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Roma Foro Romano

Foro Romano

旅の絵をもとに随想しています。
本日は、ローマの中心にあるフォロ・ロマーノ(Foro Romana)です。

上の絵は、
コリント式の3本の円柱  ユピテル神の息子であり、騎手の守護神である双子の神カストルとポルックスは紀元前5世紀のレッジロ湖畔の戦いでローマを勝利に導いたとされる伝説の神です。 現在残っているコリント式の円柱は紀元前1世紀にティベリウス帝によって修復されたもの。

下の絵は、 セヴェス帝の凱旋門(Arco di Settimo Severo) で、(高さ23m、幅25m) 203年にセヴェルス帝の東方辺境における戦勝記念として建てられました。
レリーフには帝が2回に渡って行ったメソポタミア地方のパルティアとアラビアへの遠征の勝利の模様が描かれています。右の建物は、共和制ローマの最高機関クーリア(元老院)。ブルータスの謀反によりシーザーが殺されたのは、この建物の前でした。
左に一本だけ屹立するのは、フォカスの記念柱です。


「フォロ」とは英語の「フォーラム」で、「都市広場」を意味します。「フォロ・ロマーノ(Foro Romana)」とは、ローマ時代の市民の生活の中心ということになります。
場所は、ヴェネツィア広場とコロッセオ間に広がります。
遺跡は、「諸皇帝たちのフォロ」の意を持つフォーリ・インペリアーリの一部で、紀元前50年前後に造られた「カエサルのフォロ」です。

もともとカピトリーノ、パラティーノ、クィリナーレという3つの丘に囲まれた低湿地だったところを、紀元前6世紀に大下水道(クロアーカ・マクシマ)を整備してテヴェレ川へ排水できるようにしたことにより、利用されるようになりました。

共和制・帝政時代を通して古代ローマの政治・経済・司法の中心地でしたが、ローマ帝国の滅亡とともにローマ神殿がキリスト教会に改築されたり、大地震・洪水などの自然災害を受けたりして、フォロ・ロマーノの崩壊がどんどん進みました。

洪水のたびに土砂が堆積し、カンポ・ヴァッチーノ(「雌牛の野」)と呼ばれる家畜の放牧場になってしまいました。

19世紀に本格的発掘が行われるようになるまでは、人々に忘れ去られていました。


主な遺跡・・
・元老院(Curia)
・ロムルス(ロモロ)の墓(tomba di Romolo)
・セヴェス帝の凱旋門(Arco di Settimo Severo)
・演壇(Rosti)
・サトゥルヌスの神殿(Tempio di Saturno)
・聖なる道(Via Sacra)
・シーザーのバジリカ(Basilica di Cesare)
・ヴェスタの神殿(Tempio di Vesta)・・かまどの女神(共和国の守護神)ヴェスタをまつっている円形神殿。 この神殿に燃える火はローマの生命を象徴する不断の聖火とされました。
・6人の巫女の家(Casa delle Vestali)
・マクセンティウス帝のバジリカ(Basilica di Massenzio)
・コンスタンティヌス帝のバジリカ(Basilica di Costantino)・・夏にはコンサートが開催されます。
・ティトゥス帝の凱旋門(Arco di Tito)
などです。



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