防犯


仕事は住宅に関わる、部品、商品の新規開発。
担当として、収納、家具全般、インターホンやLANなどの電材、そしてセキュリティー部品

よくもまぁ~、こんなに担当部品が一人にひっついているもんだと・・。
数年前は一つの部品に複数の担当がついていたのに・・。

どこも、人員不足はいなめないね~。

なんてグチが言いたかったんでなくて、
セキュリティーの担当という立場から、ある講演会に参加しました。

■『都市住宅と犯罪』という講演会です。
聴衆として、各住宅メーカー(ライバル?)の方々、官庁関係者など50名ほど。

講師として、東大教授、現役刑事さんなどその道のプロ中のプロ

タダで講演会にでられるなんてラッキー♪

(このセミナーをどろぼー相手にやったら、一回数十万のセミナーになるんだろーなー、、、
ふっ不謹慎でした。。)

■今の都市住宅や犯罪の手口などなまなましい話を拝聴。

びっくりです。

みなさんセキュリティーしっかりしてますか?

いろいろ手口をみせていただいたんですが、これがすごい。
日本の一般住宅なら9割くらいのドアが5分以内に開錠、進入されてしまう。
ピッキング防止? サムターン防止? 関係ないです。
ピッキングしなくてもドアをあける方法は山ほどあります。
(詳し方法はさすがにいえませんが)

正直、防ぐ方法を考えるのは至難の技です。

■どろぼーの道具たちもすでに芸術品です。
実際に押収した品物を使って実践してくれました。
設計者の目からみても良くできている。

無駄をまったくはぶいたそのフォルム、
機能性だけでなく、携帯性、軽量化も申し分ない。
さらに、パッと見なにに使用するかわからないようにできている。
(逆に何かの一部のようにカモフラージュされていたりもする)

手品のような方法で、開錠、また逆に施錠までしてしまう。
発見がおくれれば遅れるほど、犯人の特定が難しくなりますからね~。

日本の防犯はハード面で遅れがあるとのことですが納得です。

■防犯に完成なし。
相手が人であるかぎり、どんな方法も2~3年、せいぜい5~6年で陳腐化していきます。

防犯の一番のてきは、あなたの油断です。

何かをしたから大丈夫、、なんてことはないのです。

・想像してみて下さい。
あなたは自分の家の前にいます。
家の鍵はありません。
中に人がいないことは確認済みです。

さあ、どんな方法、ものの破壊をしてもいいので
家の内部に進入してください。


もちろんリスク換算があるので単純ではないのですが、
かなりの進入方法を考えつくと思います。

相手は人間です、それも工夫と改善、道具とスキルをもった人間です。

防犯で一番重要なのはあなた自身の油断しないこころです。

これから、どういった物が必要なのかを見通せる有益な講演会でした。
あなたも、自宅の防犯を見直してみましょう。
ポイントは侵入に5分以上時間がかかることです。



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