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女の子だろうか?男の子だろうか?
とても解りにくい容姿だ・・・

それと言うのもその子があまりにも整った顔をしていたからだ。

「あっあの、どこか痛めたんですか??」


ターゲット



綺麗過ぎる顔で聞かれて我にかえったカノンは、声のトーンからして相手の子が男の子であるという事がわかった。
ちょっと聞いただけでは分からないだろうが、カノンはこれでも父様都合上で色々な殺しの技術などを受けていた。
声色で男か女かある程度は解る。

「あっ・・うん。大丈夫。 そちらこそ怪我は無い?」
「うん。大丈夫!  ・・・ねぇ、君は一人?」
「えっえぇ、一応 今は一人だけど。」
「じゃぁ、ちょっと付き合ってよ!僕が屋敷を案内してあげるからさ!」
「へ?」

言うや否や少年はカノンの腕を引っ張った。

「ちょっと、ま・・・
「あっ自己紹介がまだだったね。僕はアイス・ウィディアム。君は?」
「!」

(アイス・・・ウィディア、ム・・?)

確かに少年はそう言った。
ではコレがカノンが捜し歩いていたウィディアム家の息子か?
どうりで分からないはずだ・・・。
だってこの子は貴族とか、家柄とか、そういう物が存在から全く感じられない。
綺麗だな・・・っとは思うが、ふいんきそのものが違う。

「・・・? どうしたの?」

少年は名前を名乗らない彼女を心配そうに見つめた。
思ったよりは背が高かった。
それでもカノンとあまり変わりは無いようだ。
カノンはいつもの冷静さを取り戻してこう言った。

「カノン・・・ カノン・アースです。」

そういってカノンは少年に最高の作り物の笑顔を見せた。
(これで、殺しも楽になったわね・・)
そう。2人でいればチャンスもそれなりにでてくるだろう。

「じゃ、行こうか! カノン」
「えぇ。」


2人はパーティ会場を背に、少し明かりが灯った廊下を歩いていった――・・・


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