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おデブでいぢめられっ子時代

おデブでいぢめられっ子時代



笑いって、けっこー人が痛い思いしてるのとか、バカだなぁって見下すことによって起きるものじゃないですか。

今から書く話は、心優しい人にはあんま笑えないって言われますが・・・。

これを笑えないぐらいな奴は、人生順風満々すぎなんです。



●こやじ埋まる●
ある日ね、いつものように遅刻ギリギリに学校に行ったの。

そしたら下駄箱んとこにクラスの男子が(このころは男子って呼んでたなぁ。。)10人ぐらいいて。


  あら。なんかあったの???


とか思ったらガキ大将が
『オマエ。コレ俺に書いただろ』
とか言って囲まれて、

出されたのは不幸の手紙。


不幸の手紙って知ってますか。こやじの地元では、ぽっくりさん並に大流行だったんですけれど。
ようは、チェーンメールの手紙版なのです。

んで、普通は差出主はかかないんだけれど、返事いらないしさ。
それには“こやじヨリ”とか書いてあって。


もち、いいがかりなんだけど。
こやじは暗い子でしたが、そんな小さいことはしないので。放火の計画とか立ててマジで殺そうとしてたりちょっと危ない子だったけど。
まぁそれも小学生の話だから(笑)


んで。「こやじよりって書いてあんじゃねーかよ」
っつーことで、その場で軽く袋叩きに。。
太りすぎてたから、ホント女扱いされてなかったんだわ。
でも太ってるからあんま痛くなかったりして(笑)


そしてその後、


なぜかあらかじめ掘ってあった花壇(これもナツイべ!!)の穴に突き落とされ、いちよう出ようとしてみたんですけれど。

みんな押すし、太ってるから体重いし、だるくなっちゃって。

上から土かけられて胸くらいまで埋められた(笑笑)


手は出てるから頑張れば出れたんだけど、なんかもぉめんどくさくって。
しばらく埋まってたら1時間目はじまってから通りがかった先生が掘ってくれマシタ★





●便所たまご●
 こやじはデブでしたが、3年生の後半あたりから、給食を食べたことがなかった。
なんでかっていいますと。
こやじの学校では、給食の時間。
「給食当番(配膳係)」と「日直さん」がいました。

給食当番は、バイキングのように一列に鍋を並べ、お皿に持って生徒に渡します。
みんなが均等になるように、盛り付けます。
生徒は、並んで順番にお箸、ごはんのお皿、おかずのお皿、最後に牛乳を受け取りながら進みます。

小学生だから当然、計画性もなく。
絶対はじめの方に並んだ人のほうが、多く盛ってもらえます。
だから
みんな、早く並びたいのです。

でも、そおすると、揉み合いになります。

だから、班ごとに席に座って目をつぶって、大人しくしてた班から、
日直さんが
「3班さんどおぞ」
って言うことになってました。

懐かしくない??みんなはどぉだった??

でもさ、その目つぶるのが厄介で。
こやじ、いぢめられてたから。
目つぶってると、うしろから頭思いっきり叩かれたり。
横にかけといたカバン隠されたり。
ろくなことがないのです。

だから、ちらちら開けるじゃない。

てか、何より
叩かれたら
「おめぇ何すんだよ!!」
って振り返るでしょ??


で、
「こやじさん、目あけないでくださぁい」
って、最後だったんだよねぇ。いつも

だって、ずっと目つぶってたら、みんなかわるがわる叩いてきて、三度バックみたいになってたよ、
いつだったか。

先生もさぁ。
あの狭い教室にいて何故何も言わないんだか。

で、みんなが配り終わって
最後、まぁ並びます。

で、最後だから、
厚焼き玉子とか、シュウマイとか、人数分しかないものは、こやじで最後の一個よね。

で。
「いただきます」
って挨拶したら、
なんか皆こっち見てんだよねぇ。

「じろじろ見んなや」

とか言いつつ、それは
見る
って新しいいぢめデスカ?とか思いつつ
まぁ、食いますわ。

で、食って隣に
「何見てんのさ」
とか言うと目逸らされたりして。

まぁ、イライラしながら食ってたわ。
なんだよ、デブが物喰ってると面白いのかよ。とかおもいつつ。

で。
厚焼き玉子をかじった。
ら、なんかその瞬間、
男子が腹抱えて笑ってんだよね。

はぁ?
あたしなんかした??
って思ったら、
隣に座ってた女子が
「さっき、そのタマゴ焼き、男子がトイレで落としたのよ。。」
って、
どーゆーことだよ!?

