にはいるという
いままで体験したことのない感覚です。

温泉に入るといえばリラックスとか、疲れをとるというくらいだけど

積極的になるのはことお湯とか、企画力がつくのはこのお湯とか
目的意識をもって入るのはけっこう新鮮でした。

そんなこと思って風呂に入ったことないもんな~。

温泉の定義。

「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)
で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。」(温泉法より)

・温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上のもの
・選定物質のうちいずれか一つが基準値を上回るもの

ようは、温度が25度以上、もしくは、規定物質を一定量以上含むものを
『温泉』といいます。

基本的に地下深く掘れば掘るほど、地熱の影響で熱い温度のものがでます。

ここが、温泉採掘業者のうでのみせどころのようです。

浅く掘ると、温度が低く、枯渇する可能性が高くなってしまい、
逆に深く掘ると、熱湯になってしまい、適温にするために足し水をもちいないといけなくなる。

よって、40~50度くらいの適温がでてくる深さを採掘するのが重要になります。

東京の温泉は化石海水型なので、いずれ枯渇する可能性が高いです。
入れるときにはいっときましょう。
また、水で薄めてないほど黒色をしているはずなので、温泉濃度の基準にしてみてはいかがでしょうか?

ひつこく、温泉の話です。

みなさん、『あかすり』ってやったことあります?

このまえ、温泉にいったときに初体験しました。

わけわかんないくらいの、あからしきものが擦りだされる様は
けっこう、異様です(笑)。

ホントにあか太郎が生まれてきそうなくらいの量です。

アカからできたといえばインドの神様ガネーシャもそうですね。

同じくインドの神様パールヴァティーが体をこすってでたアカから
作り出したのがガネーシャだそうです。

なんでゾウサンの頭をしているかというと次のような話だそうです。

パールヴァティーは、自分に忠実な息子がほしいな、と思っていた。

ある日、シヴァが留守にしてるときに、体をこすってでたアカから一人の美少年を作りだしました。
自慢の息子を手に入れた彼女はさっそく彼に、
「あたしがお風呂入ってる間、門番してて。だれもいれちゃだめよ!」
と命令しておいた。

しばらくして、旦那のシヴァがうちにかえってきた。 そしたら、みたことない美少年が門番してて、部屋に入れてくれない。
切れたシヴァは
「おい、ここは俺のうちだって言ってるだろうがぁ~!」と 彼の首をはねた。
外の騒ぎをきいて出てきた奥さんはびっくり!ナント息子が殺されてる!!
「あなた!なんてことするの!!!ムキー!!!」

ぶち切れた奥さんの怒りはすぐにおさまらない。
怒った奥さんは戦争の女神だ。 旦那さんピンチ!
「じ、じゃあ、次にこの道を通りかかったやつの首をつけてやるから、な、もう怒るなよ、悪かったよ・・・」っとご機嫌取り。

とそこに、通りがかったのは運が悪い1匹のぞうさん。
息子には代わりにぞうさんの首をつけてあげて、生き返らせましたとさ。
めでたしめでたし・・・・。(いいのかそんなので。。)

このガネーシャは、学問・財産・富の神様だそうです。

タイのお土産でガネーシャの置物をくれた、河野さん感謝です!!
大切にします!

と、、話はそれましたがあかすりのはなし。

これは結構はずかしい。

いろんな所をこするためには、いろんなかっこうをしないといけない。
(タオルがあるといえども、フリ○○で。。)

あかすりをやってくれるのは40代くらいのおばさん。
まあ、メインは女性客だから女性のあかすりの方が男女両方の客に対応できていいよなー。
なんてことを思いながら、言われるがままになっていたら、、

20代くらいの女性がはいってくるではないですか!

どうやら、研修らしく、ベテランのやり方をみて勉強しているようです。

とはいえ、見られているほうはたまったものではないです。

一体なんのプレイですか?

その女性、気まずい雰囲気をよみとってか、片言の日本語で話しかけてくる。
「おにーさん、若いね~、何歳?」 
「身体やわらかいねー、なにかやってた?」

よけいに、はずかしいわい!!

終始、女性の視線を感じながら、あかすりをするという
貴重!?な体験をした1日でした。






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