信頼


親の役割は?

親は子供を心配します。
まあ、当たり前といえば当たり前。
でも、これは新たな事をやろうとするときに、足かせになったりします。
新しいことにチャレンジをするときは、当然、本人も不安でいっぱいです。
心配されると、その不安も増大されてしまいます。

「大丈夫なの、危ないんじゃないの、いやな気持ちになるんじゃないの、ホントにそんなことしなくていいじゃないの」
なんて感じで心配されると、テンションは下がります。

「うっとーしいねん!」
と思うか、心配かけまいと逆に失敗する事へのプレッシャーが大きくなってしまいます。
一種の洗脳に近いかもしれません。
チャレンジする前に失敗のイメージを植え込まれるので、「やっぱり、できないのかな~」なんて、最後のひとふんばりの部分ができなくてあきらめてしまうかもしれません。
うまくいかなくなったときに、言葉を思い出してしまうと気持ちがなえてしまいがち。
妥協もしまくり。。

これは、失敗したときの逃げをつくってくれるんですね。
失敗したことの責任を転化しやすくなるんです。
「私はまだ、これができなくて当然じゃないんだろうか?、なにかのせいでできないだけで、時間がたてばできるようになるんじゃないのか?」
結果、できなくて当然というイメージができあがり、セルフイメージも低くなってしまいます。
そして、新しいことにチャレンジしにくくなるか、完璧に下準備を行ってからでないとチャレンジできなくなります。

では、親は何をしてあげられるのか?
それは「信頼」してあげること。

「大丈夫、できるできる、私の子供なんだからできないわけないでしょ。」
なんて、一種、突き放しているような言い方のほうが力が出てきます。
できなくても、チャレンジ精神はなえません。
成功イメージをすり込まれるので、セルフイメージがあがり、現実との差を埋めようとします。
結果として、チャレンジしたことを最大限いかすことができますし、次にもチャレンジしていこうとします。

これは、親として忍耐のいることです。信頼するより心配する方がらくだし、親としての義務をはたしているようにも思われがちです。
親にとって、子供はいつまでも子供ですけど、人としては常に成長しています。
子供にとって、親の言葉の存在は大きいです。
心配は呪縛になり、信頼は力になります。

これは、パートナー、友人関係でも同じ事がいえると思います。
信頼し、機会を待ち、急がない。



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