小桃堂 亜莉のつれづれ日記 おいしい。きれい。きもちいい。

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奥が深いよアーユルヴェーダ1


今日は、それをふまえて「より高度な体質判断と食べ物について」をメインに勉強しました。

ここで、ちょいと基本用語などのお話を。
いままで、面倒くさくて書いていなかったのですが・・・。

アーユルヴェーダには3つのドーシャ(気質)があり、ドーシャは5つのエネルギーの組み合わせから成り立っています。

●ヴァータ <空、風>『冷』<動き>体の下部 
●ピッタ <火、水>『温』<燃焼>体の上部
●カパ <水、土>『冷』<固める>胸部

ちょっと中医学みたいですよね。
中医学や、チベット医学は、インドのアーユルヴェーダが本になっているのでは?と言われています。

で、これらは体質なのですが、単体である人や、全てがバランスよくなっている人は、めったにいません。
たいていは、「カパヴァータ」「ピッタカパ」など言うように組み合わさっています。
しかも、どちらかが体に強く影響し、どちらかが精神に強く影響している場合なども多いのです。

その他に、一日の時間の流れでも、優勢なドーシャが変わってきます。
6時~10時カパ、10時~14時ピッタ、14時~18時ヴァータ、18時~22時カパ、22時~2時ピッタ、2時~6時ヴァータ

さらに、年齢でも、優勢なドーシャが決まってきます。
生まれてすぐ~30歳 カパ優勢(組織が固まってゆく時期)
30歳~60歳 ピッタ優勢(活力にあふれている時期)
60歳~90歳 ヴァータ優勢(老化していく時期)

この他に大切なのが
●マラ・・・排泄物の事。
      3大マラは、汗、尿、便
●スロータス・・・経絡のようなもの。(ちょっと違うんですが)
●アーマ・・・「未消化物」と言う意味ですが、スロータスを詰まらせ、過剰なドーシャと結びついて病気や、精神的な害をも作り出すもの。
アーユルヴェーダの治療は、このアーマを熟させて対外に排出するためのものです。今流行りの毒素ってやつですね。
●ダートゥ・・・組織の変換。食べたものが7つの変換を経て生命力に変化していく工程。

さあ、だいぶ解らなくなってきました。

結局、こういう事を考えた上で、一人ひとりに合った、生活のリズムや、食事などを提案できるようになるための勉強をしている訳です。

たとえば・・・
~イクちゃんの場合~
体質 ヴァータカパ(体はヴァータ、心はカパ)
   ピッタ性のアーマが溜まっている(慢性化したニキビ、両目ものもらいでぷっくり)

体力の無いヴァータは、夜10時~2時の間に熟睡し、8時間程度寝た方が良い。
しかし、精神がカパなので、朝6時以降まで寝ていると精神のスロータスが詰まるので、6時まで(カパの時間まで)に起床するようにする。昼寝は極力避け、どうしてもの場合はイスに座ったまま寝る事。

食事は温かく消化が良く、適度な油分があり、潤いのあるもの。
特に、この時期には甘味やギーが必要だが、過剰にとるとカパが増加するので適量を。(非加熱のはちみつをとるのも良い)
冷たい飲み物、食べ物は厳禁。
食後は、ゆっくりとしなければならないが、すぐに寝てしまうのは良くないので、しばらくしたらガルシャナ(絹手袋の乾布摩擦)を、末端部分にする。
お風呂は熱過ぎないものに、短時間で。
運動は、ヨガや太極拳など、ゆったりとした動きのものを。

ピッタのアーマを出すために、セサミオイルにローズとミントを入れて、マッサージをする。
アーマパーチャナ(断食)は1ヶ月に1回。

・・・・。
全部実行出来なくても良いんです。
一つでも、週に1日でも、実行するだけで、確実に少しは良くなるんですから。

これを、その人その人に合うように、処方出来ないと勉強している意味がないのですが、そうなるためには、とにもかくにも勉強あるのみなのです。

ああ、果てしないアーユル勉強の道・・・。
でも、楽しいから続けられるんですけどね。
長くなったんで、続きはまた明日~。







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