明るい渡り廊下を2人は奥へ奥へと渡っていった。
進んでいくと同時にアイスはカノンへ色々な事を教えていった。

「それでね~、おじいちゃんが」

・・・まぁ、大体がいらない話ばかりだったが。
(結構わかってきたわね・・・)
アイス・ウィデイアム。
性格、温厚。お人よし。
好きなものはりんご。
家から外へでたことがないお坊ちゃま。――っか・・・

「・・・?」

廊下はここで行き止まりだったのだが、アイスはそのまま足を先に進めている。

「ちょ、ねぇ、そこから先は行き止まり・・・」
「大丈夫。ついてきなよ」

にこっと笑いながらアイスは進む。
仕方なくカノンは何もない先へ、アイスの言ったとおりに進んでいった。

「見てて。」

そう言うと、アイスは壁に手をかざし、なにやら呪文のようなものを唱え始めた。
っと同時に壁に文字(ここの国の文字らしい)が出てきて新しいドアがその後ろから浮き上がってきた。

「・・・ここ」
「?、あっうん。僕の部屋。」

(なんで部屋がこんなところにあるんだ・・?)
その時のあたしはただ、そんな風に考えていた。




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