つんつん～のらりくらり記～

七五三　１

七五三・・・その１

長女や次女が３歳のときは、大阪に帰省して
近所の氏神さまにお参りしましたが、
次女が３歳のときに着物を着せてやれなかったので、
長女７歳、次女５歳でふたり揃って着物をレンタルで
着せてやりたいと思ったのですが、
帰省するのも大変なので、名古屋でお参りすることにしました。

近所のみなさんもそれぞれご実家から両親を呼び寄せ、
「両方のおじいちゃん、おばあちゃんが来るって言うのよ！
どうやって泊まってもらおうかしら？！」
って悲鳴をあげているというのに、
あんびりに「名古屋まで来てくださいませんか？」
の誘いに返ってきた言葉は
「×子ちゃん(娘）たちと日本海に蟹食べに行くからあかんわ！」

せめて【どうしても抜けられない用事がある】くらいの嘘でも
ついてほしかったわ。

情けなくて、私の父に電話したら、喜んで来てくれて
写真館でも一緒に撮影してもらった。
名古屋の街中では、見知らぬ人が何人も
「七五三おめでとう。かわいいこと！」って声をかけてくれ、
父も「他人さんからおめでとうって声かけてもらって、
感激したわ」と喜んで帰っていきました。

数年後、大阪に転居後住んだマンションの玄関に
おじいちゃんも一緒の写真を飾っていたら、
あんびりとともにやってきたお仲間が、
「あら？つんつんさんのお父様なのね。お義母さんは
行かれなかったの？」と質問したところ、
「ああ、確かそのときは大会（あんびりが傾倒してる会の）が
あったから行けなかったのよ」
とシャーシャーとのたまうので、
「そのときはお義母さん、×子ちゃんと《カニ》食べに行くから
行けないわっておっしゃったんですよ～」
とニッコリほほえんで言ってやったわ！
ふん！

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