つむぎるうむ

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5月19日 型紙作成開始




5月秩父解し捺染後継者育成講座 型紙作成開始

秩父銘仙の染め技法である、秩父解し捺染の後継者育成講座の受講日でした。私を含むほとんどの人が、予定より遅れているので、先生方も必死。

本年度は、卒業年度でもあり、やっと、正絹のもので1反という長さを染めるとあって、いつもの年にも増して真剣です。

まずは、”送り”と”星”取り。染める図柄の大きさの長方形の4隅にまず、小さな”送り”と呼ばれる穴を開けます。1枚目の型紙用紙(洋紙-ようがみ-)に正方形を書き、必要枚数の紙を重ね、4隅のうちの3つに穴を開けます。

上の一枚を180度回転させ、二つの対角線の穴を合わせ、一番上の3つ目の穴に合わせて、下の紙の穴を開けます。

「三方を開けてから」です。(実は、うっかり4つ先に開けてしまって、先生に余計な手間をかけさせてしまいました。)

一番上の紙を元の180度に戻して一番下にして、4つ目の穴を開けます。これで、ずれなく、穴が開いたはずです。

二型目以降を合わせる為の”星”を左下に□、右上に△で入れます。

今回は、ガラスの下から明るく照らす台で、図案を型紙(1枚目)に写しました。

捺染型紙02捺染型紙03

今回のデザインには、わざと”泣き”のような“足”を出すデザインにしたので、そのための小さな型紙を先に作り、デザインを写した後にそれを刷ります。小さな型紙は、青木先生が作ってくださいました)

捺染型紙04

刷った後は、この感じ。 彫り方を教えて頂くために、型紙彫の伝統工芸士の青木先生に、一部彫っていただきました。その手の動きの美しさに、惚れ惚れとしてしまいます。さすが。


捺染型紙05捺染型紙07

残りは自力で彫らなくてはいけません(当然ですが)よし、がんばろ。

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