~通過点~   

~通過点~   

     :価値観の押し付け



兄弟がゲームを交代でしています。
兄は、すぐに弟からゲームを取り上げたり隣で弟のやり方にちょっかいを出します。

  母「好きにやらせてあげなさい」
  兄「うるさいばばあ」
  母が弟に「すぐに取り上げられていいの?あなたの番なのに」
  弟「いいよ」
  母「そんなんでおもしろいの?」
  弟「お兄ちゃんはすぐに怒るし、お兄ちゃんのカセットだから仕方がない」
  母「それなら、やらなければいいのに」
  弟「うるさい、やりたいもん」


どうでしょうか。
子どもたちは子どもたちのルールの中でゲームをしています。
弟は兄のカセットなのでやらせてもらうために
少しくらいちょっかいを出されても仕方がないと割り切っています。
弟が泣いてお母さんに助けを求めている訳でもないのに、割って入って母の価値観を押し付けても
受け入れられません。

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夏休みも残り1週間。
宿題が終わっていないため母が子どもに命令します。

  母「もう、新学期まで1週間しかないのよ。
    いい加減に宿題を終わらせなさい。」
  子「う~ん、わかってる」
  母「できていないのに不安じゃないの?」
  子「別に」


お母さんにとっては新学期まで1週間しかないと思うかもしれませんが
子どもからしたらまだ1週間あると思っているかもしれません。
また、できていないのに不安なのは子どもではなく、お母さんではないでしょうか。

このケースでは、「ある程度計画的にやらないと後が大変だよ。」とだけ話して
実際、苦労をしたときに子どもが(お母さんが言ってた通りだった。次から気をつけよう)と
思ってくれたらいいのではないでしょうか。
それでも「僕はギリギリじゃないとできないからいい」と言うかもしれませんが
それはそれで「お母さんは、残っていると落ち着かないタイプだけど、あなたがそう思うなら構わないわ」と
認めてあげればいいと思います。
今は、小さなことかもしれませんが、その積み重ねが大きな問題に発展します。


中学受験を無理にさせた余りに「僕は受験なんかしたくなかったんだ!僕の人生を返せ」という子どももいますし
「私が学校に行けないのはお母さんのせいだ!お母さんが私をこんな性格にしたんだ」と悲しむ子どももいます。
さらにエスカレートすると悲しい事件にまで発展します。
全てが親の責任とはいいませんが、親のせいで子どもが苦しむ姿は見たくないものです。

自分の価値観を子どもに押し付けている方や気づいていなかった方は
もう一度、子どもに対する接し方を見直してみてください。



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