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ショパン国際ピアノコンクール




ショパン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサート-協奏曲の夕べ International Frederick Chopan Piano Conpetition Special Gala Concert Suntory Hall



本日は、1/28にサントリーホールで開催された国際ピアノ・コンクールの入賞者によるガラ・コンサート(Gala:特別公演の夕べ)(2005年10月2日~24日までワルシャ)のお話です。


このコンクールは、5年に1回のショパンピアノ国際コンクールで、2005年10月に行われたコンクールは第15回目に当たります。


第15回ショパンピアノ国際コンクール入賞者
第1位・・ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)
第2位・・空席
第3位・・イム・ドンミン(25歳 韓国)
    イム・ドンヒョク(22歳 韓国)
第4位・・山本 貴志(Takashi Yamamoto)
    関本昌平(Shohei Sekimoto )
第5位・・空席

第6位・・カ・リ・コリーン・リ(香港)

この入賞者の内、第1位と第4位の日本人の3人による同じ曲(ピアノ協奏曲 第1番)の演奏会という 演奏会に行ってまいりました。

1/29のコンサートの曲目

   ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
   Chopan Piano Concerto No.1 e-moll op.11

   山本 貴志(Takashi Yamamoto) (コンクール第4位) 

   関本昌平(Shohei Sekimoto )  (コンクール第4位) 

   ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)・・第1位 ポーランド人 

指揮:アントニー・ヴィット(Antoni Wit)
管弦楽:ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団(Warsaw philhamonic)





isantory hall
サントリーホールでの、ラファウ・ブレハッチ





ショパン(1810-1849)のピアノ協奏曲は1番と2番しかありませんが、1番は1833年出版。2番は1836出版です。ただ1番のほうが、後で作曲されており、完成度は2番よりも高いと評されています。
第1楽章の第一主題は、哀愁を帯びた旋律であり、第二主題は甘美な雰囲気を持っており、ピアノ音がコロコロと踊りだすような甘いメロディーで、これを1晩で3回も聞くということは、素晴らしいの一語につきました。

演奏は5時に始まり、8時半まで実に3時間半に及びました。
最後に登場したのが優勝者の、ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)で若輩20歳ながら、30年ぶりにポーランド人による勝者となっただけあって、堂々とした演奏ぶりから今後の大器を感じました。

このコンクールから過去に、マウリツィオ・ポリーニ(1960年 第6回)、マルタ・アルゲリッチ(1965年 第7回)ダン・タイソン(1980年 第10回)スタニスラフ・ブーニン(1985年 第11回)などの世界的ピアニストを輩出しています。



絵は サントリーホールでの、ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)
反響板のガラス板が何枚も天井からぶらさがり、照明器具とともになかなかユニークな構造になっていました。
このホールは、オーケストラの後ろにも座席があるというコンサート会場です。






事典:
ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)
20歳
1985年6月30日 ワルシャワ北西250kmの町 ビドゴシチ市の西方30kmナタヴォ・ナデ・ノテション生まれ。
5歳からピアノを弾く。
1999年青少年のためのポーランド・ショパンコンクール第2位
2002年ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール 第2位
2003年11月 第5回浜松国際ピアノ・コンクール 第1位なしの第2位
2004年モロッコ国際ピアノ・コンクール 優勝
2005年10月 第15回ショパン国際ピアノ・コンクール257人中 1位。コンチェルト賞、ポロネーズ賞、マズルカ賞を総なめ。
趣味・映画鑑賞、読書。


楽屋出口で、サインをもらうため行列しました。
音楽で、満腹になった1日でした。



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