なんで、タマゴ焼きが便器に落ちるんだよ!?

わざわざ持ってったのかよ。

当時、
安達祐美主演の「家なき子」が流行っておりました。
それで
「便所おにぎり」
ってのがありまして。。
トイレに落としたオニギリを、安達祐美が無理やり口に押し込まれる。。みたぃなのがあったんですけど。

ソレのマネですわ。

とりあえず、窓から吐きましたけどね。
死んじゃうから。
大腸菌でさ。

普通に、かなりデンジャーだったと思うんだけど。
その騒ぎのとき、先生も教室にいたけど。
何かかばってくれたとか、覚えはナイよ。
コレは大げさじゃなくて、マジです。


そんなことが何回か続き
それ以来、
給食は危ない
ということで、全く手をつけませんでした。

ホントは、残しちゃいけないんだけどさ。
先生も、さすがにソコはつっこまなかった。


ほいで、ある日転校生が来た。
当然、状況の知らない転校生は、あんなデブの女の子が給食を食べないことに驚きます。
みんなに聞きます。
そしたら、男子が言いました。
「あのコんち。貧乏だから給食費納めてないの、だから食べれないの」
って。
そんなことないですよ、塾通ってたぐらぃですから。
払ってましたよ、きっと。
あーでも、うちの親変わってるからなぁ。。
いや、でも払ってたと思う。


で、そこは一応
「払ってるつーの」
と言い返しましたが。
なんかクラス中が、
「びんぼー、び・ん・ぼ」とはじまり。。
「だって、先生が言ってた」
とか言いだし。
「え?」
と先生に助けを求めて視線を送りましたが
聞こえないフリをされましたけど。
先生、どーゆーことですか???

先生が、答えないことによって、
マジで払ってなさそうに信憑性がワクじゃないですか。
「やべ、きまずい。。」
みたぃな。

本当に、自分でも払ってないんじゃないか?
って思ったし。

なんか、そこから給食も盛ってもらえなくなった。
どうせ食べないからいいけどさ。





●誰も、助けてくれない●
 いぢめは、どんどんエスカレートしていったけれど。
先生は、見て見ぬふりだった。
毎日アザを作って泣きながら帰ってくるこやじに、とくにうちのママも何もしてくれなかった。

うちのママとしては、
「中学受験の内申書に いぢめられてました とか書かれたら厄介だから。先生に文句でも言いにいって、嫌われたらよくない。
いぢめは、なかったことにしとかねば」
っつー話でした。
まぁ、そりゃそーだ、塾だの色々金かかってますから。

よく。
「そんなんで、中学受からなかったらバカバカしいでしょ。いーのいーの。黙ってれば」
と言われましたが。
ソレもヒドイよな??
せめて、愚痴聞けよな。。

結局、いぢめのことは隠したい親と先生の間で、
まぁ、いぢめられてんのは私の事情ですし
そんな生活が2年くらぃ続きました。

小学生なんて、
学校の友達と、親
ぐらぃしか知り合いいないじゃない。

学校友達いないし、親に愚痴っても
「そんなんに邪魔されてたら馬鹿らしぃでしょ、勉強しなさい勉強」
ってな具合で。。
この世に誰も見方がオリマセンデシタ。

学校行っていぢめられて、
いつも帰りに泣きながら帰ってきたけど、ママに「みっともないから泣いて帰ってきちゃだめよ」と言われたので下向いて帰ってた。
んで、帰ったら勉強しなきゃいけないし。
テレビ見ると怒られるし。
ストレスで、マジで気狂うかと思った。
だから、喰った。
ひたすら喰った。
喰えば、喰ってる間は何もかも忘れられるからさ。

この辺から、少しずつ、人格が変わってきたように思う。




●こやじ、Mに目覚める●
 人間って、こわいもので、
どうしようもない環境にあると、何故か順応していってしまうんです。
毎日、蹴られたり叩かれりしているうちに。
どうでも良くなってきたりして。
なんか、痛いことに軽く快感を感じてきたりする。

 こやじは、これを未だに軽く引きずっているけれど。
小さい時に虐待を受けていた子供とかは、そーゆーことはナイんだろうか??





●強くなった、きっかけ●
 前から、こやじはこんな強い子だったわけじゃなかった。
2年生までは、かなり大人しい物静かな子だった。

が、大人しいから、男子に叩かれすぎた。

叩かれれば、すぐ泣いてた。

学校からの帰り道、男子2・3人に軽く袋にされてた。
泣いてても、先生は来ないし
よくよく考えれば、なんで叩かれてるのか意味わからんし。

ということで、
コレは、やり返してもいいんじゃないかと思い。

ガンガン石を投げ返すようになった。
雪合戦なみの勢いで、じゃんじゃん投げた。

それ以来、いつも石をポケットいっぱぃに装備して帰ることにした。(といっても、小石ですよ。子供ながらに、殺したらまずいよねと思ってたし)
そんなあたりから、徐々に人格が変わってきたような気がする(笑)


投げれば、当然返ってきます。
最初は、ほよよん と投げてというか、落としてたんですけど。
だんだん、男子もエスカレートしてくるので、
こっちも思いっきり振り被って投げるようになり。
そのうち、何もされなくても
近寄ってきたら投げるので
いつのまにか、帰りにこやじに近寄ってくるやつはいなくなった。


けど、こやじの悩みがあった。
室内だと、石を投げると後で拾っておかないと先生に怒られる。
室内で、身を守る方法がなかった。
とくに、授業中に後ろから飛んできた紙くずに対して、誰が投げてきたか知らないので投げ返すわけにもいかず、困った。

ということで、
こやじは学校の前にあった文具屋さんで、
カッターを買った。
とりあえず、近寄ってきたら、カッターを向けることにした。
でも、自分でもあまりにも怨みが溜まってて、間違って刺してしまう気もしたので、
木工用だと死ぬだろうと思ったから、普通の100円カッターにしておいた。(笑)


それでも先生に「カッターを持ってくるのはヤメなさい」とも言われたことはなかった。
それも不思議。

以来、近寄ってきた男子にはカッターを振り回して回避。
とりあえず、肉体的ないぢめはこれでクリア。

今思えば、ちょっと頭がイってたわ。
自分の部屋には「東條ころす」「だいぞうコロス」って、紙に書いて隙間がナイくらい貼ってたし。
そんな中で受験勉強してたんだけど。


そんなこと、書く子じゃなかったんですよ。
1年前までは。
誰も、助けてくれないなら、
なんとかせねばと試行錯誤のうち、こうなったんですわ。





●こやじは、いぢめっ子ですか??●
 そのうち、こやじに近寄れないので精神的ないぢめが始まった。
といっても、
上履きが無くなるとか、イスに画鋲が置いてあるとか、上履きにバッタの死骸が入ってたとか、
そんなレベルは1年前に終わってますんで。
こやじはいつも上履き持ち帰って持参してましたしね。

 その日は、確か6時間目の最後の授業が図書でした。
図書館に皆で行って、本を読む授業です。
なにげに、この授業は好きだった。
こやじ、友達いないから。体育とか困るんだよね。
算数とかは、こやじ塾通ってたから簡単過ぎて暇だし。

 一冊読み終わって、新しい本を取りに行ったら、なんだったか
当時クラスではブリッコで可愛いとされていた女子に
「でぶ」
とか何か言われたんだよね。
なんか、ついでに叩かれた気も。。する。
で、当時から
同時に4人に悪口言われても全部交わせるだけの話術がいつのまにか身についていたので(負けず嫌いなの)
言い返したよね。
「でぶ」
って、ホントのことだから仕方ない気もするけど。

そしたら、アタシに言い負かされて
ふん
とどっか行っちゃったけど。

本選んで戻ったら。
先生の周りに男子と女子が群がってるんだよね。
そしたら、先生が来いっていうから、行ったらさぁ。
そのブリッコの●美ちゃんが泣いてるから謝れっつーのよ。

いやぁ、、謝りませんよ。こやじは。

だって、泣いてるの、水道で目濡らしてきただけなんだもん。

けど、なんかいつのまにか強い子キャラのこやじ。
●美ちゃんは、こやじみたぃに強くないんだから、泣いちゃったじゃないか。謝れ。

え、こやじ、いぢめっ子ですか??

いや、泣いて済むなら、泣くのでいぢめないでくれませんかね。。。


結局そこで、なぜか多数決になり
「こやじが悪いと思うひと~」
で、全員手を挙げましたので。
謝ることに。。。

先生、ほんとは解ってたでしょ。確信犯でしょ。
さすがに、こやじも悔しくて泣きました。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
けど、6時間目だったので、
そこで粘ると帰りの会が遅くなり、塾に遅れる&早く帰って昼飯喰いたい、喰って忘れたい ため、泣き寝入り。



こんな、イタイ話ばかりだけれど。
最近更に上を行くヤツと知り合った。
彼は、なんとトイレで用を足そうと座ったら。便器が割れたらしぃ。





うけるネタはまだまだたくさんあるのでまた書きます。










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